情報セキュリティ

「CLUSTERPRO X」および「EXPRESSCLUSTER X」におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性(JVN#59387134)

最終更新日:2025年11月7日

 注釈:最新情報は、JVN(JVN#59387134)をご覧ください。

概要

日本電気株式会社が提供する「CLUSTERPRO X」および「EXPRESSCLUSTER X」は、クラスタリングソフトウェアです。

「CLUSTERPRO X」および「EXPRESSCLUSTER X」には、OSコマンド・インジェクションの脆弱性が存在します。

攻撃者が当該製品に細工したネットワークパケットを送信した場合、認証無しで任意のOSコマンドを実行される可能性があります。

製品開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデート、または、ワークアラウンドを実施してください。

本脆弱性の深刻度

脆弱性の深刻度は共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいて定めている。

CVE-2025-11546

本脆弱性のCVSS v3深刻度

緊急

本脆弱性のCVSS v3基本値

9.8

対象

次の製品が対象です。

  • CLUSTERPRO X 4.0 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X 4.0 for Linux

  • CLUSTERPRO X 4.1 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X 4.1 for Linux

  • CLUSTERPRO X 4.2 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X 4.2 for Linux

  • CLUSTERPRO X 4.3 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X 4.3 for Linux

  • CLUSTERPRO X 5.0 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X 5.0 for Linux

  • CLUSTERPRO X 5.1 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X 5.1 for Linux

  • CLUSTERPRO X 5.2 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X 5.2 for Linux

  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 4.0 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 4.0 for Linux

  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 4.1 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 4.1 for Linux

  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 4.2 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 4.2 for Linux

  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 4.3 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 4.3 for Linux

  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 5.0 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 5.0 for Linux

  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 5.1 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 5.1 for Linux

  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 5.2 for Linux

  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 5.2 for Linux

対策

アップデートする

製品開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ワークアラウンドを実施する

製品開発者によると、次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を回避できるとの事です

  • Firewall を有効にし、不要な通信を遮断する
  • 次のポートについて、クラスタに所属するホストのみに接続要求の受付を許可する
    • データ転送(既定値: 29002)

詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。

参考情報

  • 「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップ」について
    この脆弱性情報は、IPA が届出を受け、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。詳細は、下記の URL を参照ください。

お問い合わせ先

IPA セキュリティセンター

  • E-mail

    vuln-inqアットマークipa.go.jp

注釈:個別製品の脆弱性情報の詳細につきましては、製品開発者にお問い合わせください。

更新履歴

  • 2025年11月7日

    掲載