未踏アドバンスト事業：2025年度上期実施プロジェクト概要（岡本・阿部・佐々木PJ）

1．担当プロジェクトマネージャー

• 三木 寛文（みき ひろふみ）

• MKマネジメント株式会社 代表取締役社長

2．採択者氏名

• 岡本 拓将（株式会社ディー・エヌ・エー）
• 阿部 竜也（株式会社ディー・エヌ・エー）
• 佐々木 潤一（株式会社ディー・エヌ・エー）

3．契約金額（税抜）

• 15,000,000円

4．プロジェクト名

• AIエージェントによる自動ペネトレーションテストシステムの開発

5．関連Webサイト

• なし

6．プロジェクト概要

企業のセキュリティ確保に不可欠なペネトレーションテストは、現在、高度な専門知識を持つ技術者の手作業に依存しており、多大なコストと時間が課題となっている。また既存の自動化ツールでは、未知の攻撃や複雑な脆弱性への対応が困難である。

本プロジェクトでは、複数のAIエージェントが連携し、それぞれが異なる攻撃手法を担当する、自動ペネトレーションテストシステムを開発する。各エージェントは、リアルタイムで情報を共有・分析し、状況に応じて動的に攻撃シナリオを変更する能力を持つ。

最終的に、高コストで実施頻度が限られていたペネトレーションテストの低コスト化と迅速化を実現する。これにより、中小企業を含むすべての企業が、高度なセキュリティ診断を手軽に利用できる環境を構築し、「セキュリティの民主化」を目指す。

7．採択理由

セキュリティ領域においても生成AIを活用した取り組みが急務となっている。特に今まで属人性の高かったペネトレーションテストにおいて、複数のAIエージェントによる協働型ペンテストの自動化は国内ではまだあまり前例がなく未踏性が高いと思われる。
また、提案メンバーはセキュリティと生成AI両方の開発スキルも豊富で、プロジェクトと向き合う情熱もあり、高難度の開発実現に向けた取り組みもできる。未踏期間中の社会実装まで見据えて、ぜひプロダクトをしっかり磨いて頂きたい。