デジタル人材の育成

2026年度未踏ターゲット事業(リザバーコンピューティング技術を活用したソフトウェア開発分野)採択プロジェクト概要(小松PJ)

公開日:2026年5月29日

1.担当プロジェクトマネージャー

  • 田中 剛平(名古屋工業大学 大学院工学研究科 知能情報プログラム 教授)

2.採択者氏名

  • 小松 和滉(長野県諏訪清陵高等学校)

3.採択金額

  • 2,288,000円

4.プロジェクト名

  • 植物の馴化を更新則へ : オジギソウのリザバー計算的理解と計算を休むリザバー Habituation-RC(HRC)の開発

5.応募枠

  • 通常枠

6.関連Webサイト

7.申請プロジェクト概要

オジギソウは脳を持たないが、全身の機械受容チャネル(MSL)によって刺激の時空間パターンを記憶し、不要な応答を停止する「馴化(Habituation)」の能力を持つ。これは、植物体が完結したリザバーとして計算をし、応答を調節することでコストを最小化する高度な情報処理である。本提案では、まずオジギソウのリザバー計算の機構を解析・モデル化し、天然のリザバーとしての情報処理特性を解明する。その後、その知見をリザバーコンピューティングのモデルへ適用し、入力の定常性に応じて一部のノードの行列演算を自律的にスキップする動的リザバー「Habituation-Reservoir Computing(HRC)」を開発する。スキップされたノードの記憶を保持する「状態凍結」により、計算資源の制約下で大次元の記憶容量とイベント駆動型の超低消費電力を両立させる。植物の情報処理機構から、次世代エッジAIを生み出す。

8.採択理由

オジギソウと物理リザバーのアナロジーに着目して生物情報処理の仕組みの理解を進め、オジギソウの馴化を模倣してリザバー計算の効率化を図るという事業提案はきわめて独創的なものだと思います。計画は具体的で、十分な準備ができている状況であり、インパクトある成果の創出が期待できます。

更新履歴

  • 2026年5月29日

    2026年度採択プロジェクト概要(小松PJ)を掲載しました。