デジタル人材の育成

  • 人材育成
  • イベント

セキュリティ・キャンプ2026コネクト AIレッドチーミングクラス

公開日:2025年12月3日

AIレッドチーミングクラスは、LLMやマルチLLMエージェントシステム(MAS)など、急速に進化するAI技術に内在するセキュリティ課題を体系的に学ぶクラスです。プロンプトインジェクションをはじめとするLLM特有の脅威や、AIエージェント間通信・外部ツール偽装といったMASの新たなリスクを座学と実践で再現・分析。攻撃と防御の両面から、安全なAIシステム設計の原則を習得することができます。

開催情報

開催日時

2026年3月26日(木曜日)~29日(日曜日)

申込方法・期間

  • 【エントリー締切】
    • 2026年1月6日(火曜日)23時59分(JST)まで
  • 【応募課題提出締切】
    • 2026年1月13日(火曜日)23時59分(JST)まで

定員

5名程度

応募要件

次の【要件1】~【要件5】すべて当てはまる方のみセキュリティ・キャンプ2026コネクト AIレッドチーミングクラスへ応募可能です。

  • 【要件1】
    • 日本国内在住であること。
  • 【要件2】
    • 2025年4月1日時点で18歳以上、2026年4月1日時点で25歳以下であること。
  • 【要件3】
    • 文部科学省が所管する高等教育機関(大学、専修学校、高等専門学校など)の学生、または省庁大学校の大学改革支援・学位授与機構による認定課程の学生であること。
  • 【要件4】
    • 心身共に健康で、2026年3月26日(木曜日)~29日(日曜日)の期間、すべての日程のプログラムに参加できること。
  • 【要件5】
    以下すべての条件を満たす方
    • Pythonコーディング経験
    • LLMアプリ(ChatGPTやGeminiでも可)の使用経験
    • 簡単なLinuxコマンド操作経験

参加費

無料(受講料、交通費、食費、宿泊費)
但し、受講に必要なPCや通信環境等、受講生本人でご用意いただくものがあります

開催場所・開催方法

マイステイズ新浦安コンファレンスセンター(千葉県浦安市明海2-1-4)
JR京葉線、武蔵野線「新浦安」駅南口より徒歩15分

  • 交通・アクセス案内
    • (注釈)本件に関して、上記会場に直接問い合わせることはご遠慮ください。

備考

  • 【主催】
    • 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
      一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会
  • 【共催】
    • 経済産業省
  • 【後援】
    • 国家サイバー統括室(予定)
      文部科学省(予定)
      デジタル庁(予定)

目次

プログラム

【1日目】3月26日(木曜日)

【2日目】3月27日(金曜日)

  • 9時
    ~12時30分

    B1

    『実践AIレッドチーミング 実務者視点でLLMアプリケーション/マルチLLMエージェントシステムの脅威・対策を学ぶ』

    本講義では、生成AIの安全利用に不可欠な「LLMアプリケーションのセキュリティ」と、その進化形である「マルチLLMエージェントシステム(MAS)のセキュリティ」を体系的に学びます。

    前半では、LLM単体に対する代表的な脅威であるプロンプトインジェクション攻撃に焦点を当て、実際に脆弱なアプリケーションを用いて攻撃と防御を体験。検知・遮断などの実装を通じて、LLMアプリケーションを安全に運用するための基礎技術を習得します。

    後半では、AutoGenやMCP、A2Aなどの進展により実現しつつある、複数のAIエージェントが協調動作するMASのセキュリティを扱います。AIエージェント間通信の改ざん、外部ツールの偽装、連鎖的プロンプトインジェクションなど、MAS特有の攻撃を再現し、従来の単体防御では対応しきれない新たな脅威を分析します。さらに、MASのような分散システムを前提とした認証・分離・監視など多層的防御の設計原則を学び、AIエージェント時代のセキュリティアーキテクチャを理解します。

    LLMアプリケーションやAIエージェントのセキュリティに関心を持つ方にとって、理論と実践を体系的に学ぶことができる講義です。

  • 12時30分
    ~13時30分

    昼食

  • 13時30分
    ~17時30分

    B1

    『実践AIレッドチーミング 実務者視点でLLMアプリケーション/マルチLLMエージェントシステムの脅威・対策を学ぶ』

  • 17時30分~18時30分

    夕食

  • 18時30分
    ~20時

  • 20時
    ~21時

【3日目】3月28日(土曜日)

  • 9時
    ~12時30分

    B1

    『実践AIレッドチーミング 実務者視点でLLMアプリケーション/マルチLLMエージェントシステムの脅威・対策を学ぶ』

  • 12時30分
    ~13時30分

    昼食

  • 13時30分
    ~17時30分

    B1

    『実践AIレッドチーミング 実務者視点でLLMアプリケーション/マルチLLMエージェントシステムの脅威・対策を学ぶ』

  • 17時30分
    ~18時30分

    夕食

  • 18時30分
    ~20時

  • 20時
    ~21時

【4日目】3月29日(日曜日)

  • 9時
    ~10時15分

    成果発表準備

  • 10時15分
    ~12時20分

    P

    成果発表

  • 12時20分
    ~12時40分

    写真撮影

  • 12時40分
    ~13時40分

    昼食

  • 13時40分
    ~14時40分

    P

    成果発表(続き)

  • 14時40分
    ~15時30分

    閉講式

  • 15時30分
    ~16時

    協議会主催プログラム

講師紹介

プロデューサー 兼 講師

たかえす いさお

高江洲 勲

所属

三井物産セキュアディレクション株式会社

プロフィール文

シニアプロフェッショナル。情報処理安全確保支援士。CISSP。
AIセキュリティに着目し、機械学習アルゴリズムの脆弱性に関する研究や、機械学習を用いたセキュリティタスク自動化の研究を行っている。研究成果は、世界的に著名なハッカーカンファレンスであるBlack Hat Arsenal(ASIA, USA, EURO)やDEFCON Demo Labs/AI Village、CODE BLUE(メインセッション、Blue-Box、CyberTAMAGO)、BSides(Tokyo, Singapore)、AVTOKYO等で発表している。近年はセキュリティ・キャンプ(2019年より講師、また2022年からは講師兼プロデューサーとして参画)やSECCONワークショップの講師、国際的なハッカーカンファレンスであるHack In The BoxのAIセキュリティ・コンペティションで審査員を務める等、教育にも力を入れている。

講師

いとう みちあき

伊東 道明

所属

株式会社ChillStack

プロフィール文

代表取締役CEO
長年AI・セキュリティ領域の研究に従事し、国際学会IEEE CSPA2018にて最優秀論文賞、IPAセキュリティキャンプ・アワード2018 最優秀賞を受賞している。 自身が国際セキュリティコンテストでの優勝経験をもち、セキュリティキャンプにて講師として人材育成にも携わっている。様々な研究開発の経験を経て2018年にChillStackを創業。Forbes 30 U30 Asia 2025 AI部門に選出。「高リスク分野のための機械学習」翻訳。

応募資格を満たさない方

下記の事項に1つでも該当する方はセキュリティ・キャンプ2026コネクトへの応募をお断りいたします。

  • 【要件2】の年齢要件を満たさない
  • 学生、生徒でない
  • 海外在住である
  • 海外所在の学校に在籍する学生
  • 【要件4】に記載の期間のうち、1日でも参加できない日がある

応募方法

エントリー

応募にあたっての注意事項をお読みになり、エントリーページから応募してください。
(注釈)複数クラスを併願することはできません。

エントリーページには外部サービス(WEBCAS)を利用しています。

応募課題の提出

応募したクラスの応募課題について、課題回答ページから提出してください。

  • 【注意】
    • 応募課題回答ページのURLは、エントリー完了メール(自動送信)でお知らせします。
      エントリー完了メールはエントリー時にご記入いただいたメールアドレスに送ります。
    • クラスごとに用意された課題を確認の上、応募したクラスの応募課題回答ページから回答してください。
    • 応募課題回答には、 エントリーページで応募者自身が定めた「確認番号」と エントリー完了後に自動送信されるメール(エントリー完了メール)に記載された「回答ID」が必要です。

応募締切

セキュリティ・キャンプ コネクト参加選考にあたりましては下記の締切がございます。ご注意ください。
また、締め切り間際はアクセスが集中し、登録内容が送信できない場合があります。応募は余裕をもって行ってください。

1.エントリー締切

2026年1月6日(火曜日)23時59分(JST)まで

2.応募課題回答提出締切

2026年1月13日(火曜日)23時59分(JST)まで

選考通過者の発表

2026年1月22日(木曜日)発表予定です

注意事項

  • 事務局からのメール連絡は、右記のドメイン(@mail3.webcas.net または @ipa.go.jp)から行いますので、受信制限をかけている方は必ず解除してください。
  • 応募者は、会場に持ち込み可能なパソコンを所持し、開催前の事前準備および開催期間中に演習の必要に応じて十分なストレージ容量を確保できるようにしてください。
  • 応募は必ず応募者ご自身が行ってください。
  • 参加が決定された方には、応募条件を満たすことを証明する書類(学生証のコピーや学校が発行する在籍証明書等)、参加誓約書(参加規程を遵守する旨の誓約)、その他主催者が必要と定める書類を提出していただきます。
  • 講義を主催者側が撮影・記録させていただく場合がございます。撮影した講義の動画等は、後日配信される可能性があることをご了承ください。
  • また、セキュリティ・キャンプ参加時間中の様子を撮影させていただく場合がございます。撮影した写真及び動画(参加者が被写体となったものを含みます)は、キャンプ事業の広報活動や技術啓発等を目的として、HP上での開催報告やその他資料として活用(外部への公開を含みます)させていただきます。
  • セキュリティ・キャンプ参加前・期間中・終了後に、マスコミ各社による取材活動が行われることがあります。参加者の皆様の氏名・学校・顔写真等の情報や、キャンプ参加時の様子が各メディアにて放送・掲載される場合があります。
  • セキュリティ・キャンプ参加前・参加時間中・終了後に、参加者の方からいただいたご連絡先(電話番号、メールアドレス等)に、取材のためIPAからご連絡させていただく場合があります。
  • キャンプ期間中における受講生の飲酒・喫煙は、禁止します。
  • セキュリティ・キャンプ終了後1週間程度の間に、参加者の方には、修了課題・事後アンケートをご提出いただきます。(全員提出必須)
  • 以下の目的のために、応募者・参加者の氏名、住所、メールアドレス等を本行事の共同主催者である、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会と共有いたします。
  • 一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会ホームページ
    1. セキュリティ・キャンプ事業の成果、並びに修了生のフォローアップを目的として、キャンプ終了後、定期的に、修了生(コネクトの参加者)に対して、IPAからアンケート(事業への感想や修了後の活動状況等をお聞きする予定です)を実施いたします。
    2. 応募者・参加者に対して、セキュリティ・キャンプに関わるイベントなどの関連行事の情報やIPAおよびセキュリティ・キャンプ協議会からのお知らせを随時配信いたします。

お問い合わせ先

お問い合わせは、メールで受け付けます。以下のメールアドレスまでご連絡ください。
回答はお問い合わせの翌営業日から起算して3営業日以内を目途としていますが、内容によってそれ以上の日数がかかる場合もあります。あらかじめご了承ください。

IPAセキュリティ・キャンプ事務局

  • E-mail

    iac-campアットマークipa.go.jp

更新履歴

  • 2025年12月3日

    ページを公開しました