社会・産業のデジタル変革
公開日:2026年4月16日
独立行政法人情報処理推進機構
2025年11月から2026年1月にかけて開催したIPA主催の企業向けワークショップ「OSPOレベル1構築ワークショップ」の全3回の様子です。
「OSPOレベル1構築ワークショップ」は、企業がオープンソースソフトウェア(OSS)を「安心して使う」ための社内体制、すなわち「OSPO(Open Source Program Office)(注釈1)レベル1の状態」を整えることを目指します。単に答えを教えるのではなく、参加者自身が考え、自社に最適なOSS活用推進の考え方を習得し、具体的なドキュメント作成に繋げる実践的なプログラムです。
ワークショップではIPAが提供するOSPO設立支援ツールセット「OSPOスターターキット」の使い方や考え方を習得します。「OSPOスターターキット」とは、OSPOの設立時または運用時に必要となるドキュメントのテンプレート集です。ガイドや解説、実際の運用に近い観点における考慮事項などが網羅されるように設計されています。
ワークショップに参加するためには、組織ごとにチームを編成する必要があります。
シーズン1では、自組織のビジネスの分析と言語化、ステークホルダーの洗い出し、OSPO体制の初期構築、オープンソースコンプライアンスのガバナンス確立を目標としました。
ワークショップとパネルディスカッションの流れについて説明します。
ゲスト講師は追立 真吾さん(三菱電機 設計技術開発センター オープンソース&インナーソース共創推進部(OSPO/ISPO)部長)。OSS活用を進める上で力を入れたいことを導き出した過程や、社内の各ステークホルダーへのメッセージングで工夫したことなどの体験談を伺いました。
ゲスト講師の話を聞いたうえで、ワークの内容をブラッシュアップしていきます。
他チームの人と2人組になって、お互いの観点や知見を共有します。
第1回の宿題として出されたOSSライセンスに関する予習内容をクイズ形式で復習します。
ゲスト講師は島 直道さん(ソニーグループ株式会社 オープンソース推進課 アライアンスマネジャー・ソニーOSPOメンバー / The Linux Foundation OpenChain アンバサダー)。
OSSライセンスに対する漠然とした不安をどのようにチャレンジできる課題に変えるのか、その体験談を元に、OSPOがやるべきことや関わり方を伺いました。
チームごとに「統制側」と「推進側」にメンバーを分け、「統制」グループと「推進」グループでそれぞれ車座になってディスカッション。組織のOSPOとして何を知っているべきか、誰と話し合い、どのような交渉や調整が必要になるのかを議論しました。
自社のライセンスポリシーをどのように決めていけば良いか、チームごとに検討します。
これまでのチーム活動をふりかえりシートに書き出します。第3回では全体に共有する時間を設けました。
ゲスト講師は小泉 悟さん(オリンパス株式会社 技術戦略機能 OSSガバナンス)。具体的な事例から、OSS活用に伴う各種リスクを低減するためのプロセスについてお話しいただきました。
ゲスト講師の話を聞いたうえで、リスククリアランスについて考えます。その後、他チームの人と2人組になって、お互いの観点や知見を共有します。
完走した参加者全員で記念撮影です。最後にネクストアクションのワークシートをお渡ししました。
各回で参加者に配布した資料です(ワークブックを除く)。
この資料は、独立行政法人情報処理推進機構により作成され、2026年に公開されました。本資料は Creative Commons Attribution 4.0 International License(CC BY 4.0)の下に提供されています。ただし、本資料内の一部に第三者の著作権を含む場合は、その部分に別途表示がある場合を除き、本ライセンスの適用外となります。
IPA デジタル基盤センター

2026年4月16日
公開