デジタル人材の育成
公開日:2026年6月30日
災害や救急といった医療現場では、傷病者の状態や処置の情報をいかに速く正確に共有できるかが、救命と医療資源の最適な配分を左右する。しかし現場の記録は今も紙や口頭・電話に依存し、情報の集約や引き継ぎに時間を要することが、防ぎ得たはずの被害につながってきた。
本プロジェクトは、医療従事者が声で話すだけで必要な情報が記録・構造化され、関係者間でリアルタイムに共有される「音声ファースト」な情報システムの実現に取り組む。両手がふさがり一刻を争う現場でも、記録の負担を最小化しながら、トリアージや搬送・受け入れに必要な情報を滞りなく流通させることを目指す。医療現場で培った音声AIの知見を基盤に、救急・災害医療の制約を考慮し、現場での実証を通じて有効性を検証する。
災害医療における処置記録を効率化し、医療従事者の負担を軽減する音声AIファーストの電子カルテの開発は、極めて高い社会的意義と革新性を有していると評価し、採択とした。
未踏アドバンスト事業の期間を通じて、本プロジェクトが災害現場という極限状態において本当に機能するロバストかつタフなシステムへと進化することを強く期待する。
採択者のうち、河上 幸司氏は都合により契約締結に至りませんでした。
2026年6月30日
未踏アドバンスト事業:2026年度上期実施プロジェクト概要(梨井・箕作PJ)を掲載しました。