社会・産業のデジタル変革

京都大学大学院法学研究科附属法政策共同研究センター(KILAP)とのCPS-SoS安全に関するガバナンスアーキテクチャの設計等に係る共同調査研究について(2025年3月31日)

公開日:2025年3月31日

デジタルアーキテクチャ・デザインセンター

1. 背景

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)デジタルアーキテクチャ・デザインセンター(DADC)はSystem of systems(SoS)と呼ばれる、複数の主体が運用・管理するシステムを組み合わせた形態のシステムを実現するためのアーキテクチャ設計活動を進めています。
SoSにおいては、サイバーフィジカルシステム(CPS)や人工知能(AI)等の新たな技術が用いられることが想定されますが、様々なシステムが相互に連携して、各システムの更新頻度が高くなることが想定され、さらにはAIによる判断が増大していくことが想定される中で、安全性・信頼性を高めながらイノベーションを促すためには、これらの新たな技術・システム形態がもたらすリスクを管理した上でイノベーションのもたらす自由を最大化するために必要な、ガバナンスする仕組についても新たな設計が求められます。
こうしたガバナンスの設計に際して、デジタル技術面やビジネス面に加えて、リーガル面での深い造詣が必要となるところ、DADCでは京都大学大学院法学研究科附属法政策共同研究センター(KILAP)とともに、「CPS-SoS安全に関するガバナンスアーキテクチャの設計等に係る共同調査研究」を実施しました。

2. 主な共同調査研究の内容

共同調査研究において、KILAPは日本のアジャイル・ガバナンスを実装に向けた具体的な研究を進める観点から、

  1. AIガバナンスを基軸とした規制・制裁・責任等に関するあり方の具体的探究・分析と枠組設計
  2. 政府ステークホルダにおける検討との整合化及び研究・調査内容の実装に向けた活動
  3. 国外での普及活動と各国との制度協力の働きかけ

を中心に実施しました。
当該共同調査研究の内容については、「3. 別添資料」を御確認ください。
また、DADCはKILAPの調査研究内容を踏まえ、「SoS-CPS安全設計ディスカッションペーパー」を作成し、公表しています。
当該ディスカッションペーパーの概要は以下のページを参照ください。

3. 別添資料

参考

お問い合わせ先

本件に関するお問い合わせは以下の連絡先へお寄せください。

IPAデジタルアーキテクチャ・デザインセンター

  • E-mail

    dadc-infoアットマークipa.go.jp

更新履歴

  • 2025年3月31日

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