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安心相談窓口だより

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偽セキュリティ警告(サポート詐欺)の月間相談件数が過去最高に
- 表示された番号に電話をかけないで! -

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IPA情報セキュリティ安心相談窓口における、パソコンのブラウザ画面に表示される「偽セキュリティ警告(別名:サポート詐欺)」の手口(図1)に関する月間相談件数が、2023年1月は過去最高の401件となりました(図2)。被害拡大防止のため、改めて本窓口だよりにて注意喚起を行います。

図1:「偽セキュリティ警告」に惑わされて電話をしてしまう被害者のイメージ
図1:「偽セキュリティ警告」に惑わされて電話をしてしまう被害者のイメージ

図1:図2:「偽セキュリティ警告」の月間相談件数推移(直近約1年)
図2:「偽セキュリティ警告」の月間相談件数推移(直近約1年)

本手口の相談は2015年から当相談窓口に継続して寄せられており、2022年の年間相談件数はこれまでで最も多い2,365件でした(図3)。今もなおこの勢いが続いている状況と言えます。

図3:「偽セキュリティ警告」の年間相談件数推移
図3:「偽セキュリティ警告」の年間相談件数推移(脚注1)

 
(脚注1)
IPA情報セキュリティ安心相談窓口では、新型コロナウイルスの感染拡大防止と職員の安全確保を図るために、下記の期間において相談電話対応業務を停止していました。そのため当該期間中は電子メール、FAX、郵送による相談件数の統計となっています。
電話相談対応業務停止期間:2020年4月9日~2020年5月31日、2021年1月12日~2021年3月22日、2021年4月27日~2021年6月20日、2021年7月12日~2021年9月30日

1.手口と対策

  • 偽セキュリティ警告の手口は、パソコンでインターネット閲覧中のブラウザ画面上に、本物に見せかけたセキュリティ警告(図4)が表示され、解決のために記載してある電話番号に電話をかけるように誘導されるというものです。
  • 電話をかけると、オペレーターにパソコンを遠隔操作され有償サポート契約と代金支払いへ誘導されます。
  • 支払いはプリペイドカードを指定されるため、ほとんどの場合はコンビニエンスストアにそのカードを買いに行くように指示されます。

寄せられている相談事例では、何回もプリペイドカードを購入に行かされ、被害額が数十万円になるケースも確認されています。

対策:表示された電話番号に電話をかけないでください

手口や対策の詳細、電話をかけて遠隔操作された場合のパソコンの対処などについては以下のページを参照してください。

■安心相談窓口だより


図4:「警告画面が次々と全画面で開く」画面事例
図4:「警告画面が次々と全画面で開く」画面事例

2.関連情報

更新履歴

2023年 2月28日 掲載

本件に関するお問い合わせ先

独立行政法人情報処理推進機構 セキュリティセンター
情報セキュリティ安心相談窓口
E-mail: anshinアットマークipa.go.jp
URL:https://www.ipa.go.jp/security/anshin/

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