情報セキュリティ

Fortinet 製 FortiOS の脆弱性対策について(CVE-2024-55591)

公開日:2025年1月15日

最終更新日:2025年1月15日

注釈:追記すべき情報がある場合には、その都度このページを更新する予定です。

概要

Fortinet社より、FortiOSに関する脆弱性が公表されました。

このFortiOSにおいて、認証を回避される脆弱性(CVE-2024-55591)が確認されています。

本脆弱性を悪用された場合、認証されていない遠隔の第三者によって、管理者権限を取得される可能性があります。

製品開発者は、本脆弱性を悪用する攻撃を確認していると公表しています。
今後被害が拡大するおそれがあるため、製品開発者が公表している手順に従い、バージョンアップしてください。

影響を受けるシステム

  • FortiOS 7.0.0 から 7.0.16
  • FortiProxy 7.2.0 から 7.2.12
  • FortiProxy 7.0.0 から 7.0.19

対策

1.脆弱性の解消 - 修正プログラムの適用

製品開発者が提供する情報をもとに、バージョンアップしてください。製品開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。

  • FortiOS 7.0.17 およびそれ以降
  • FortiProxy 7.2.13 およびそれ以降
  • FortiProxy 7.0.20 およびそれ以降

対応状況の詳細につきましては、関連リンクのベンダページをご確認ください。

2.脆弱性の暫定的な回避策

製品開発者によると、次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減できるとの事です。

  • HTTP/HTTPS 管理インターフェースを無効化する
  • 管理インターフェースにアクセス出来るIPアドレスを制限する

お問い合わせ先

本件に関するお問い合わせ先

IPA セキュリティセンター

  • E-mail

    vuln-inqアットマークipa.go.jp

注釈:個別のシステムおよび環境に関するご質問を頂いても回答ができない場合があります。詳しくは製品ベンダなどにお問合せください。

更新履歴

  • 2025年1月15日

    掲載