デジタル人材の育成
公開日:2026年4月6日
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開催概要 |
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開催日時 |
2026年8月10日(月曜日)~8月15日(土曜日) |
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申込方法・期間 |
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定員 |
10名程度 |
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参加費 |
無料(交通費・宿泊費含む) |
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開催場所・開催方法 |
東京近郊(予定) |
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備考 |
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近年、「セキュリティ」と一言に言いましても、オフィス内のセキュリティから、関係会社、工場、クラウドサービス、IoTデバイスなどセキュリティ対策の対象は多岐にわたり、人工知能の普及やDXの推進などにより対象範囲はさらに広がり続けています。また、上記に挙げた技術分野ごとにサイバー攻撃は日々巧妙化・複雑化しています。よって、高度な知識を持ったセキュリティ人材が多くの分野で必要となり日本では深刻なセキュリティ人材不足に直面しています。セキュリティ・キャンプでは高度セキュリティ人材の発掘と育成を今まで行ってきていますが、人材不足の根本解決のためには各分野のIT基盤の根幹からセキュリティ対策を講じ、結果的に社会全体のインシデント発生を抑える必要があります。
そこで、広範囲な分野を深く理解し対応できるフルスタック・エンジニアと呼ばれる人材、新たな攻撃をいち早く見つけ、理解し、対応できるトップオブトップの人材、各分野の基盤から根本的な対策を講ずるために新たな価値を生み出し、多くの人や技術を巻き込んで活躍する人材の発掘と育成の必要があります。
このためにトップオブトップの人材の発掘と育成を目的とした「セキュリティ・キャンプ ネクスト」を2019年度より新設しており、セキュリティ・キャンプ全国大会と同日程にて併催します。
セキュリティ・キャンプ ネクストのテーマは「基盤技術の魅力」です。
基盤から根本的な対策を講ずるために新たな価値を生み出し、多くの人や技術を巻き込んで活躍するために、現代社会で各技術分野を支える”基盤”に触れることは重要な要素となります。
各分野の現役で活躍する講師とともに、基盤技術に関する様々な学習材料(コンテンツ)を用意し、それらのコンテンツに実際に”触れて”いただくことで、すでにみなさんが持っている”得意とすること”、“好きなこと”、”実現したいこと”との掛け合わせ、拡張、フュージョンの可能性を探り、新たな価値の創造を考えていただきます。
分野問わず基盤技術に触れることは刺激や掛け合わせの思いつきによって今までにない価値を発想する楽しさ、そこに新たな改善を考えることはより上層のレイヤやユーザの問題を広く解決できる嬉しさなどがあります、このようなことから皆さんに基盤技術を学ぶことの”魅力”を伝えることを主旨とし、テーマを「基盤技術の魅力」としました。
ネクストでは「〇〇を支える技術」と呼べるものを基盤技術と定義し、「社会基盤」「サービス基盤」「アプリケーション基盤」「開発者基盤」「物理基盤」「その他」の6つの分野に分類し講義を設計しました。
各講義ではどの分野もとても深いところまで技術を魅せてくれます、自分が今まで全く触れたことのない分野もあるかもしれません、しかしその中から”どこが魅力的か”、” 学んだことをどのように自分には役立てられるか”を考え、自ら新たな価値を見出すきっかけを得たい人にネクストは向いているかもしれません。
まずは講義の一覧を見てみてください。
「すでに自分が魅力を感じている内容がある」と思ったかたは更に魅力を感じる分野が広がるかもしれません。
「触れたことはないが気になっている内容がある」と思ったかたは新しく一緒に魅力を見出しましょう。
「これは面白そう」と思ったかたは、さらに技術の奥深さを一緒に楽しみましょう。
ぜひ応募を検討してみてください。
N1:8月11日(火曜日)8時30分~12時30分
N5:8月13日(木曜日)8時30分~12時30分
本講義では、コンピュータシステムをFPGAボードで実際に再現していただきます。
最初のステップとして、コンピュータシステムをソフトウェアモデルとして再現します。システム利用者向けの仕様情報を元にアーキテクチャの詳細を推測し同等機能を実現することで、システムの設計制約や先人の設計意図に思いを馳せ技術の謎を解き明かします。
次のステップでは、再現したソフトウェアモデルをリファレンスとして、コンピュータシステムをFPGAに実装します。モデルから論理回路アーキテクチャへ落とし込む過程において未知なる部分を補完することで、先人との仮想的なシンクロを楽しむことができます。
講義での試行錯誤を通じて突破力を発揮していただき、これまでのコンピュータシステムや解析技術に対する理解を深めるとともに、これからの技術発展にひらめきを得られるようになることを目指します。
(注釈)受講者には事前学習として、使用するFPGAボードの機能確認および実装対象の仕様把握を依頼します。
8月11日(火曜日)13時30分~17時30分
近年の深層学習をはじめとする科学技術計算では膨大な量の計算を高速に行う必要があり、GPUなどの並列演算器が活躍しています。
これは一つ一つの計算コアは単純にする代わりに多数のコアを持つことで、トータルの計算能力を向上させるものです。
深層学習の世界ではそれでもなお膨大な計算を行う必要があるため、さらにタスクに特化した設計で計算効率を改善させたアクセラレーターが多数提案されています。
本講義では、そのようなアクセラレーターの一つであるMN-Coreに焦点を当て、学習用の簡易グラフコンパイラ(MLコンパイラ)を受講生全員で協力して改造し、MN-Core上でMNISTデータセットのトレーニングができるようにしてもらいます。
MN-Coreは深層学習での計算を念頭に厳選されたシンプルな命令セットを持ち、仕様やエミュレーターがオープンアクセスで公開されている国産アクセラレーターです。MN-Coreを使用したスーパーコンピューターMN-3は省電力性能ランキングGreen500で世界1位を3度獲得しており、Preferred Networks社内の実ワークロードや社外向け製品でのバックエンドとしても運用されています。
MN-Coreの低級プログラミングを通じ、CPUやGPUとは更に違う、特色ある設計思想のアーキテクチャを理解し、計算機の設計法やプログラミング手法としてのグラフコンパイラについて考える機会を提供します。
(注釈)この講義では、キャンプ本期間前に事前課題を課します。あまり時間をかけられなくても講義は問題なく進められるように設計されていますが、講義を通じてより多くのものを得たい場合、選考通過発表後からキャンプ期間までの間のスケジュールを詰め込みすぎないことを、弱くおすすめします
8月12日(水曜日)8時30分~12時30分
メモリ安全性への関心が高まるなか、C++の設計や使い方が改めて問い直されています。C++では std::expected(C++23)に代表されるように、ライブラリレベルで他言語の発想を取り入れながら、安全性や使いやすさを高める試みが進んでいます。しかし言語レベルでの根本的な解決にはなお課題があり、API 設計の工夫で補う発想がいっそう重要になっています。
本講義では、C++11 から C++23 までの機能の変遷を踏まえつつ、安全で使いやすい C++ ライブラリの設計を学びます。モダン C++ の機能をどのように活用すれば、利用者にとってわかりやすく、誤用されにくい API を設計できるのかを、具体的な実装や演習を通して身につけます。
【チャレンジ】
講義内の演習に加え、希望者はオリジナルのC++ライブラリ開発にも取り組めます。
受講者向けDiscordでは、キャンプ前後を通じて講師に相談できます。サポート期間(2~3 か月)を通して設計と実装を磨き、公開可能な OSS として形にすることを目指します。
【想定レベル】
C++で標準ライブラリ(std::vectorなど)を使った簡単なプログラムを書いたことがある方を対象とします。
テンプレートやムーブセマンティクスなど、高度な言語仕様の知識は必須ではありません。必要な知識については講義や事前学習でフォローします。
8月12日(水曜日)14時~18時
この講義では、インターネットをはじめとする現在のコンピュータネットワークを支えている基盤技術「TCP/IP」のプロトコルスタックをフルスクラッチで実装し、実際のOSに搭載してネットワーク機能を持たせる演習を行います。
講師が開発している教育用のプロトコルスタック「microps」を教材に、Ethernetフレームを組み立てて送受信するところから ARP、IP、ICMP、UDP、TCP などのプロトコルを処理するプログラムを、全て自分の手で作り上げてもらいます。
なお、講義時間が限られているためプロトコルスタックの基本的な実装は事前学習の期間(約1ヶ月)で済ませてもらいます。各自で事前学習を進めてもらうにあたり、解説資料を配布するとともに、ミーティングの機会を設けてしっかりフォローアップしますので安心してください。
講義時間では、あらかじめ開発を進めておいてもらったプロトコルスタックを、教育用OSの「xv6」に搭載して実際にTCP/IPでの通信を実現することを目指します。具体的には、次のような作業を行うことになります。
この講義を通じてTCP/IPへの理解を深めるとともに、パケットやプロトコル処理の楽しさを知ってもらえたら嬉しいです。
8月13日(木曜日)13時30分~17時30分
セキュリティの法律と聞くと、どういったものが思い浮かびますでしょうか。多くの人は、個人情報保護法や、サイバーセキュリティ基本法等、直接自身に関係するものが思いつくと思います。製品を販売するにあたっても、同様に電波法等の必要な認証取得が必要になってきます。実はこうした製品の認証取得の要件にもサイバーセキュリティに関する対策を実装することが定められており、企業は都度対応に追われているのが現状です。しかしながら、現場目線では法規や認証に書かれているサイバーセキュリティ対策は抽象度が高く、理想論のようなものとして扱われがちなものとなっており、現実的に何をしたら良いのか分かりづらいという課題があります。
本講義では、自動車やIoT製品を例として、法規・規格が策定される流れ、製品の認証取得に必要な手順などを解説し、世の中のサイバーセキュリティの法規の枠組みを理解し、法規の限界を考えます。また、ワークを通じて実際に法律や規格を読み解き、法規対応・認証取得の流れを理解いただくことを目指します。
たけだ ひろまさ
竹田 大将
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@T_taisyou
所属
Defios株式会社
プロフィール文
Defios株式会社 代表取締役.
岩手県立大学 大学院 ソフトウェア情報学研究科 博士課程(休学中)
岩手県IT協同組合 副理事.
セキュリティ・キャンプ全国大会 2019修了,SecHack365 2020 優秀修了生,キャンプネクスト主査・講師・チューターなど(2021年〜),セキュリティミニキャンプ講師,Idein株式会社 研究開発部 エンジニア(2019〜2021年),全日制高校教師-情報(2020年),Defios株式会社(2021年〜),『Raspberry Pi GPGPU【入門】』『Raspberry Pi 4 GPGPU【入門】』『【令和版】PC-98x1 C言語プログラミング入門』著者.
日々面白い開発案件を探しています.
さかもと ひろかず
坂本 博和
所属
株式会社 東芝
プロフィール文
動的再構成可能アーキテクチャの研究を通じてFPGAと出会って以来、ハードウェア互換機の実装を趣味として活動中。得られた知見を論理回路考古学としてまとめつつ、ハードウェア教育やアーキテクチャ解析などへの活用を模索している。
セキュリティ・キャンプ ネクスト 講師(2024年、2025年)
もろと ゆうじ
諸戸 雄治
所属
株式会社Preferred Networks
プロフィール文
低レイヤ 限界高速 楽しいよ みなで堕ちよう 沼の深みへ
すずき りょう
鈴木 遼 (Reputeless)
X(旧Twitter) アカウント
Reputeless
所属
フリーランス
プロフィール文
C++フレームワーク Siv3D 開発者。博士(工学)。早稲田大学、上智大学、駒澤大学にてプログラミング講義を担当。U-17 未踏ジュニアメンター。著書に『冒険で学ぶ はじめてのプログラミング』(技術評論社)。
やまもと まさや
山本 雅也
X(旧Twitter) アカウント
@pandax381
所属
KLab株式会社
プロフィール文
在学中から小規模な独立系ソフトハウスにてプログラマとして従事。製品事業を立ち上げ、組み込みLinuxを用いたネットワーク・アプライアンスを開発。2012年より現職、主な業務としてOSSの開発・コントリビューションを行っている。デジタルハリウッド大学 特任准教授。教育用のTCP/IPプロトコルスタック「microps」を開発、学生向けの技術イベントを開催して自作プロトコルスタックの布教に勤しんでいる。2024年からセキュリティ・キャンプ ネクストの講師を担当。著書に『オープンソース徹底活用 Xen3.0による仮想化サーバの構築』(秀和システム、2006年)、『ゼロからのTCP/IPプロトコルスタック自作入門』(マイナビ出版、2025年)がある。
てしば みずき
手柴 瑞基
X(旧Twitter) アカウント
Tokina(Himitu)) @_tokina23
所属
株式会社NDIAS
プロフィール文
自動車セキュリティコンサルタント。法規・規格対応から、組織立ち上げ、監査など幅広いコンサルティング提供を経験。前職は大手コンサルファームにて、大規模コンサル支援に従事し、現職ではコンサル業務に加え、車載器の診断業務、経済産業省関連のプロジェクトにも従事。現在は特にロボットタクシーを始めとする自動運転分野のサイバーセキュリティに注力。
学生時代は自動車・車載セキュリティの研究、およびIoT(LoRaWAN)の研究へ従事。
セキュリティ・キャンプ全国大会 2016修了、2017チューター参加。SecHack365 2017へ参加、優秀修了。
セキュリティ登山家。
全国大会・ジュニアとの併願はできません。 また、エントリー後に応募課題の提出があります。
応募方法は下記の手順を確認してください。
また、選考通過後からネクスト当日までは各講義から任意の事前課題が提示される場合があります。
時間をかけられなくても講義は問題なく進められるように設計されていますが、講義を通じてより多くのものを得たい場合、選考後から取り組む余裕を見込んで応募することをおすすめします。
応募にあたっての注意事項をお読みになり、エントリーページから応募してください。
エントリーページには外部サービス(WEBCAS)を利用しています。
応募課題について、応募課題回答ページから提出してください。
文字コードはUTF-8形式となります。
基本として、加点法で判断します。
自身の技術力ややってきたこと、発信してきたこと、何ができるかといったことなど、アピールしたい点を存分に記述してください。
上限文字数の範囲内であれば、多く書くことにより、「文章が長過ぎる・まとまりが無い・重複している・冗長」などとして減点するようなことはありません。 失敗した経験や落選の結果を書くことや、「文章が洗練されていない」「誤字脱字がある」などによる減点もありません(文章や作文のテストではありません。内容を見ます)。 アピールを上限文字数ギリギリまでめいっぱい書いて、得をすることはあっても、損をすることはありません。自身がアピールしたいことを思い付くままに書いて、アピールしてください。
いかにやる気があるか、参加できたらいかに頑張ることができるか、ということを「示して」ください。「やる気があり、今までこうしたことをやってきています」「このようにいままでずっと手を動かしてきています」「こういったものを作ったことがあります」「今までこのような活動を継続してきています」ということを書くといいでしょう。それが、やる気を証明することになります。
課題については、課題が解決できたかどうかや正誤で判断するのではなく、いかに自身で疑問を持ち課題設定するか、その課題を解決しようとする過程や未知のことにどのように取り組むか、新たなことに挑戦しようとする姿勢を見ます。
このため課題は解決できなくても構いませんし、正答にたどりつけなくても構いません。課題に対する正答を求めているわけではありません。途中経過でも構いませんし、自分なりの考えでも構いませんので、いかに取り組んだか、難しい課題にこのように取り組んでここまではわかった、自分なりにこう考え、こういうことを調べた・試した、自分はこう考えこう思ったという、その過程を書いてください。自身のできる範囲で課題設定して回答するのでなく、ぜひ今まで知らなかったものに挑戦して、その挑戦の過程を書いてみてください。その結果正答でないとしても、それは挑戦しているためとして判断します。
手を動かしてみてください。ネット検索で調べたことを張り付けるだけではなく、本当にそうなのかという疑問を持ち、自分で手を動かして、見て、試し、調べ、確認し、本当にそうなのかと深堀りして考えてみてください。ネット検索で出てきたことは、はたして本当なのでしょうか︖深堀りして理解し納得できているでしょうか︖疑問点や矛盾は無いでしょうか(矛盾があるとしたら、その原因はどこでしょうか)︖ 自分の眼や手で確認したでしょうか︖ 他人に説明できるでしょうか︖ そして、そうしたことを書いてください。課題解決に対する、そのような姿勢を見ます。
お問い合わせは、メールで受け付けます。以下のメールアドレスまでご連絡ください。
回答はお問い合わせの翌営業日から起算して3営業日以内を目途としていますが、内容によってそれ以上の日数がかかる場合もあります。あらかじめご了承ください。
IPAセキュリティ・キャンプ事務局

2026年4月6日
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