情報セキュリティ
公開日:2026年3月27日
独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター
近年、サプライチェーンを構成する中小企業がサイバー攻撃の標的となる事例が増加しています。サイバーインシデントの被害は、攻撃を受けた企業にとどまらず、取引先企業にまで影響が及ぶ場合もあり、攻撃の高度化は中小企業にとっても重大な経営上のリスクとなっています。
一方で、中小企業においては、リソースが限られていることに加えて、何から着手すべきか分からないことを要因として、セキュリティ対策が十分に進んでいない状況も見受けられます。
このような背景を踏まえ、本業務はASM(Attack Surface Management)(注釈1)ツールを活用してIT資産や脆弱性を客観的に把握することにより、リスク低減に向けた対策を促進すること、中小企業のセキュリティ意識向上を図ることを目的に実施しました。
本業務では、複数業界・複数規模の中小企業を対象に、ASM診断を実施するとともにアンケート調査およびヒアリング調査を行い、業種別の傾向等を分析しました。また、中小企業のシステムにおいて脆弱性が悪用された場合の被害を想定し、診断結果に基づく実際の対応状況を踏まえて、攻撃シナリオおよび実施すべき対策をまとめた事例集を作成しました。
ASM診断、アンケート調査およびヒアリング調査を実施して得られた結果をもとに、脆弱性事例(20事例)、被害事例(5事例)、取組事例(5事例)に分類、計30事例を収録。
中小企業が直面しやすい弱点、被害の影響、早期に取り組める対策を実例に基づきわかりやすく整理し、以下のようなさまざまな場面での活用を想定して構成。
IPA セキュリティセンター 普及啓発・振興部 普及啓発グループ

2026年3月27日
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