デジタル人材の育成
公開日:2025年12月19日

「未踏事業」は、ITを駆使してイノベーションを創出することのできる独創的なアイデアと技術を有するとともに、これらを活用する優れた能力を持つ、突出した人材を発掘・育成することを目的としています。これまで2,300人以上の優れた人材を輩出してきました。未踏修了生たちは既にさまざまな分野で活躍しています。
2025年11月、2026年度の未踏IT人材発掘・育成事業の公募を開始しました。
「未踏オフィスアワー」では、IPAから未踏事業の公募についてご説明するとともに、未踏修了生から参加者のみなさんに向けて、未踏事業での経験や応募の際に意識したことなどをお話しします。
2026年度未踏事業に応募して、未踏キャリアへの第一歩を踏み出してみませんか。
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開催概要 |
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開催日時 |
2026年1月17日(土曜日)14時00分~15時00分 |
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申込方法・期間 |
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定員 |
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参加費 |
無料 |
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開催場所・開催方法 |
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14時00分~14時15分(15分)
未踏事業のご紹介と2026年度公募説明(IPA)
未踏事業の概要と2026年度公募について、IPAからご説明します。
14時15分~14時50分(35分)
未踏事例紹介(未踏修了生)
未踏事業に採択されたプロジェクトについて応募時や育成期間の事例を未踏修了生が語ります。
14時50分~15時00分(10分)
質疑応答(IPA、未踏修了生)
参加者の皆さんからの質問にお答えします。
イベント終了後には、同会場にて未踏OG主催のアイデアピッチイベントも開催されます。
公募説明や修了生トークを聞いて「私も挑戦したい」「アイデアを形にしたい」と思ったその勢いのまま、自身の思いを言葉にし、仲間の前で発表できる絶好の機会です。未踏経験者からその場でフィードバックがもらえるため、応募に向けた最初の一歩をスムーズに踏み出せます。また、同じ志を持つ女性クリエータやエンジニア、研究者などものづくりに興味のある仲間と交流し、未来の共創仲間と出会えるのも魅力。少しの勇気が、新しい挑戦の扉を開いてくれます。未踏に興味を持つ女性同士で刺激し合いながら、新しいスタートを切りませんか? ご興味のある方のご参加をお待ちしています。

やまもと あゆみ
山本愛優美 氏
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
株式会社e-lamp.代表取締役
未踏採択プロジェクト
2022年度未踏アドバンスト事業「感情共有を促進する心拍フィードバック装置の開発」
プロフィール
2001年生まれ。北海道帯広市出身。高校2年次に開業。エンターテイメント教育領域で複数の事業プロデュースを行う。慶應義塾大学環境情報学部卒業(在学中の2020年にe-lamp.着想)、2023年春より同大学院メディアデザイン研究科進学。大学院ではHCI領域のSocial Biofeedback研究に従事。2022年度未踏アドバンスト採択。STEAM人材として多数メディア出演。
メッセージ
未踏事業には、既に試行錯誤しながら開発していたプロトタイプをより磨いて社会に届けていきたいという思いから応募しました! 未踏コミュニティを通して、さまざまなサポートをいただき成長できたので、迷ったら応募することをおすすめします!

しゅう じんふぁん
周 静芳 氏
合同会社Embrio 共同創業者
未踏採択プロジェクト
2021年度未踏アドバンスト事業「低コスト・高成功率な自動体外受精ロボットEmbrioの開発」
2019年度未踏IT人材発掘・育成事業「先行研究をインタラクティブに要約するシステムの開発」
プロフィール
1995年中国生まれ、日本育ち。大学では物理学科で量子情報の研究に従事。プログラミングは大学入ってからの独学で、ハッカソンをきっかけにものづくりの楽しさに目覚めた。未踏をきっかけに研究者をやめ、プロダクトマネージャーを経て、現在はコンサル勤務。
メッセージ
ハッカソンをきっかけにものづくりの楽しさに目覚めました。自分の課題を解決するものを、アイデアに終わらせずとことん作り込んでみたい、という気持ちから、頑張ってアイデア出しして応募しました! 未踏期間中にアイデアはどんどん変化していきましたが、最後は納得いくものが作れて、達成感が大きかったです。

いしとや ゆり
石戸谷 由梨 氏
未踏採択プロジェクト
お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 理学専攻 情報科学コース 修士1年
一般社団法人Dots to Code代表理事
未踏採択プロジェクト
2023年度未踏IT人材発掘・育成事業「GPSと合成音声による防犯スマートフォンアプリケーションの開発」
プロフィール
2002年埼玉県生まれ。お茶の水女子大学理学部情報科学科に進学後、「ジェンダー x ITの可能性を広げる」をテーマに活動をはじめる。夜道のジェンダーギャップを解決するためのアプリ「あんしん夜道」や、国内最大級の女性&ノンバイナリーの方向けハッカソン「Dots to Code」の代表を務める。
メッセージ
私が未踏に応募したのはITでジェンダーギャップを解消したいという思いからでした! 他の未踏のプロジェクトよりも進捗が悪かったり、技術的に甘くハラハラした時もありましたが、大事なのはやり切ることです! 思い切って一歩を踏み出してみましょう!

なかじま まゆ
中島 眞由 氏
東京大学工学部機械工学科
未踏採択プロジェクト
2023年度未踏アドバンスト事業「グッズ交換アプリケーションの開発による推し活革命」

えびす あやか
蛭子 綾花 氏
筑波大学 理工情報生命学術院 システム情報工学研究群 知能機能システム学位プログラム 博士後期課程
未踏採択プロジェクト
2021年度未踏IT人材発掘・育成事業「微細加工技術によるWebカメラのToFカメラ化」
2019年度未踏アドバンスト事業「食卓を七色に彩るデジタルガストロノミーの開発」
2017年度未踏IT人材発掘・育成事業「電気刺激によるリズム学習補助」
プロフィール
1997年生まれ。香川県出身。大学ではHCI分野、大学院からはコンピュータビジョンおよび計算撮像分野の研究に従事。2019年度未踏アドバンスト採択PJで微細加工技術に触れたことがきっかけで、自身の専門分野の計算撮像においても微細加工の経験を活かした研究開発(2021年度未踏IT人材発掘・育成事業採択)を行っている。

みはし ゆうき
三橋 優希 氏
多摩美術大学美術学部情報デザイン学科
株式会社Hazumi 取締役
未踏採択プロジェクト
2024年度未踏アドバンスト事業「組織の主体的な価値創出を促進する社内提案システムの開発」
2021年度未踏IT人材発掘・育成事業「チャット型インタフェースを用いた集団発想法支援ツールの開発」
プロフィール
2003年生まれ。東京都出身。小学5年生よりプログラミングに親しみ、高校在学中よりエンジニア兼デザイナーとして複数のソフトウェア制作に従事。2022年、多摩美術大学美術学部情報デザイン学科に入学。2023年に株式会社Hazumiを共同設立。現在は学業の傍ら、同社にてデザインとエンジニアリングを横断した新規プロダクト開発を牽引している。
メッセージ
未踏事業では、自分の作りたいものへのサポートが受けられることはもちろんですが、様々な熱意とこだわりを持ったクリエータと出会えます!今も各分野で活躍している同期クリエータとの交流を通して刺激を受けています。一人・少人数でものづくりに取り組んできた方こそ、ぜひ応募をおすすめします!

よこはま のぞみ
横浜 希 氏
株式会社リクルート SaaSセールス
未踏採択プロジェクト
2021年度未踏IT人材発掘・育成事業「構造化会議による効果的な会議の実現のためのプラットフォーム開発」
プロフィール
1998年、青森県八戸市生まれ。幼少期より、ものづくりに興味をもち、八戸高専物質工学科へ進学。その後、東北大学大学院へ進学し新規材料の研究に従事する。
未踏での経験を通じ、プロダクト開発側とユーザーの架け橋になりたいという思いのもと、現会社にてセールス業務を行っている。
メッセージ
未踏に採択されてなかったら、きっと今の自分はないと思うくらい人生が変わりました。自分の作りたいものに向き合って開発を進めるのは、大変な部分もありますが良い経験になるはずです!
未踏オフィスアワーの参加には事前のお申し込みが必要です。
フォームよりお申し込みをお願いします。
締め切りは2026年1月16日(金曜日)12時00分です。
お申し込みフォームは外部サービス(WEBCAS)を利用しています。
お申込み時に伺った情報は、主催者である独立行政法人情報処理推進機構(IPA)での受付管理として使用しますが、それ以外の目的では利用せず、廃棄いたします。
IPAの個人情報保護方針(プライバシーポリシー)については、以下をご確認ください。
IPA デジタル基盤センター イノベーション部 未踏オフィスアワー事務局

2025年12月19日
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