デジタル人材の育成
最終更新日:2024年11月26日
「ロックド・シールズ」は、NATOサイバー防衛協力センター(CCDCOE)が主催する世界最大規模のサイバー防衛演習です。
2024年は4月23日(火曜日)~26日(金曜日)の日程で開催され、NATO加盟国を含む約40か国が参加しました。日本からは防衛省・自衛隊のほか、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)、警察庁、外務省及び経済産業省、重要インフラ事業者等から総勢約170名が参加し、IPA 産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)の「中核人材育成プログラム」の修了者16名もその一員として加わりました。
本演習は、架空の国の重要インフラなどのシステムに対する大規模なサイバー攻撃を想定したシナリオの中で、攻撃に対する防護力やサイバーレジリエンスといった総合的なサイバー防護スキルが試されます。今年は日英合同チームを含む全18のチームが4日間の演習でスキルを磨きました。
演習では、電気やガスのプラントなどの約6,000の仮想システムに対し8,000以上のサイバー攻撃が行われ、システムを攻撃から防護する技術や被害を最小限に抑えるための対応力、チームビルディングといったさまざまな側面での対処スキルが求められる中、修了者たちは約一年間のプログラムで習得した高度なセキュリティ技術や実務経験などを活かしながらチームの成果に貢献。2020年の初参加から着実に練度を上げてきた修了者たちの成果も評価されました。
本演習への参加によって得られる組織的なインシデント対応の経験やスキルが、日本国内の重要インフラ事業者等におけるサイバーセキュリティ対策の実務に活かされ、防護力の向上につながることが期待されます。
2024年11月26日
「「ロックド・シールズ2024」に中核人材育成プログラムの修了者が参加しました」を公開しました