情報セキュリティ
公開日:2024年5月30日
独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター
IPAでは、これまで企業経営上の重要な課題である秘密情報の管理と保護に関する実態調査を通じ、「守るべき情報資産の認識不足や内部不正防止対策の取組の遅れ」などの問題点や課題を示しました。特に中小企業等においては以下の課題が顕著であると示唆されてきたところです。
そこで、今次調査ではそれらの課題に沿った改善策に関する中小企業の状況を把握し示唆を抽出するため、経営者の意識、基本方針の策定状況、組織体制の整備状況、対策の実態、企業の取り組み事例などの調査を実施し、報告書としてまとめました。
内部不正防止の課題が顕在化してしまう要因には、中小企業のリソース不足と、多岐にわたる対策の優先度の判断が後手に回っていたことなどがありました。まず、今回の調査から得られた中小企業として対策推進のファーストステップとなりうる示唆を以下に示します。
その他聴取できた取り組みや事例は多岐にわたり、調査報告書の「結論と今後の方向性」(P155)の章や概要説明資料「7-2.改善策と現状を比較した結果~中小企業について~」に記載しています。
セキュリティセンター リスクマネジメント部
セキュリティ制度グループ
佐川、銭谷