情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況[2025年第4四半期(10月~12月)]
公開日:2026年1月22日
独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター
お知らせ
本レポートでは、2025年10月1日から2025年12月31日までの間に情報セキュリティ安心相談窓口で対応した、個人からの「相談」の統計について紹介しています。
従来、個人および企業組織からのご相談を「情報セキュリティ安心相談窓口」にて対応しておりました。
2025年4月より個人からのご相談は「情報セキュリティ安心相談窓口」、企業組織からのご相談は新たに開設した「サイバーセキュリティ相談窓口」での対応となりました。
- 企業組織の相談状況レポートは以下よりご参照ください。
- サイバーセキュリティ相談窓口の相談状況[2025年第4四半期(10月~12月)]
目次
情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況
1.相談件数
1-1.相談件数の推移
今四半期の「情報セキュリティ安心相談窓口」における、相談対応件数は2,976件でした。前四半期から約4.5%増となっています。
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図1:相談件数の推移
相談件数の推移
- 2024年10月~12月:合計 2,739、 電話 2,069、 電子メール 322、 FAX・手紙 8、 SMS 94、チャットボット 238、
アウトリーチ 8
2025年1月~3月:合計 3,215、 電話 2,450、 電子メール 371、 FAX・手紙 9、 SMS 154、チャットボット 230、アウトリーチ 1
2025年4月~6月:合計 2,941、 電話 2,304、 電子メール 292、 FAX・手紙 1、 SMS 168、チャットボット 170、アウトリーチ 6
2025年7月~9月:合計 2,824、 電話 2,163、 電子メール 363、 FAX・手紙 8、 SMS 78、チャットボット 211、アウトリーチ 1
2025年10月~12月:合計 2,976、 電話 2,327、 電子メール 281、 FAX・手紙8、 SMS 142、チャットボット 218、アウトリーチ0
1-2.相談件数の前年対比推移
今四半期の相談対応件数は、前年同四半期比では約8.7%増となっており、ほぼ変わらない相談件数となっています。
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図2:相談件数の推移(前年同四半期比)
相談件数の推移(前年同四半期比)
- 第1四半期:2024年3,225、2025年3,215
第2四半期:2024年3,757、2025年2,491
第3四半期:2024年2,804、2025年2,824
第4四半期:2024年2,739、2025年2,976
2.主な手口別相談件数
今四半期の主な手口別相談件数は、相談件数の多い手口の順に「ウイルス検出の偽警告」789件(構成比26.5%)が最も多く、続いて「不正ログイン」346件(同11.6%)、「フィッシング」212件(同7.1%)、「暗号資産(仮想通貨)で金銭を要求する迷惑メール」56件(同1.9%)、「ワンクリック請求」13件(同0.4%)、でした。
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図3:手口別相談件数
手口別相談件数のテキスト情報は2-1~2-5にてご確認ください。
2-1.「ウイルス検出の偽警告」に関する相談
ウイルスを検出したという偽警告で不安を煽り、電話をかけさせてサポート契約に誘導する「ウイルス検出の偽警告(脚注1)」に関する相談は前四半期から約21.9%増の789件寄せられました。
2025年5月30日に警察庁より「日本人被害者にかかるサポート詐欺に関係する被疑者6人を検挙した。」との発表があり、一時的に相談件数が減少しましたが、その後また増加しています。
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図4:「ウイルス検出の偽警告」相談件数の推移
「ウイルス検出の偽警告」相談件数の推移
- 2024年10月~12月:相談件数 804
2025年1月~3月:相談件数 1,084
2025年4月~6月:相談件数 912
2025年7月~9月:相談件数 647
2025年10月~12月:相談件数 789
2-2.「不正ログイン」に関する相談
「不正ログイン(脚注2)」に関する相談が前四半期から約10.6%減の346件寄せられました。前四半期に引き続き、Facebook、Instagramなどに不正ログインされて、自分ではログインできなくなったという相談が多く寄せられており、増加傾向にあります。
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図5:「不正ログイン」相談件数の推移
「不正ログイン」相談件数の推移
- 2024年7月~9月:相談件数 164
2025年1月~3月:相談件数 261
2025年4月~6月:相談件数 267
2025年7月~9月:相談件数 387
2025年10月~12月:相談件数 346
2-3.「フィッシング」に関する相談
「フィッシング」に関する相談件数は、前四半期から約54.7%増の212件寄せられました。各種サービスや企業を騙ったメールから偽サイトにアクセスして、個人情報やクレジットカード情報などを入力したという相談が寄せられています。11月頃から国税庁を騙ったフィッシング手口の増加が確認されています。
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図6:「フィッシング」相談件数の推移
「フィッシング」相談件数の推移
- 2024年10月~12月:相談件数 175
2025年1月~3月:相談件数 135
2025年4月~6月:相談件数 126
2025年7月~9月:相談件数 137
2025年10月~12月:相談件数 212
2-4.「暗号資産(仮想通貨)で金銭を要求する迷惑メール」に関する相談
今四半期は「暗号資産(仮想通貨)で金銭を要求する迷惑メール(脚注3)」に関する相談が前四半期から約1.8%増の56件寄せられました。メールに書かれている嘘の恐喝内容に驚いて、その真偽についてのご相談が引き続き寄せられています。しかし、暗号資産で金銭を支払ってしまったという相談は確認していません。
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図7:「暗号資産(仮想通貨)で金銭を要求する迷惑メール」相談件数の推移
「暗号資産(仮想通貨)で金銭を要求する迷惑メール」相談件数の推移
- 2024年10月~12月:相談件数 52
2025年1月~3月:相談件数 118
2025年4月~6月:相談件数 38
2025年7月~9月:相談件数 57
2025年10月~12月:相談件数 56
2-5.「ワンクリック請求」に関する相談
今四半期は「ワンクリック請求(脚注4)」に関する相談が前四半期から85.7%減の13件寄せられました。ワンクリック詐欺の手口内容に変化はみられません。アダルトサイトを観ていたところ、突然会員登録が完了し、金銭を支払うように指示する画面がでてきたことに関して、支払の必要性についての相談が寄せられています。
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図8:「ワンクリック請求」相談件数の推移
「ワンクリック請求」相談件数の推移
- 2024年10月~12月:相談件数 21
2025年1月~3月:相談件数 15
2025年4月~6月:相談件数 14
2025年7月~9月:相談件数 7
2025年10月~12月:相談件数 13
3.相談事例
今四半期のうち情報セキュリティ安心相談窓口に寄せられた相談事例を紹介します。
相談事例:長期間利用していなかったSNSアカウントの乗っ取りにあった
相談内容
- 長年使っていないFacebookアカウントに勝手に投稿されていると友人から連絡があった。投稿内容の削除はできるが、パスワードの変更や相手側のメールアドレスを削除しようとしてもWhatsApp認証となっていて自分には認証コードが届かない。
- 10数年前に作って利用していなかったFacebookのアカウントが、友人から乗っ取られていると言われた。ログインしようとしても、ログインが出来ない。ヘルプセンターの手続きを実施したがアカウントを取り戻せないため、どうしたらいいか教えてほしい。
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図9:SNSアカウント乗っ取り事例の図
回答(対処)
- 認証コードの送り先を変更されているために届かないのだと考えられます。Facebookのヘルプセンターを確認いただき手続きを行ってください。フォロワーには、投稿内容やDMは無視するように注意喚起してください。
- アカウントが乗っ取られている状況をFacebookに報告して、アカウントの取戻しや凍結について対応を依頼してください。
- 相手に電話番号が伝わっている可能性があるので、今後、不審なSMS(ショートメッセージサービス)や不審な電話に注意する。
対策
- サービスのアカウントの不正ログイン対策は年々強化されているが、長期間利用していないと、多要素認証の設定をサービスの事業者から求められていても、それに気づかずに設定をしないままになっている等、セキュリティ対策が不十分なままであることがあり、不正ログインの被害に遭うリスクが高くなる。
- Facebook等アカウントの利用状況を確認し、長期間利用していない場合は、アカウントの削除を検討する。
- アカウントを復活できる期間を設けている場合があるので、多要素認証の設定等、サービスが提供している不正ログイン対策を行ってから削除の対応を行う。
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脚注1
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脚注2各種インターネットサービス(SNS、ショッピングサイト、クラウドサービス等)において、第三者にIDおよびパスワードを不正利用されたことに関する相談。
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脚注3
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脚注4
お問い合わせ先
IPAセキュリティセンター 情報セキュリティ安心相談窓口
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E-mail

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URL
更新履歴
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2026年1月22日
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