デジタル人材の育成
公開日:2026年5月29日
本プロジェクトでは、自作した安価な小型機器を使用して、励起光と蛍光の時系列連続データを観測し、そのデータをリザバーコンピューティング技術で解析することで、植物プランクトン組成の推移に基づくアオコ発生の短期予測モデルの開発を試みる。アオコの短期予測モデル構築に成功した暁には、全国津々浦々の湖沼で観測された励起蛍光スペクトルを読み込み、アオコの前兆を検知し、利用者へ知らせる、オープンアクセスWebアプリを開発することで、アオコの発生に伴う社会的健康被害への予防的解決を目指す。
アオコの早期検知という社会的要請の高い課題に対し、安価な小型観測機器によって励起蛍光スペクトルの時系列データを取得し、リザバーコンピューティングにより発生前の兆候を短期予測しようとする点を高く評価した。従来の化学分析や発生後の画像判定に比べ、低コストで継続的な現地監視につながる可能性があり、環境問題への対応としての意義も明確である。また、「誰もがどこへでも適用できる」システムを目指す構想は、利用者視点と社会実装の両面を備えた本提案の大きな強みである。今後は、地域ごとの環境条件やデータ特性の違いを踏まえたモデル設計と検証を進めることで、より高い汎用性と実用性の両立が期待される。
2026年5月29日
2026年度採択プロジェクト概要(青木・秦PJ)を掲載しました。