デジタル人材の育成

2019年度未踏ターゲット事業公募概要

最終更新日:2019年4月10日

IT人材育成センター
イノベーション人材部
未踏実施グループ

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お知らせ

2019年4月10日 申請書【様式1】の【申請区分】の記入方法を変更したため、申請書データを更新しました。

公募の概要

本公募では、革新的な次世代ITを活用して世の中を抜本的に変えていけるような先進分野について、基礎技術や領域横断的技術革新に取り組む未踏的IT人材(注釈1)が自らのアイディアや技術力を最大限に活かし将来の経済発展への貢献につなげていけるプロジェクトを募集します。

具体的な対象分野として、2018年度に引き続き2019年度も対象分野は「量子コンピューティング技術を活用したソフトウェア開発」をテーマとして取り上げます。本年度は【区分1】を「アニーリングマシン向けソフトウェア開発」とし、【区分2】を「ゲート式量子コンピュータ向けソフトウェア開発」とします。

  1. 注釈1
    未踏的IT人材:ITを駆使してイノベーションを創出できる優れたアイデア・技術力をもつ人材を指します。

提案者の要件

提案者は、以下の条件をすべて満たすことが必要です(年齢制限はありません)。

  1. 個人または個人からなるグループであること(法人格のある組織としての提案は受け付けません。)
  2. 育成期間(契約書における委託期間)に示す期間の間、日本に在住していること
  3. 提案プロジェクトを活用して、日本のIT関連産業の発展に寄与する意欲があること
  4. 反社会的勢力との関係性がないこと

募集プロジェクトの要件

募集する提案テーマは、量子コンピューティング技術を活用したソフトウェア開発(アプリケーション開発及びミドルウェア等開発)で、下記2区分になります。どちらか一方の区分を選択して応募してください。両方の区分に応募することはできません。 以下は提案テーマの対象領域例になります。これらは参考例になりますので、要件に合致していれば他の対象領域でもかまいません。

【区分1】:アニーリングマシン向けソフトウェア開発

アプリケーション開発の対象領域(例)
  1. X-インフォマティクス用アプリケーション開発・性能評価(X=バイオ、材料、化学、物理等、現時点でXに入ると想定されていない分野も可)
  2. ロボットのモーションプランニング用アプリケーション開発・性能評価
  3. IoTデバイス・センサ用アプリケーション開発・性能評価
  4. 機械学習用アプリケーション開発・性能評価
  5. 応用数学用アプリケーション開発・性能評価(例:行列計算、テンソル計算、グラフ理論等)
  6. 量子化学計算用アプリケーション開発・性能評価 等
ミドルウェア等開発の対象領域(例)
  1. 現状のハードウェアの長所を活かす、または、要改善点をカバーするソフトウェア開発(例:最適アニーリングマシンの自動選択、グラフ埋込、グラフ分割等)
  2. イジングマシンを利用した数理最適化ソルバーやグラフ最適化問題ソルバーの開発
  3. 特定の領域(例: バイオインフォ、回路設計、スケジューリング問題等)において、アニーリングマシンで解きたい問題を簡潔に記述することができるDSLの開発
  4. 一般の組合せ最適化問題をQUBOへ効率的に自動変換する手法の開発
  5. アニーリングマシン利用の際の各種ハイパーパラメータの設定を簡単化するツール開発
  6. プログラミング言語不要なユーザーインターフェースの開発 ...等

【区分2】:ゲート式量子コンピュータ向けソフトウェア開発

アプリケーション開発の対象領域(例)
  1. 量子機械学習アプリケーション・性能評価
  2. 量子化学計算アプリケーション・性能評価
  3. 量子コンピュータに関するゲーム開発
  4. 対話型量子コンピュータ教育環境開発
  5. 量子コンピュータプログラミングコンテストシステム
  6. VRを用いた量子コンピュータのインターフェース 等
ミドルウェア等開発の対象領域(例)
  1. 量子データ型変換、古典データの量子ランダムアクセスメモリー化ツール
  2. 量子システム設計・開発のためのツール(機械学習などを用いた量子ビット設計のための自動最適化ツール、量子誤り訂正エミュレータ)
  3. 量子コンピュータのための快適なユーザーインターフェース開発
  4. 量子コンピュータのためのデバッガー・コンパイラ開発
  5. 量子状態の可視化、量子計算の中間状態の可視化
  6. FPGAなどを用いた量子コンピュータのシミュレータ開発 等

注意事項

  • 提案内容については、他人の保有する特許等に抵触していないか十分注意してください。
  • 応募は、1提案者について、1プロジェクトのみとします。
  • 所属する組織で既に取り組んでいる事業や研究・開発等と重複するテーマでの応募はできません。

公募要領

公募内容、事業概要等の詳細については、下記の公募要領をご覧ください。

記入要領

次の書式を利用して、提案書を作成してください。なお、記入要領につきましては、公募要領を参照してください。

申請書・プロジェクト提案書・事前確認シート【様式1&様式2&様式3】・提案プロジェクト詳細説明【様式4】

承諾書

所属組織からの承諾書

所属組織からの了解を証明するものとして、採択決定後、契約に際して承諾書を提出していただきます。承諾書に関しては、公募要領P.19「9.その他応募にあたっての注意点(2)」に説明があります。承諾書の提出ができない場合、辞退していただくことになります。

承諾書は、次の記載例を参照して作成してください。

父母もしくは同等の親族等の保護者からの承諾書

未成年の応募者は、父母もしくは同等の親族等の保護者からの了解を証明するものとして、二次審査(ヒアリング)の際に承諾書を提出していただきます。承諾書に関しては、公募要領P.19「9.その他応募にあたっての注意点(3)」に説明があります。

承諾書は、次の記載例を参照して作成してください。

応募方法

提案書類は、電子申請にて受け付けます。電子申請以外での提出は受け付けませんので注意して下さい。

申請にあたり応募のエントリー(事前申請)が必要となります。
詳細は公募要領内「6. 応募方法等」を確認してください。

公募受付期間

2019年度未踏ターゲット事業の公募への申請締切日及び締切時刻は、2019年5月9日(木曜日)23時59分までとし、締切時刻までに電子申請で受理されたものを有効とさせていただきます。

応募のエントリー(事前申請)の受付期間は、2019年5月7日(火曜日)12時(正午)まで

添付ファイルを含めて、全ての情報がIPAに転送された時刻をもって受理時刻とし、締切時刻までにIPAで受理した提案について審査を行いますので、申請にあたっては、余裕を持って送信していただくようお願いします(特に添付ファイルの容量が大きい場合は要注意)。

なお、ログイン後、長時間申請を行わない場合、セッションが切れますのでご注意ください。

これらのことにご留意いただき、時間的に余裕を持って送信していただくようお願いいたします。

二次審査(ヒアリング)の予定

一次審査を通過した提案プロジェクトに対して二次審査を行います。二次審査の日程は、一次審査を通過した提案者に個別に連絡します。

公募説明会

次の日程で、2019年度未踏ターゲット事業の公募説明会を実施いたします。

  • 日時:2019年4月12日(金曜日)18時30分~19時30分

公募説明会に関する詳細情報や参加申込みは、次のWebページをご覧ください。

FAQ

本事業の公募に関するお問合せは、まず以下のFAQをご確認ください。

FAQに記載されていないご質問につきましては、次のお問合せ先に電子メールでお問合せください。

お問い合わせ先

本公募に関する問い合わせは、先ず、本公募のFAQをご確認ください。

その他のご質問につきましては、以下の連絡先へ電子メールにてお問合せください。

IPA IT人材育成センター イノベーション人材部 未踏人材グループ
未踏ターゲット事業 事務局

  • E-mail

    ihrc-mitoutg2019-kouboアットマークipa.go.jp

更新履歴

  • 2019年4月5日

    2019年度未踏ターゲット事業公募概要のページを掲載しました。

  • 2019年4月10日

    申請書【様式1】の【申請区分】の記入方法を変更したため、申請書データを更新しました。