社会・産業のデジタル変革

連載:OSS/DPGsの価値を経済の言葉に翻訳する(全4回)

公開日:2026年10月29日
デジタル&AIシステムズ・デザインセンター

執筆:木村 悦久(株式会社misto・木村悦久公認会計士事務所)

  • 連載 OSS/DPGsの価値を経済の言葉に翻訳する(全4回)

オープンソースソフトウェア(OSS)は、いまや企業システムから行政サービスまで、社会のほぼすべてのソフトウェアに組み込まれた「見えないインフラ」です。ところが、その価値は財務諸表にも、融資審査の資料にも、公共調達の評価にもほとんど現れません。価値は確かに生まれているのに、なぜ経済の言葉では見えないのでしょうか。本連載では、公認会計士の視点から、OSSあるいはデジタル公共財(DPGs)の価値が会計・金融・公共調達の言葉に乗りにくい理由を解きほぐし、国内外の事例と実務経験をもとに、その価値を「説明できる価値」へ翻訳するための道筋を、全4回で示します。

  • 第1回 OSSの価値はどこで見えなくなるのか
    • 商用コードベースの98%に組み込まれながら、財務諸表には現れないOSS。その「見えにくさ」の正体を、会計・法務・ライセンスの観点から解きほぐす問題提起の回。
  • 第2回 OSSの価値は、海外と国内でどう見える化されているか
    • Red Hatの買収から公共財のドナー資金まで、国内外の事例から価値の6つの「翻訳パターン」を整理し、シリーズを貫く仮説を立てる事例研究の回。
  • 第3回 公共性あるOSS/DPGsは、なぜ資金繰りでつまずきやすいのか
    • 開発費は先に出て、入金は検収の後。公共性の高い技術基盤を育てる事業者に共通する資金繰りの構造をモデル事例に即して描き、仮説を例証する回。
  • 第4回 OSS/DPGsの価値を、どう経済の言葉に翻訳するか
    • 構成・権利・原価・事業価値・社会的価値の5層フレームにここまでの議論を集約し、事業者・金融機関・行政のそれぞれが明日から使える実務の着地点を示す最終回。

謝辞

  • 本連載の草稿について、以下の方々からレビューをいただきました(敬称略・五十音順)。
    • 遠藤 雅人 / 大内 佳子(三菱電機株式会社) / 忍頂寺 毅(株式会社本田技術研究所) / 福地 弘行(ソニーグループ株式会社) / 福安 徳晃(The Linux Foundation Japan) / 吉田 泰己 / 渡邊 歩(株式会社日立ソリューションズ)
  • 本連載の内容は執筆者の見解に基づくものであり、独立行政法人情報処理推進機構としての公式見解ならびに上記の方々およびその所属組織の見解を示すものではありません。所属は執筆時点のものです。

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  • 2026年10月29日

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