情報セキュリティ
2024年度のコンクールは、「サイバーセキュリティ対策9か条」をテーマとした作品を募集します。
詳しい解説は「インターネットの安全・安心ハンドブック」に書かれていますので、是非目を通した上で作品を制作してください。
スマートフォンやPCでインターネットを利活用する誰もが最低限実施すべきこととして、NISC(内閣サイバーセキュリティセンター)とIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が示した9つの対策です。
9か条を正しく理解し実践することで、インターネット空間の脅威やリスクから身を守り、更に安全・安心にインターネットを利活用してください。
OSやソフトウェアを最新の状態にすることで、最新の攻撃情報に対抗することができます。
悪意を持った人に自分のIDとパスワードを知られてしまうと、サービスや機器を乗っ取られる危険性があります。
パスワードは長く複雑にして他人に推測されないようにしましょう。
また、情報漏えいなどで悪意を持った人にパスワードが伝わってしまった場合でも、被害を最小限に留めるために、サービスごとにパスワードは変えましょう。
他と使い回していない、長く複雑なパスワードを設定していたとしても、何らかの理由でパスワードが漏えいしてしまう危険性はあります。
多要素認証を使うことで、ID・パスワードが漏えいした場合でも、不正なログインを回避しやすくなります。
偽サイトを案内し、パスワードや個人情報等の大事な情報を入力させ窃取する手口のことを「フィッシング」と言います。
電子メールやSMS(ショートメッセージ)等でURLリンクが送られてきても、安易にタップ(クリック)しないようにしましょう。
添付ファイルを開いたり、ウェブサイトを閲覧しただけでウイルス感染する場合もあります。
たとえメールの差出人に、聞いたことのある宅配業者や銀行の名前が書いてあったとしても、それだけで信用せず、むやみやたらに添付ファイルやリンクを開かないようにしましょう。
悪意のある人にスマートフォンを操作されると、保存した写真等の個人情報が漏えいするだけでなく、不正なアプリをインストールされたり、勝手にSNS投稿をされてしまう等の危険性があります。
自分の手元からスマホが離れたときには、確実にロックがかかった状態にしておきましょう。
ウイルスの中には、パソコンの中のデータをすべて暗号化し、見られなくしてしまう「ランサムウイルス」というものがあります。
一度暗号化されてしまったデータは、元に戻すことが非常に難しく、事後の対処が困難なので、大事なデータは日常的にバックアップをとっておきましょう。
外出先でスマートフォンやパソコンを使うときは、家で使うときよりも注意する必要があります。
紛失・盗難が無いように気をつける他、覗き見されることでパスワード等の大事な情報が漏えいしないように気をつけましょう。
情報セキュリティに関する被害が発生した、または発生している恐れを感じた場合には、一人で悩まずに、各種窓口へ相談しましょう。
サイバー攻撃の手口やリスク・被害について、身近な具体例を取り上げながら解説しています。そして、被害を受けないようにするための対策、被害を受けてしまった場合の対処についても、具体的な手順や相談窓口とともに紹介しています。
コンクールの作品制作にあたっては、「一般利用者向け 抜粋版」を参照いただくことをお薦めします。(6~23ページでは、サイバーセキュリティ対策9か条の各条をとりあげて解説しています。)
IPAでは、情報セキュリティに関して多くの皆様に正しく理解していただくための様々なコンテンツを用意しています。
2024年7月8日
ページ構成を一部変更しました
2024年7月5日
コンクール参考コンテンツを掲載しました
2024年7月3日
ページを公開しました