情報セキュリティ

攻撃情報の調査・分析事業

最終更新日:2021年8月6日

【「シン・テレワークシステム」を無償開放】
シンクライアント型VPNテレワークサービスの実証実験システムである「シン・テレワークシステム」を、NTT東日本とIPAの共同で緊急構築しました。本年10月31日までの実証実験としておりましたが、9月時点で約7万人超の方々にご利用頂き、また国の「新型コロナウイルス感染症専門家会議」の提言を受け、当面の間、延長します。詳細は下記サイトよりご確認下さい。

事業内容

産業サイバーセキュリティセンターサイバー技術研究室では、最新のサイバー攻撃情報の収集(例えば、おとりシステムの観察や民間専門機関が持つ攻撃情報を集積)や、新たな攻撃手法等を調査分析を行い、人材育成事業やシステムの検証事業に活用しています。

1.サイバー攻撃情報の調査・分析

  • 従来のハニーポットの課題を解決する実装の開発を行い、公知のインターネット定点観測より精度の高いサイバー攻撃情報の収集
  • 広大なIPアドレス空間および多地点において収集するサイバー攻撃情報による攻撃者の分類等

上記などについて、必要に応じて情報を公開することで我が国のサイバーセキュリティ向上の一助とする。

2.セキュリティの向上に資するOSS開発

サイバーセキュリティの向上に資するソフトウェア、サイバー空間を基底するソフトウェアの開発を行い、今後の我が国のセキュリティ投資やソフトウェア開発の高度化の一助とする(情報処理促進に関する法律第43条1項に該当する事業)。

3.サイバー技術者間のコミュニティ創出

  • 産業サイバーセキュリティセンターサイバー技術研究室以外では実現困難なサイバー攻撃の模擬的な実施
  • 観測できるサイバー空間を模したネットワークインフラをサイバー技術者が活用

上により、新たなサイバー攻撃手法、未知の脆弱性情報の発見などが実現できる。
また、国家的かつ緊急なセキュリティ問題に即応できるサイバー技術者間コミュニティを創出をすることにより、我が国のサイバー政策立案における各方面からの支援および民間企業における事業立案の地下茎としての役割などの一助とする。

  • サイバー技術研究室と外部のコミュニティとの関係図

お問い合わせ先

独立行政法人情報処理推進機構
産業サイバーセキュリティセンター

(このメールアドレスに特定電子メール及びファイルを添付したメールを送信しないでください。)

更新履歴

  • 2021年8月6日

    IPAとNTT東日本による「シン・テレワークシステム」のHTML5版の開発と提供についてを公開しました

  • 2021年3月26日

    サイバー技術研究室室長 登大遊の「総務大臣奨励賞」の受賞について公開しました

  • 2020年10月14日

    IPAとJ-LISによる「シン・テレワークシステム」に関わる実証実験の覚書の締結についてを公開しました

  • 2020年9月15日

    「シン・テレワークシステム」の無償開放の期間を変更しました

  • 2020年4月22日

    「シン・テレワークシステム」のソフトウェアダウンロードURLの変更を受け、URLを訂正しました
    (旧) https://ntt-ipa-special.cyber.ipa.go.jp/
    (新) https://telework.cyber.ipa.go.jp/news

  • 2020年4月21日

    攻撃情報の調査・分析事業の詳細を公開しました