デジタル人材の育成
勝屋 久(Venture BEAT Project主宰)
チーフクリエータ
齋藤 創太(筑波大学 情報学群情報メディア創成学類三年)
コクリエータ
なし
何時の時代であれ、誰しも自分の好きなコンテンツを見つけられれば幸せになれるだろう。
そのようなコンテンツを世界に増やすには、自分の嗜好にあったコンテンツがコンテンツ全体に占める割合を増やす、もしくはコンテンツ全体の数を増加させることが必要となる。そしてそれを享受するためには、各人がそれらのコンテンツを発見出来なければならない。
コンテンツを見つけることについては、多数のコンテンツを取り扱うサービス(Amazon、ニコニコ動画、はてなブックマークなど)に付加されているレコメンド機能(コンテンツの推薦機能)などの解決方法が提示されている。しかし、自分の好きなコンテンツを世の中に増やすことについては、有効な解決策が提示されていないように思う。
近年、コンテンツの市場規模が増え、コンテンツ需要の高まりが伺える。それと共にニコニコ動画やpixivなどのCGM(Consumer Generated Media)の会員数が大幅に増え、UGC(User Created Content)が受け入れられる土壌が整ってきている。よってUGCの創造を支援するシステムがあれば、コンテンツは今以上に増えると考えられる。では、何を支援すればUGCの創造は増えるだろうか?
コンテンツに限らず創ること、創造を行うにはアイデアが必要である。料理、小説、音楽、技術など、どれを創るにしてもアイデアが必要となることは変わらない。そしてそれらのアイデアを実現するにはヒト・モノ・カネ・情報といったリソースが必要である。しかし、それら全てを個人が得るのは難しい。
そこで、アイデアの管理、アイデアの共有を通して、アイデアの創発と実現を促進するウェブサービスをここに提案する。
本提案プロジェクトはアイデアの創発と実現を促進するWebサービス構築であり、Webで個人のアイデアの蓄積・管理、Web上の人のつながりからアイデアを共有し、関連つけ、アイデアを創出を促す仕組みになっている。
市場創造及び技術的な側面においてハードルが高いと考えられるが、発想のユニークさと実用化するという強い意志を評価して、採択とした。