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東北サイバーセキュリティシンポジウム2026 開催プログラム

公開日:2026年8月27日

最終更新日:2026年10月23日

独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター

開催情報

開催概要

【プログラムの特色】
本シンポジウムは、東北地域の経営層をはじめとする幅広い関係者を対象に、DXやAI活用による競争力強化に役立つ情報に加え、それに伴う新たなセキュリティリスクへの理解を深め、具体的な対策への第一歩を踏み出す場です。主に経営層向けとしてセキュリティ投資の意義やインシデント発生時の事業継続等をテーマとした「マネジメント」に関する講演を行うとともに、企業の参考事例やネットワーキングの場を提供します。また、主に実務担当者向けに、OT(制御システム)やAI活用の技術的な側面からセキュリティ課題や対応策を考える「エンジニアリング」に関する講演を行い、経営判断と現場実装をつなぐ知見を提供します。インシデント発生時を想定した「机上演習」も実施し、実践的な知見も共有します。

開催日時

2026年11月25日(水曜日)・11月26日(木曜日)2日間

申込方法・期間

(申し込みフォームは外部サービス「WEBCAS」を利用しています)

定員

300名

開催場所・開催方法

2026年11月25日(水曜日)1日目:マネジメントDay

  • 13時-13時10分

    開会/来賓挨拶

  • 13時10分-13時40分

    基調講演1

    経済産業省又はIPA

  • 13時40分-14時20分

    基調講演2

    DX時代のビジネスレジリエンス

    デジタルトランスフォーメーション(DX)は、今や企業の持続的成長に不可欠な経営基盤となりました。しかし、DXによるデータやシステムの集中化は、メリットを生み出すと同時にサイバーリスクの劇的な増大を招いています。
    本講演では、企業のDXを推進するリーダーや経営層の皆様に向けて、DXが内包する構造的なリスクを紐解き、事業継続を担保するための実践的なセキュリティ戦略についてお話しします。

    淵上 真一 氏

    NEC Corporate Executive CISO兼 NECセキュリティ株式会社 取締役(総務省最高情報セキュリティアドバイザー)

  • 14時30分-15時10分

    基調講演3

    人財育成の次の一手 — 地域で活かす仕組みをつくる

    セキュリティ人財は本当に足りないのでしょうか。東北の大学・高専は毎年多くの情報セキュリティ人財を送り出していますが、その多くは東京をはじめとする県外へ移っています。足りないのは人ではなく、その人たちを必要とする仕事のほうかもしれません。育成の量ではなく、地域の中でセキュリティを仕事・役割として位置づけ、採用し、活用する構造が十分に育っていないこと。さらに言えば、すでにいる社員のセキュリティスキルを上げようという経営判断が働きにくいこと。課題はむしろ、受け入れる側にあるのではないでしょうか。

    本講演では、九州大学での人財育成の取り組みと、enPiT-Pro Securityにおける7大学連携のリカレント教育ProSecコース、東北大学と九大を含む大学連携で得られた経験をもとに、育成のその先にある「活かす仕組み」について一緒に考えていきたいと思います。
    実際のインシデントの多くは、高度な攻撃よりも日々の保守や監視の不足から生じています。全員が高度な専門家になる必要はありません。対応が必要な事態に気づき、社外の専門家へ確実につなぐ力を組織として備えること。そのうえで、その役割を社内で育てるのか、外部と継続的な委託契約を結ぶのか、経営として決めること。地域企業と大学がそれぞれ何をすべきかを整理し、後続のパネルディスカッションにつなげたいと思います。

    小出 洋 氏

    九州大学情報基盤研究開発センター 情報システムセキュリティ研究部門 教授

  • 15時40分-16時20分

    講演

    災害支援から学ぶ「真に役立つIT」とは -- IT DART 10年の実践とフルスタックデザインの現場

    情報支援レスキュー隊 (IT DART) は、東日本大震災を契機に設立され、10年以上にわたり被災地の支援団体に向けた情報支援を継続してきました。
    情報システムは「レジリエンスの対象」として語られがちですが、本来は「社会のレジリエンスを支えるツール」です。しかし災害支援の現場での活用は一筋縄では行かず、善意で持ち込まれた技術が「ITの押し売り」になってしまうケースも珍しくありません。

    本セッションでは、これまでの活動で見えてきた「本当に求められる情報支援」の姿を、具体例とともに紹介します。極限状態の現場で「使えるシステム」を組む災害支援のアプローチは、本質的なフルスタックデザインを学ぶ絶好の機会です。災害時の課題解決から、平常時のITマネジメントや開発にも通じる「真に使われるIT」の共通項を考察します。

    佐藤 大 氏

    情報支援レスキュー隊 (IT DART) 代表理事/東北医科薬科大学 医学部 講師

  • 16時30分-17時10分

    パネルディスカッション1

    セキュリティを経営にどう取り込むか — 中小企業の実践から考える —

    サイバーセキュリティへの取組を、経営の中にどのように位置づけ、実践していけばよいのでしょうか。
    本パネルでは、中小企業経営者が、セキュリティに取り組んだきっかけや経営判断、実践の過程、そこで生まれた人や組織の変化を実体験から紹介します。

    溝上 泰興 氏

    株式会社ミズ 代表取締役

    小口 幸士 氏

    創ネット株式会社 代表取締役社長

    高松 宣明 氏

    株式会社吉田システム 常務取締役

    関原 優 氏

    ファシリテーター

    三井物産セキュアディレクション株式会社 執行役員 CGO(Chief Growth Officer)

  • 17時20分-18時20分

    パネルディスカッション2

    セキュリティを支える人財をどう育て、活かすか

    セキュリティ人財を育成するだけでなく、育った人財を企業の中でどのように活かしていくか。また、専門人財の採用だけでなく、既に企業で働く人財にどのようなセキュリティ能力が必要なのでしょうか。
    本パネルでは、大学における人財育成や大学間連携、リカレント教育、企業における人財育成・活用など、それぞれの経験を持つ登壇者が、人財の育成と企業での役割・活躍をどのようにつないでいくかを議論します。
    あわせて、すべての企業が高度な専門人財を抱えることを前提とせず、企業として備えるべき能力や、外部の専門家との役割分担についても考えます。

    小出 洋 氏

    九州大学情報基盤研究開発センター 情報システムセキュリティ研究部門 教授

    角田 裕 氏

    東北工業大学 教授

    淵上 真一 氏

    NEC Corporate Executive CISO兼 NECセキュリティ株式会社 取締役(総務省最高情報セキュリティアドバイザー)

    関原 優 氏

    ファシリテーター

    三井物産セキュアディレクション株式会社 執行役員 CGO(Chief Growth Officer)

  • 19時-21時

    ナイトセッション1

    サイバー攻撃に対する危機管理やサプライチェーンリスク管理

    サイバー攻撃被害による事業停止や情報漏洩が頻発するなど、サイバー攻撃は事業継続・企業のレピュテーションに深刻な影響を及ぼす重要な経営課題の一つです。
    また、委託先等に対するサイバー攻撃が自社に影響する事例も散見されることから、被害を最小限に抑えるためには、自社における対策はもちろんのこと、サプライチェーン全体で対策に取り組む必要があります。

    本セッションでは、最新の脅威動向とサイバー侵害発生時に危機管理の観点で留意すべき事項、およびサプライチェーンリスクの対応事例に関する登壇者の知見を共有するとともに、聴講者を交えた意見交換を通じて、課題解決のためにどのように取り組むべきかを議論します。

    杉山 一郎 氏

    EY Japan Forensics & Control フォレンジック・テクノロジーリーダー/サイバー・アシュアランスリーダー

    寺澤 知昭 氏

    トヨタ自動車株式会社 情報セキュリティ・トラスト部長

    渡辺 慎太郎 氏

    JCOM株式会社 情報セキュリティ本部 副本部長

    五十嵐 良一 氏

    ファシリテーター

    仙台CTF推進プロジェクト 副代表

    ナイトセッション2

    フィジカルAIとセキュリティ

    AIがデジタルの世界を飛び出し、ロボットやさまざまな機械を通じて、現実世界で活躍する時代が近づいています。こうした「フィジカルAI」の進化によって、私たちの暮らしや仕事はどのように変わっていくのでしょうか。また、AIが現実世界で動くようになることで、セキュリティにはどのような課題が生まれるのでしょうか。

    本セッションでは、フィジカルAIがもたらす可能性と、それに伴うセキュリティの課題について、さまざまな視点から考えていきます。技術的な話題だけでなく、身近な疑問や未来の姿にも触れながら、皆さんと一緒に考える時間にできればと思います。

    服部 祐一 氏

    NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA) 調査研究部会 AIセキュリティWGリーダー(株式会社セキュアサイクル)

    井上 創造 氏

    九州工業大学

    西田 健 氏

    北九州市立大学

    砂金 善弘 氏

    ファシリテーター

    仙台CTF推進プロジェクト 副代表

    ナイトセッション3

    成長を実現する人づくり 地域の中小企業・人材育成

    人が育ち、挑戦・活躍することは、企業の成長、そして地域の成長にどのようにつながっていくのでしょうか。

    本セッションでは、セキュリティに限定せず、DX・IT、教育、企業経営、地方創生、地域コミュニティなど幅広い視点から、人が育ち、活躍できる仕事・企業・地域のあり方を考えます。
    東北・九州それぞれで企業経営、人財育成、教育、地域活動に携わる登壇者の経験をもとに、聴講者とも意見を交えながら、人の成長を企業の成長、さらに地域の成長へとつなげるために何が必要かを議論します。

    遠藤 好朗 氏

    株式会社ハイテックシステム 本部長

    溝上 泰興 氏

    株式会社ミズ 代表取締役

    小口 幸士 氏

    創ネット株式会社 代表取締役社長

    晋山 孝善 氏

    ジェットインターネット株式会社 代表取締役

    関原 優 氏

    ファシリテーター

    三井物産セキュアディレクション株式会社 執行役員 CGO(Chief Growth Officer)

    ナイトセッション4

    OTセキュリティの夜明け:OT SOCの現在と未来

    製造設備や重要インフラを取り巻くサイバーリスクが高まる中、OT環境を継続的に可視化・監視し、異常の検知から対応につなげる仕組みとして、OT SOCへの関心が高まっています。
    一方で、OT SOCをどのように構築・運用すべきか、IT SOCと何が異なるのか、検知した事象に誰がどう対応するのかなど、検討すべき論点は少なくありません。

    本セッションではOT SOCの有識者が、それぞれの視点からOT SOCを取り巻く課題や考え方を掘り下げます。
    すでにOT SOCに取り組んでいる企業から、これからOT SOCを構築したい企業まで、それぞれが抱える課題の解決や次の一歩につながる示唆を提供します。

    小川 暖介 氏

    三菱重工業株式会社 デジタルイノベーション本部 DI戦略企画部 主席部員

    木村 有佑 氏

    三菱電機株式会社 OTセキュリティ事業推進部

    高橋 勝 氏

    製造業 ITセキュリティ担当者

    目黒 有輝 氏

    ファシリテーター

    株式会社トインクス エキスパート

2026年11月26日(木曜日)2日目:エンジニアリングDay

  • 9時-9時20分

    講演1

    サプライチェーンリスク

    • 経済産業省(調整中)
  • 9時20分-10時

    講演2

    東北電カグループにおけるDX戦略の具体施策と今後の展開 - "デジタル活用"から"全社DX戦略"へ。3年間の軌跡と成功の要諦

    東北電力は経営理念「地域社会との共栄」とグループスローガン「より、そう、ちから。」のもと、電気・エネルギーを中心とした事業展開を通じ社会を支える使命を果たすべく、2030年代のありたい姿からバックキャストする形で2024年「よりそうnext+PLUS」を掲げました。事業単位を5領域・11事業区分に分け成長を追求する中、経営ビジョン実現の強力なドライバーに「DX推進」を位置づけています。
    3年前、たった4人で始めた「デジタル活用」の取り組みが、2025年には全社一体のDX/IT戦略へと進化。
    これまでの軌跡から、日々、変革へ挑み続けている現在の取り組みまでを具体的事例を交えて解説します。

    大友 洋一 氏

    東北電力 執行役員 DX推進部長

  • 10時10分-10時50分

    講演3

    AIとセキュリティ - 脅威モデリングで捉えるAI活用の新たなリスク

    生成AIの業務利用は、社内チャットボットからRAGによる文書検索、さらに自律的に外部システムを操作するAIエージェントへと広がり、プロンプトインジェクションやハルシネーションなど、従来の延長線上では捉えきれないリスクが顕在化しています。また、AIを活用したシステムであっても、認証やアクセス制御の不備といった従来のシステムと同じ脅威にさらされることに変わりはありません。本講演では、AIに関する脅威を説明するとともに、こうしたリスクを洗い出す手法の一つとして「脅威モデリング」の考え方を解説します。

    服部 祐一 氏

    NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA) 調査研究部会 AIセキュリティWGリーダー (株式会社セキュアサイクル)

  • 11時20分-12時20分

    パネルディスカッション

    なぜ今、OTセキュリティなのか —事業継続の視点から—

    世界では、製造設備や重要インフラなどのOTシステムを狙ったサイバー攻撃が継続して発生しており、サイバーリスクは事業継続(レジリエンス)、安全、品質、サプライチェーンにも影響を及ぼす経営課題となっている。本パネルでは、日本の製造業や重要インフラが直面するリスクを整理する。その上で、半導体・モビリティ分野をはじめとする製造業が、経済安全保障、エネルギー安全保障、サプライチェーンの強靱化という観点からOTセキュリティにどのように取り組むべきかを議論する。あわせて、脅威インテリジェンスを経営判断やインシデント対応に活用することの重要性や、フィジカルAIの活用が進むことで、設備の安全性、制御の信頼性、サイバーセキュリティにどのような変化が生じるのかについても展望する。

    Dragos 経営層

    Dragos

    ビデオメッセージ

    長谷川 弘幸 氏

    中部電力株式会社 デジタル変革推進部 IT・セキュリティ統括部 エキスパートセキュリティセンター所長 CHUDEN-CSIRT,CISO補佐

    高橋 信 氏

    技術研究組合制御システムセキュリティセンター(CSSC) 理事長(東北大学教授)

    目黒 有輝 氏

    株式会社トインクス エキスパート

    佐々木 弘志 氏

    ファシリテーター

    フォーティネットジャパン合同会社OTビジネス開発部 部長 名古屋工業大学 産学官金連携機構 ものづくりDX研究所 客員教授

  • 12時20分-12時30分

    閉会挨拶

    • 副実行委員長(予定)

2026年11月25日(水曜日)併催イベント

  • 9時-12時30分

    机上演習

    中小企業の経営層を対象に、ITおよびOTの境界をまたぐサイバーインシデントを題材とし、「組織としてどのように判断し、どのように連携するか」について体験的に学びます。

  1. (注釈)
    各プログラムは予告なく変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。

お問い合わせ先

ご参加に関するお問い合わせ先

東北サイバーセキュリティシンポジウム2026運営事務局(株式会社アカンパニーテクノロジーズ内)
(10時~18時 土日祝日除く)

  • E-mail

    px-isec-tohokusympo-infoアットマークipa.go.jp

  • TEL

    050-5893-6983

事業全体に関するお問い合わせ先

IPA セキュリティセンター 普及啓発・振興部 普及啓発グループ
東北サイバーセキュリティシンポジウム担当

  • E-mail

    isec-tohokusympo2026アットマークipa.go.jp

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更新履歴

  • 2026年10月23日

    開催プログラムを更新

  • 2026年10月13日

    お問い合わせ先を追加

  • 2026年8月27日

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