情報セキュリティ

情報漏えい対策ツール FAQ

最終更新日:2025年1月21日

【ご利用上のご注意】2025年1月21日
「情報漏えい対策ツール」のサービス終了について
2025年9月末日をもって、「情報漏えい対策ツール」の配布およびサポートを終了いたします。
詳細はFAQのQ19以降をご参照願います。

【ご利用上のご注意】2022年2月3日
Microsoft Windows 11での動作について
情報漏えい対策ツールは、Microsoft Windows 11において、一部の機能が正常に動作しないことが確認されました。
本ツールをMicrosoft Windows 11でご利用にならないようお願いいたします。

  1. Q1このソフトウェアは何のためのソフトウェアですか?

    A1

    ファイル共有ソフトによる情報漏えいを予防するためのソフトウェアです。ユーザーが意図しないファイル共有ソフトの起動を阻止することができます。また、ファイル共有ソフトがインストールされているか調べてレポートとして出力することもできます。

  2. Q2なぜIPAがこのソフトウェアを配布するのですか?

    A2

    ファイル共有ソフトによる情報漏えいの懸念が無くならない現状に対応するためです。

  3. Q3このソフトウェアはファイル共有ソフトの使用を助長することになりませんか?

    A3

    そのような意図はなく、あくまで本人が意図しないファイル共有ソフトのインストールや実行を防ぐために活用されることを想定しています。

  4. Q4対応しているファイル共有ソフトとバージョンは何ですか?

    A4

    Winny 2.0b7.1、Winnyp 2.0b7.28、Share 1.0 EX2です。

  5. Q5未対応のファイル共有ソフトに対応する予定はありますか?

    A5

    予定はありません。

  6. Q6このソフトウェアはウイルス対策ソフトウェアですか?

    A6

    いいえ、違います。

  7. Q7このソフトウェアをインストールすればウイルス対策ソフトウェアはインストールする必要はありませんか?

    A7

    いいえ、必要です。

  8. Q8すでに暴露ウイルスに感染している場合でもこのソフトウェアで対応できますか?

    A8

    はい、できます。

  9. Q9未知の暴露ウイルスに対応できますか?

    A9

    はい、できます。

  10. Q10ファイル共有ソフトを使用しないでファイルをアップロードする暴露ウイルスによる被害を防げますか?

    A10

    いいえ、防げません。

  11. Q11ソフトウェアは無料で利用できますか?

    A11

    はい、無料です。

  12. Q12ソースコードは公開されていますか?

    A12

    下記のように、圧縮ファイル管理モジュールのソースコードのみ公開しています。
    本ソフトウェアには、LGPLで公開されている「7-zip」をベースとして開発した「ArchiveManager.dll」モジュールを組み込んでいます。 よって、「ArchiveManager.dll」 のソースコード一式を、LGPLライセンスの下に、公開します。

  13. Q13日本語以外の言語に対応をしていますか?

    A13

    いいえ、対応していません。

  14. Q14使用しているパソコンが32ビットOSか64ビットOSか調べる方法はありますか?

    A14

    [コントロールパネル]を開き、[システムとセキュリティ](Windows Vistaの場合は[システムとメンテナンス])-「システム」とクリックをして表示される画面(図1)から、「システムの種類」の情報を確認します。

    • 図1 コンピュータの基本的な情報の表示

    なお、上図の画面は「Windowsキー + Pauseキー」で表示することもできます。

  15. Q15インストール途中に「指定されたデバイスまたはファイルを開けません。」という画面(図2)が表示され、インストールが中断しましたがどうすれば良いですか?

    • 図2 エラーメッセージ
    A15

    ファイルまたはフォルダの暗号化が関係している可能性があります。 具体的には、

    • ILMTool.zipを置いているフォルダ全体が暗号化されている
    • ILMTool.msi自体が暗号化されている

    といったことが考えられます。ファイル解凍時には非暗号化フォルダを出力先に指定して解凍するか、インストール実施前に暗号化を解除した上で、再度インストールを実施してください。

  16. Q16インストール途中に「ロールバック中」という画面(図3)が表示、その後「インストールウイザードが中断されました」(図4)という画面が表示されてインストールが中断しましたどうすれば良いですか?

    • 図3 ロールバック中
    • 図4 インストール中断
    A16

    何らかの原因でインストール処理が中断したことが原因です。 例えばインストール実行者が途中でインストールを取りやめた時に発生しますが、それ以外に考えられる原因は

    • ハードディスク残容量の不足。
    • インストーラーへのアクセスが突然不可能となった。(インストーラーを入れていたUSBメモリが外れた、等)

    といったことが考えられます。まずはインストール先の残容量が十分であることを確認してください。また、パソコンがハードディスク残容量以外の動作要件を満たしているかを、合わせて確認してください。

  17. Q17アンインストールしたい場合はどうすれば良いですか?

    A17

    [コントロールパネル]-[プログラム]-[プログラムのアンインストール](図5)とクリックして表示されるプログラムの一覧(図6)から「情報漏えい対策ツール」を右クリックして、[アンインストール]を選択します。

    • 図5 コントロールパネルの画面(Windows 8.1の例)
    • 図6 プログラムのアンインストールの画面(Windows 8.1の例)

    アンインストールの完了にはパソコンの再起動が必要になります。

  18. Q18検査レポートはパソコン内のどのフォルダに作成されますか?

    A18

    検査レポートは、下記のフォルダにHTMLファイルとして作成されますので、任意のWebブラウザにより表示することが可能です。

    • 検査レポートの作成フォルダ
      • C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\IPA\ILMTool\Report
    • ファイルの形式
      • report_年月日_時分秒.html
  1. Q19情報漏えい対策ツールの配布、および問い合わせ受付を停止する理由を教えてください。

    A19

    ファイル共有ソフトによる情報漏えい事故は減少しており、ファイル共有ソフト単体でのセキュリティ対策の必要性が薄れていると考えるためです。

  2. Q20IPAから後継ツールはでるのでしょうか。

    A20

    IPAから後継ツールのリリース予定はありません。

  3. Q21今後、ファイル共有ソフトによる情報漏えい対策をどのようにすればいいでしょうか。

    A21

    今後においては、ファイル共有ソフトのリスクのみならず、様々な情報漏えいやセキュリティリスクに対応するために、総合的なサービス等をご検討ください。
    ファイル共有ソフトに関しては、一般的には「システム運用管理・IT資産管理ツール」等を利用して、ソフトのインストールや起動を監視・制限する等の対策を実施することが考えられます。
    各企業における以下のサービスリストをご参考にされてください。

    ■情報セキュリティサービス基準適合サービスリスト

    サービス分野:セキュリティ監視・運用サービス

    ■JNSAソリューションガイド

    詳細については、各サービス提供企業にご確認ください。

  4. Q222025年10月以降も情報漏えい対策ツールを使用することは問題ないでしょうか。

    A22

    Windows 11以降では正常動作しないため、ご使用にならないようお願いします。
    なお、Windows 10はマイクロソフト社より、2025年10月14日をもってサポート終了と案内されております。
    サポート終了後のWindows 10のご使用は推奨しません。