情報セキュリティ

2022年6月「Internet Explorer」サポート終了へ

公開日:2021年6月15日

独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター

  • 安心相談窓口だより

2022年6月「Internet Explorer」サポートが終了へ
ー サポートが継続する他のブラウザへの切り替えを ー

2022年6月16日(日本時間)に、マイクロソフト社が提供しているウェブブラウザである「Internet Explorer」(インターネット エクスプローラー)のサポートが終了することが発表されました。(脚注1)

そこで、今回IPAでは当該ブラウザがWindowsパソコンの利用者に広く利用されてきた状況を踏まえ、サポート終了の1年前を迎えるにあたり、サポートが継続するブラウザへの切り替えについてご案内します。

  • 図1:サポートが終了する「Internet Explorer」アイコン(イメージ)

1.サポートが終了したブラウザの継続利用に伴うリスクおよび推奨される対処

サポート終了後は、新たな脆弱性が発見されても更新プログラムが提供されません。

したがってサポートが終了したブラウザの使用を継続していると、ウイルス感染や不正アクセスによる情報漏えいなど、脆弱性が解消されないことによる潜在的なリスクが高まります。

そのため、「Internet Explorer」の利用者は、サポートが終了する2022年6月16日までの間に、サポートが継続するブラウザへ切り替えることを推奨します。

  • 図2:サポートが終了したブラウザを継続利用するリスク(イメージ)

2.パソコンの「既定のブラウザ」の確認

ご利用のWindows 10パソコンで、インターネット閲覧の際に設定されているブラウザ(「既定のブラウザ」といいます)の確認方法の一例をご紹介します。

「既定のブラウザ」が、「Internet Explorer」の場合、次の「3.サポートが継続するブラウザへの切り替え」へ進んでください。

「既定のブラウザ」確認方法(Windows 10)(2021年6月15日 現在)
  1. 画面左下「ここに入力して検索」欄に「既定のアプリ」と入力
  2. 入力欄上部に出てきた検索結果から「既定のアプリ」を選択してクリック
  3. 「Webブラウザー」の箇所に表示されているアイコンと名称が「既定のブラウザ」です。下記図3の場合、「Internet Explorer」が設定されています。
  • 図3:「既定のブラウザ」確認方法の一例(Windows 10)(クリックして拡大)

なお、企業や組織の業務パソコンで「Internet Explorer」が設定されている場合は、自社のシステム管理者に確認の上、システム管理者の指示に従って対処を進めてください。

  • 図4:利用者別対応事項(イメージ)

3.サポートが継続するブラウザへの切り替え

「Internet Explorer」のサポートが終了する2022年6月16日までの間に、サポートが継続するブラウザへの切り替えを行ってください。

なお、既に他のブラウザがインストールされている場合は、切り替え設定のみで対応が可能です。(脚注2)

「Internet Explorer」以外のブラウザがインストールされていない場合は、新たに入手(ダウンロード)する必要があります。インターネットの閲覧に利用するブラウザは、様々な開発元から提供されています。

ここではIPA安心相談窓口にご相談いただく事例の中で、Windowsパソコンでの利用ブラウザとして多く伺うものをご紹介します。

注釈:ここでご紹介したブラウザについて、IPAがそれらの安全性を保障するものではありません。また、IPAが特定のブラウザの利用を推奨するものでもありません。
ソフトのインストール方法や利用方法など詳細については、各開発元のサポート情報をご確認の上、対処ください。
必要に応じて、「Internet Explorer」から「お気に入り」等のインポート(取り込み)を実施してください。(脚注3)
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お問い合わせ先

IPAセキュリティセンター 情報セキュリティ安心相談窓口

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  • 2021年6月15日

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