デジタル人材の育成
公開日:2026年5月29日
オジギソウは脳を持たないが、全身の機械受容チャネル(MSL)によって刺激の時空間パターンを記憶し、不要な応答を停止する「馴化(Habituation)」の能力を持つ。これは、植物体が完結したリザバーとして計算をし、応答を調節することでコストを最小化する高度な情報処理である。本提案では、まずオジギソウのリザバー計算の機構を解析・モデル化し、天然のリザバーとしての情報処理特性を解明する。その後、その知見をリザバーコンピューティングのモデルへ適用し、入力の定常性に応じて一部のノードの行列演算を自律的にスキップする動的リザバー「Habituation-Reservoir Computing(HRC)」を開発する。スキップされたノードの記憶を保持する「状態凍結」により、計算資源の制約下で大次元の記憶容量とイベント駆動型の超低消費電力を両立させる。植物の情報処理機構から、次世代エッジAIを生み出す。
オジギソウと物理リザバーのアナロジーに着目して生物情報処理の仕組みの理解を進め、オジギソウの馴化を模倣してリザバー計算の効率化を図るという事業提案はきわめて独創的なものだと思います。計画は具体的で、十分な準備ができている状況であり、インパクトある成果の創出が期待できます。
2026年5月29日
2026年度採択プロジェクト概要(小松PJ)を掲載しました。