デジタル人材の育成

未踏アドバンスト事業:2025年度上期実施プロジェクト概要(小林・木村PJ)

公開日:2025年6月30日

1.担当プロジェクトマネージャー

  • 首藤 一幸(しゅどう かずゆき)
  • 京都大学 学術情報メディアセンター 教授

2.採択者氏名

  • 小林 彰人(学校法人片柳学園 日本工学院八王子専門学校 ITカレッジAIシステム科 教員)
  • 木村 悠貴(株式会社Zenical 代表取締役)

3.契約金額(税抜)

  • 16,000,000円

4.プロジェクト名

  • 電気特性を用いた小型味覚・品質評価センサーの開発

5.関連Webサイト

  • なし

6.プロジェクト概要

本プロジェクトでは、パーソナライズド味覚プラットフォーム「DigiTaste」を開発する。現代社会における食の個別最適化へのニーズの高まりに応え、従来の画一的な食事指導や大量生産型食品では難しかった、個々人の味覚や嗜好に合わせたきめ細やかな食体験の提供の実現を目指す。

具体的には、誰もが手軽に利用できる低コストかつ小型の味覚センサーと、ユーザーフレンドリーなUI/UXを備えたデータプラットフォームを開発する。これにより、味覚センシングの民主化を実現し、ユーザー自身の味覚理解を深め、食体験のパーソナライズ化を推進する。さらに、食品開発、品質管理、マーケティングなど、食関連産業の効率化にも貢献し、将来的には健康管理、食のバリアフリー化、食品ロス削減といった社会課題の解決にも繋げることを目標とする。本プロジェクトでは、プラットフォームの技術開発、企業やユーザーとの実証実験、ビジネスモデルの具体化、そして事業化に向けた準備を重点的に進める。

7.採択理由

イノベータ自身が開発した新しい原理の味覚センサを世に打ち出していくための開発、価値検証、事業化準備を行う提案である。味覚識別の基礎研究、安く小さなセンサの開発などの積み重ねによって、世に受け入れられる見込みが高まってきた。未踏アドバンスト事業の支援が活きるいいタイミングである。

更新履歴

  • 2025年6月30日

    2025年度上期採択プロジェクト概要(小林・木村PJ)を掲載しました。