社会・産業のデジタル変革
近年、自動車、医療機器、工場設備、家電などの様々な機器に組み込まれたコンピュータシステム「組込みシステム」は、機器の制御だけでなく、データ・センシング、知的なユーザ・インタフェースなど高度な機能をもつようになっています。また、組込みシステムがインターネットにつながることでIoT(Internet of Things)として社会に広がる基盤を形成しつつあり、組込みシステムをコントロールする「組込みソフトウェア」の機能強化、新技術への対応、品質確保、情報セキュリティ対策、開発者などの人材確保は、より重要な課題となっています。このため、IPAでは、組込みソフトウェア産業の実態や課題を把握するとともに、今後、取り組むべき施策の立案に活用することを目的にアンケート調査を実施し、その調査結果を公開しています。
本事業では、IPAの社会基盤実装委員会「組込み・OT系DX検討部会」の配下に「組込み産業動向調査WG」を設置して調査内容の検討と調査結果のさらなる深掘りの分析などを行っています。