ニューノーマルにおけるテレワークとITサプライチェーンのセキュリティ実態調査 個人編 中間報告
公開日:2020年12月24日
最終更新日:2021年4月7日
独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター
テレワークの実施における不安に関する調査結果(個人編 中間報告)を公開しました
~テレワークを実施する取引先のセキュリティ対策に不安を感じる回答者が約5割~
2020年4月に緊急事態宣言が出され、長期間の外出自粛の中でも事業を継続させるためにテレワークやオンライン会議ツールの導入など新しいワークスタイルに取り組む企業が急速に増加しました。その後、緊急事態宣言解除後もテレワークは継続され、今やニューノーマルな働き方として定着しているといえます。
一方、こうした急速な環境変化によるICT環境の整備は、事業継続を優先したことにより十分とは言えず、ニューノーマルな働き方におけるセキュリティの意識及び対策は十分ではないと考えられます。
そこで、IPAは「ニューノーマルにおけるテレワークとITサプライチェーンのセキュリティ実態調査」を実施しました。
本日公開の資料は当該調査の中間報告の位置づけで、個人を対象にWebアンケートを実施した結果です。調査の結果明らかになったポイントは次のとおりです。
調査結果のポイント
1.テレワーク実施経験者が勤務する企業のうち6割が緊急事態宣言後にテレワークを導入
設問:あなたの会社では現在(2020年10月31日時点)テレワークを実施していますか、またはしたことがありますか。(n=2,372)
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図1:テレワークの導入状況
設問:あなたの会社ではいつテレワークを導入しましたか。(n=1,800)
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図2:導入時期
業務環境の変化に対応するためのセキュリティ対策の確認が必要
IPAでは「テレワークを行う際のセキュリティ上の注意事項」を公開しています
2.緊急事態宣言以降、急速にWEB会議ツールの利用者が拡大
設問:あなたは、会社業務にWeb会議ツール(Skype、Zoom、Microsoft Teams、Webex等)を利用していますか(いましたか)。(n=2,372)
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図3:WEB会議ツールの利用状況
業務環境の変化に対応するためのセキュリティ対策の確認が必要
IPAでは「Web会議サービスを使用する際のセキュリティ上の注意事項」を公開しています
- Web会議サービスを使用する際のセキュリティ上の注意事項
3.テレワーク導入企業に勤務している従業員のうち5割以上が週3回以上のテレワークを実施
設問:あなたはどの程度の頻度でテレワークを実施していますか。(n=1,396)
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図4:テレワーク実施の頻度
テレワーク環境から職場環境に戻る際のセキュリティ対策の確認が必要
IPAでは「テレワークを行う際のセキュリティ上の注意事項」を公開しています
(テレワークから職場に戻る際のセキュリティ上の注意事項を参照)
4.テレワーク頻度によってセキュリティインシデント発生時の対応への不安の傾向に違い
設問:あなたは、テレワーク中にセキュリティインシデントが発生した場合、あなたは、どのような問題が発生すると思いますか。あるいは、発生しましたか。(複数回答)(n=1,296)
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図5:テレワーク中のトラブル発生時の対応への不安
完全テレワーク実施者はセキュリティインシデント発生時にマニュアルが参照できないことが不安
週2回以下のテレワーク実施者はセキュリティインシデント発生時の対処方法がわからないことが不安
5.取引先の行動に変化を感じている人は約70%、取引先の行動の変化に不安を感じている人は約75%
設問:あなたが業務で取引先企業とやり取りする際、一年前と比べて取引先企業の行動が変化したと感じることはありますか(複数回答)。(n=2,372)
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図6:取引先の行動変化(一年前との比較)(左)と具体的な行動変化(右)
オンライン会議の増加(52.3%、1,240人) 、テレワークの導入(37.4%、887人)に伴い、
取引先からの訪問回数が減少(37.1%、879人)し、働き方が大きく変化していることがうかがえる
設問:取引先企業との間の行動が変化したことで、あなたが不安に思っていることはありますか。(複数回答)(n=1,626)
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図7:取引先の行動変化に対する不安の有無(左)と具体的な不安の内容(右)
コミュニケーションがとりにくくなったと感じている人が42.0%(683人)で最多
急激な働き方の変化によりコミュニケーションのとりにくさを実感していることがうかがえる
6.テレワークの導入に伴う取引先のセキュリティ対策に不安を感じている人が5割
設問:あなたの会社の取引先企業がテレワークを実施している場合、不安に思っていることはありますか(複数回答)。(n=1,986)
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図8:取引先がテレワークを実施することの不安の有無(左)と具体的な不安の内容(右)
情報漏えい時の経路が判明のしにくさに不安を感じている人が27.1%(538人)で最多
テレワークの普及に伴う脅威として対策を強化していく必要がある
調査の概要
| (1)調査方法 |
リサーチ会社を利用したウェブアンケート |
|---|---|
| (2)調査対象 |
リサーチ会社の登録モニター(国内居住、18歳以上対象) |
| (3)調査期間 |
事前調査:2020年11月2日~11月13日 |
| (4)調査項目 |
テレワークの実施状況、ルールの策定状況、テレワークの実施に伴う業務委託に関する不安など |
| (5)設問数 |
スクリーニング設問 5問 本調査設問 42問 |
| (6)有効回答者数 |
2,372人 IT企業の従業員・大規模(101人以上):717人 IT企業の従業員・中小規模(100人以下):610人 IT企業以外の企業・組織のIT部門に所属するIT担当者・大規模(301人以上):526人 IT企業以外の企業・組織のIT部門に所属するIT担当者・中小規模(300人以下):519人 |
| (7)実施者 |
調査報告書のダウンロード
なお、本中間報告は2020年12月24日時点の集計結果を元にしています。そのため最終報告の結果とは一部集計値が異なる場合があります。ご容赦ください。
プレスリリース
- プレス発表 テレワークのセキュリティに関するアンケート調査結果の中間報告を公開
関連情報
2021年1月28日公開
2021年4月7日公開
お問い合わせ先
本件に関するお問い合わせ先
IPA セキュリティセンター セキュリティ対策推進部 小山/森
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E-mail

更新履歴
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2021年4月7日
最終報告書公開に伴い、関連情報を追加
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2021年1月28日
調査報告書PDF差し替え(BYOD の利用実態を追加(13.14.)。問い合わせ先メールアドレスの誤り修正)
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2020年12月25日
「2.緊急事態宣言以降、急速にWEB会議ツールの利用者が拡大」セクションの「Web会議サービスを使用する際のセキュリティ上の注意事項」URLを修正
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2020年12月24日
個人編 中間報告 公開