2018年度未踏ターゲット事業（ゲート式量子コンピュータ部門）公募結果について

IPA（独立行政法人情報処理推進機構、理事長：富田達夫）は、2018年度未踏ターゲット事業（ゲート式量子コンピュータ部門）の提案テーマについて、プロジェクトマネージャー（以下「PM」という。）を含む審査員による審査及び事業審査委員会での審議の結果を踏まえ、10件を実施プロジェクトとして採択（採択者数：19名）しました。

本事業は「次世代（非ノイマン型）計算機」のうち「ゲート式量子コンピュータ」を活用するソフトウェアの開発に取り組む人材から提案テーマを募集し、採択者は今後ゲート式量子コンピュータ活用に関する専門的な助言、指導を担当するPMの指導のもと、自らの提案テーマのプロジェクトを実施します。

今回採択したプロジェクトのテーマ名および採択者名は、本ウェブページの下方をご参照ください。また、各プロジェクトの概要、採択理由および採択金額などについては、後日、本ウェブページからのリンク先で公開する予定です。

2018年度未踏ターゲット事業（ゲート式量子コンピュータ部門）採択プロジェクトについて

「2018年度未踏ターゲット事業（ゲート式量子コンピュータ部門）」の採択プロジェクトは以下の10件です。各採択プロジェクトの概要は、後日公開する予定です。

藤井啓祐PM担当プロジェクト　採択数：4件

分散量子計算プラットフォーム

量子多体系の実時間発展シミュレーションプログラムの開発

web開発向けオープンソース量子計算ライブラリの開発

量子コンピュータによる公平な抽選システムの開発

山本直樹PM担当プロジェクト　採択数：6件

テンソルネットワーク×量子計算機による量子物性シミュレータ

ゲート式量子コンピュータと機械学習による高速モンテカルロ計算

量子ゲート回路を応用した音楽作成システムの開発

変分量子回路の高速自動最適化ツールの開発

量子コンピュータを用いた機械学習ツールの実装と改良

量子変分アルゴリズムの性能評価とその改良開発