デジタル人材の育成

DX推進スキル標準(DSS-P)概要

日本企業がDXを推進する人材を十分に確保できていない背景として、自社のDXの方向性を描くことや、自社にとって必要な人材を把握することの難しさに課題があるのではないかと考えられます。「DX推進スキル標準」では、企業や組織のDXの推進において必要な人材のうち、主な人材を5つの「人材類型」に区分して定義しています。

詳細は、次の資料をご参照ください。

  • 図2 「DX推進スキル標準」人材類型の定義

DXを推進する人材は、他の類型とのつながりを積極的に構築した上で、他類型の巻き込みや他類型への手助けを行うことが重要です。またどちらかがどちらかに指示をする、又は依頼する、といった形ではなく、様々な場面で二つ(又はそれ以上)の類型が、協働関係を構築し、連携することが重要なことであることを図2では表現しています。

人材類型

ビジネスアーキテクト

DXの取組み(新規事業開発/既存事業の高度化/社内業務の高度化、効率化)において、目的設定から導入、導入後の効果検証までを、関係者をコーディネートしながら一気通貫して推進する人材

デザイナー

ビジネスの視点、顧客・ユーザーの視点等を総合的にとらえ、製品・サービスの方針や開発のプロセスを策定し、それらに沿った製品・サービスのありかたのデザインを担う人材

データサイエンティスト

DXの推進において、データを活用した業務変革や新規ビジネスの実現に向けて、データを収集・解析する仕組みの設計・実装・運用を担う人材

ソフトウェアエンジニア

DXの推進において、デジタル技術を活用した製品・サービスを提供するためのシステムやソフトウェアの設計・実装・運用を担う人材

サイバーセキュリティ

業務プロセスを支えるデジタル環境におけるサイバーセキュリティリスクの影響を抑制する対策を担う人材

「デジタルスキル標準」のダウンロード

更新履歴

  • 2023年9月14日

    デジタルスキル標準 ver.1.0 (概要編)を公開
    デジタルスキル標準 ver.1.0 (概要編 英語版)を公開

  • 2023年8月7日

    デジタルスキル標準(DXリテラシー標準)に生成AIに関連する記載を追加し、改訂