デジタル人材の育成

未踏アドバンスト事業:2026年度上期実施プロジェクト概要(山田啓一朗・野村・坊田PJ)

公開日:2026年6月30日

1.担当プロジェクトマネージャー

  • 藤井 彰人(ふじい あきひと)
  • KDDI株式会社 執行役員 先端技術統括本部長 兼 先端技術企画本部長

2.採択者氏名

  • 山田 啓一朗(京都工芸繊維大学 工芸科学部デザイン建築学課程デザインコース)
  • 野村 泰平(東京都立大学 システムデザイン学部 電子情報工学科)
  • 坊田 裕磨(名古屋大学 医学系研究科医科学専攻)
  1. (注釈)
    所属先は採択時点

3.契約金額

  • 16,000,000円

4.プロジェクト名

  • 生成AIを活用した高周波回路を自動設計できるシステム

5.関連Webサイト

6.プロジェクト概要

次世代高速通信規格6GやPhysical AIの本格的な到来、そして自動運転技術の社会実装が進むなか、これらの通信を支える高周波回路の需要は、今後爆発的に拡大すると見込まれている。しかし、高周波回路の設計は、膨大な計算時間を要する電磁界シミュレーションを何度も繰り返す試行錯誤の連続であり、その品質は一握りの熟練技術者の経験と勘に大きく依存している。このままでは、急増する設計需要に供給体制が追いつかず、産業の成長そのものがボトルネックに直面しかねない。
本プロジェクトでは、高周波回路の設計最適化を担うAIエージェントを開発し、これまで人間が数週間を費やしていた設計の試行錯誤を大幅に圧縮することを目指す。さらに、熟練技術者が長年かけて培ってきた設計ノウハウを、組織や世代を越えてAIへと蓄積・継承していくエコシステムの基盤を構築する。特定の熟練者に依存しない設計体制を実現することで、国内外における高周波回路の安定的な供給体制の確立に貢献していく。

7.採択理由

本提案は、熟練技術者の経験に依存し長期化しがちだった高周波回路設計を、AIにより自動化・効率化するシステム開発である。
Beyond 5G/6GやAIインフラ、自動運転(V2X)の進展に伴い高周波回路の需要が爆発的に拡大する中、本技術のビジネスへの発展性は高いといえる。提案者は、機械学習と高周波回路の双方に精通した国内でも希少な混成チームであり、高い実現可能性を有する。また、日本企業が強みを持つ高周波部品・材料分野とのシナジーも大きく、本領域での設計優位性を確保することは産業戦略上も必要不可欠であると判断し、採択とした。

更新履歴

  • 2026年6月30日

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