デジタル人材の育成

未踏アドバンスト事業:2025年度上期実施プロジェクト概要(中村PJ)

公開日:2025年6月30日

1.担当プロジェクトマネージャー

  • 漆原 茂(うるしばら しげる)
  • ウルシステムズ株式会社 取締役会長
  • 一般社団法人Generative AI Japan 発起人理事

2.採択者氏名

  • 中村 将達(DETOR合同会社代表社員)

3.契約金額(税抜)

  • 8,000,000円

4.プロジェクト名

  • プロシージャルモデリングによる次世代WebベースCADプラットフォームの開発

5.関連Webサイト

6.プロジェクト概要

本プロジェクトでは、ノードベースによるプロシージャルモデリングとAIを活用した設計支援を組み合わせ、設計の自由度と生産効率を両立させる新たなデジタル製造基盤の構築を目指す。
提案者が以前より開発してきた「Nodi」は、Webブラウザ上で動作するCAD志向のプロシージャルモデリングツールであり、Webツールという特徴から、3Dデータの作成や共有が容易に行え、誰もが設計編集に参加できる環境を提供する。プロシージャルモデリングは形状の再利用や変更の柔軟性からメジャーな設計手法として確立されており、特にNodiでも採用しているノードベースプログラミングを用いた手法は高い人気がある。
近年急速に進化するAIをノードベースプログラミングと接続し、設計プロセスの支援を強化することで、Nodiを個別最適化設計やマスカスタマイゼーションに適した次世代のCADプラットフォームへと発展させる。
また、実企業との協働により、設計から製造までの一連のワークフローに対応した機能拡張を行うことで社会実装を推進する。

7.採択理由

3Dモデルの作成ツールNodiの機能拡張。ノードベースプログラミングにAIを導入し既存の設計工程を劇的に改善することを狙うプロジェクト。採択者はすでにNodiを3Dモデルツールとして自ら開発して公開しており技術力は十分高い。ノードベースモデリングでのAI導入は先駆的であり、未踏性が高い。デザインプロセスを革新するプロジェクトとして採択したい。

更新履歴

  • 2025年6月30日

    2025年度上期採択プロジェクト概要(中村PJ)を掲載しました。