情報セキュリティ

Proself の脆弱性対策について

最終更新日:2023年8月22日

注釈:追記すべき情報がある場合には、その都度このページを更新する予定です。

概要

株式会社ノースグリッドが提供する Proself は、オンラインストレージ構築パッケージです。

Proself には、認証バイパスおよびリモートコード実行の脆弱性が存在します。

2023年7月20日に、同社より本脆弱性情報が公開されましたが、本脆弱性について、確認できていない利用組織の方々が存在している可能性を考慮し、本緊急対策を公開しております。

本脆弱性を悪用する攻撃がすでに確認されており、今後被害が拡大する可能性があるため、製品開発者が提供する最新の情報をご確認の上、修正バージョンが公開されている場合は、早急にアップデートを実施してください。

影響を受けるシステム

  • Proself の全てのバージョン

対策

1.脆弱性の解消 - 修正プログラムの適用

開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。
なお、サポートが終了している製品では脆弱性を修正するバージョンのリリースは行われないとのことです。

  • Proself Enterprise Edition Ver5.62
  • Proself Standard Edition Ver5.62

--- 2023年 8 月 16 日更新 ---

  • Proself Gateway Edition Ver1.65

--- 2023年 8 月 22 日更新 ---

  • Proself Mail Sanitize Edition Ver1.08

詳しくは、開発者が提供する下記サイトの情報をご確認ください。

--- 2023年 8 月 16 日更新 ---

2.脆弱性の暫定的な回避策

開発者によると、アップデートを適用できない場合には、Proself インストールフォルダの以下ファイルを Proself とは関係のない場所に移動、または削除することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能とのことです。

Proself インストールフォルダ/webapps/proself/WEB-INF/xml/process/external/admin 配下の以下2ファイル

  • downloadhistory.xml
  • setclustermyid.xml

お問い合わせ先

本件に関するお問い合わせ先

IPA セキュリティセンター

  • E-mail

    vuln-inqアットマークipa.go.jp

注釈:個別のシステムおよび環境に関するご質問を頂いても回答ができない場合があります。詳しくは製品ベンダなどにお問合せください。

更新履歴

  • 2023年8月22日

    「対策」と「関連リンク」の内容を更新

  • 2023年8月16日

    「対策」と「関連リンク」の内容を更新

  • 2023年8月3日

    掲載