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コンクール作品の活用
子どもたちが情報セキュリティについて考え、制作した作品は、情報セキュリティ啓発のための貴重な財産です。学校現場、地域コミュニティ、啓発イベント、社内研修等で、是非ご活用ください。
作品の利用条件
[利用条件]
- ①出典を明記すること(当機構名、コンクール名、開催年度、URL)
- ②作品画像は加工せずそのまま掲載すること(拡大や縮小することは可)
- ③転載部分と使用者による作成部分が混在する場合は、それぞれの範囲が明確に判別できること
作品づくりを通じた情報セキュリティ啓発
動画コンテンツをヒントに作品制作
IPAでは、情報セキュリティをテーマにした、10分程度のドラマやアニメを多数制作しています。情報セキュリティという難しいテーマも、ドラマやアニメなら楽しみながら学習ができます。
授業の冒頭で動画を視聴した後、動画のテーマについて考え話し合うことで、自分の考えを整理する力がつきます。さらに、学んだことを元に標語やポスター、4コマ漫画などの作品を制作することで、表現する楽しさを体感できます。
授業を行うにあたって、先生の事前準備がほとんど必要ない点もおすすめです!
ドラマやドキュメンタリーを通じて最新の脅威と対策を学べるコンテンツです。
授業に必要な教材
- ● 動画コンテンツ
- IPAのダウンロード済み動画ファイル、またはインターネット接続環境
(動画コンテンツはインターネットでも配信しています)
- ● 映像表示機材
- PC、プロジェクターやスピーカーなど
- ● 鑑賞シート
- 考えや感想をまとめる用紙
- ● 画材など
- 作品を制作する材料
動画コンテンツを使用した授業の流れ(例)
- 動画コンテンツの視聴
- 児童生徒、学生の生活環境や課題にあった動画コンテンツを視聴する。
- 感想をまとめる
お互いに話し合う - 視聴した動画について、以下(例)のようなテーマについてまとめる、または話し合う。
- 動画を見て感じたこと、分かったこと
- 問題を防ぐためにできること
- 強く印象に残ったこと
- 問題を防げなかった場合の対処方法
- 身近で問題が起こりうる場面
- 作品制作に取り組む
- まとめた感想や、話し合いの意見をもとに、標語やポスター、4コマ漫画の制作を行う。
期待される効果
- 動画コンテンツが訴求するポイントを正しく理解できる
- 映像から受けた刺激を言葉でまとめ、表現できる
- 感想をまとめることで、認識を定着させる
- 映像のストーリーを自分の生活と照らし合わせることで、身近に危険があることを認識できる
- 普段の生活を振り返りながら作品を制作することで、理解を深めることができる
50音で作る「情報モラル・セキュリティかるた」
標語づくりは、使用する単語が限定され、自由度が少ないと感じられることもあります。
ですが、標語を50音かるた用として制作することで、作る時も、かるたで遊ぶ時も楽しく継続的に学習でき、知識を無理なく子どもたちに定着することができます。また、50音で始まる言葉を考えるため、語彙を豊かにし、言葉の表現力向上にもつながります。
かるた大会など、学校全体の活動にも取り入れやすく、家庭で使用すれば、保護者の意識向上へ繋げることも可能です。ぜひ授業や学校行事のご参考にしてください。
標語をつかったかるた制作の例
授業に必要な教材
- ● 過去の受賞作品
● またはIPA動画コンテンツ - 情報セキュリティの重要性を認識し共有するための資料、またはアイデアの参考として
- (過去受賞作の作品集や動画コンテンツのDVDを配布しています)
(動画コンテンツはインターネットでも配信しています)
- ● 50音順の文字リスト
- 作成する頭文字を選ぶ 作成する担当を割り振るなどに使用
- ● 標語作成シート
- 作成した標語を記入する用紙
- ● 画材など
- かるた制作に使用する用紙や絵の具等の材料
- ● 鑑賞シート
- 授業中に聞いた難しい単語をメモしたり、感じたことを記入したりする
情報モラル・セキュリティかるた作りを取り入れた授業の流れ(例)
- 理解を深める
- 先生のお話やコンクールの受賞作品の閲覧、動画コンテンツの視聴などで、情報セキュリティの重要性や、注意すべき点など理解を深め共有する。
- 標語を作成する
- かるたの各頭文字にあてはまる標語を作成する。グループワークの場合は、複数文字をグループごとで割り振る。扱いづらい頭文字などは、クラス全体で案を集うのも良い。
- かるたを作成する
- 標語に合ったイラストを描き、かるたを作成する。
(コンクールの過去受賞作品をアイデアの参考として使用すると作りやすい)
- かるたで遊ぶ
- かるたで遊び、楽しみながら情報セキュリティについて学ぶことができる。
一度作成できれば、休み時間や自宅でも継続して遊び学ぶことができる。
授業時間によっては、標語だけを作成し、かるたのイラストをフリー素材で対応する、もしくは標語は過去の受賞作品を使用し、イラストだけを作成する方法でも学習できる。
期待される効果
- 楽しみながら飽きずに学ぶことができる
- 文章の理解力と表現力が育つ
- 語彙力の向上が期待できる
- 繰り返し使うことで、知識が身につきやすくなる
- 家庭でもかるたで遊べば、保護者も意識向上につながる
4コマ漫画の「続編」を作ってプレゼンテーション
コンクール作品は、情報セキュリティの重要性をわかりやすく表現していて、授業にも取り入れやすい教材ですが、高校生・高専生ほどの年齢になると、作品の閲覧だけでは授業内容に物足りない部分が出てきます。
4コマ漫画の続編を考えることは、情報セキュリティへの認識を深めながら、物語の展開を想像し、多面的思考力を伸ばします。
さらに、プレゼンテーション形式にすることで、プレゼン力を鍛え、独自の直感や表現方法を見つけるきっかけになります。使用スライドを4枚に限定すれば、文章構成の基本である「起承転結」も同時に学習可能です。
授業に必要な教材
- ● 4コマ漫画の受賞作品資料
(印刷かPCで閲覧) - プレゼンの題材を選ぶための資料
- (当コンクールウェブサイトで、昨年度の受賞作品を公開しています)
(過去受賞作の作品集も配布しています)
- ● プレゼンのサンプル資料
- プレゼンに必要な構成を整理するためのサンプル資料
- ● プレゼンのための材料
- 小道具などを作成する材料
- ● 鑑賞シート
- 授業内容やアイデアのメモなどに使用
4コマ漫画の「続編」をプレゼン発表する授業の流れ(例)
- 理解を深める
- 先生のお話やコンクールの受賞作品の鑑賞、動画コンテンツの視聴などで、情報セキュリティの重要性や、注意すべき点など理解を深め共有する。
- 題材を選ぶ
- 過去の4 コマ漫画受賞作品から、題材になる作品を選ぶ。
- 続編の制作
プレゼン準備 - 題材のテーマを理解し、起承転結を意識した「続編」を作成する。
プレゼンのための準備をする。
プレゼンに使用する表現方法はスライドだけに限定しない。
- プレゼンテーション
- 各自が用意したプレゼンテーションを行う。
期待される効果
- 情報セキュリティについて深く理解できる
- 作品から連想される事柄を創造することで、多面的な思考力が育成される
- 起承転結を意識した文章の構成力が身につく
- 社会人になって役に立つプレゼンテーションスキルが培われる
- プレゼンを考えることで独自の直感や表現方法を発見するきっかけになる