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未踏IT人材発掘・育成事業:2020年度採択プロジェクト概要(大渕PJ)

最終更新日:2020年6月26日

1.担当PM

 五十嵐 悠紀(明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 専任准教授)

2.採択者氏名

 大渕 雄生(筑波大学 情報学群 情報メディア創成学類)

3.採択金額

 2,736,000円

4.テーマ名

 機械学習を活用してデザインからモバイルアプリのコードを自動生成するソフトウェア

5.関連Webサイト

 なし

6.申請テーマ概要

 現在モバイルアプリの市場は急速な拡大を見せている。そんな中、自身のアイデアを活用したモバイルアプリを作成し社会問題を解決したいと考える人は少なくない。しかし、実際にアプリの開発を行うとなると相応の技能の習得が必要となり、挫折してしまう人が多くいる。また現在の日本では、技能を習得した開発者の数が不足しており、多くの企業にとっても高速なアプリケーション開発は簡単ではない。
 本プロジェクトでは、デザインとコードの対応関係に注目して、デザインを元にアプリケーションのコードを自動生成するシステムを開発する。デザインにはUIパーツの意味やレイアウト情報が含まれていないため、機械学習を活用してこれらを補う。またバージョン管理システムと連携することで、チーム開発での利便性を高め、UIとデータの紐付けのコードやサーバレスアーキテクチャとの連携をIDE上で行う仕組みにより、ビジネスロジックの自動生成も行う。これらの機能をまとめて使用できるIDEを提供し、ほとんどコードに触らなくてもアプリケーションの開発が行えるようなシステムを実現する。
 本システムにより、今まで実装力を持たなかった人によるイノベーション創出の促進が見込まれ、ひいては日本におけるベンチャー起業の促進や、新しいサービスの創出につながる。そして現在アプリケーション開発を行なっている企業においても、開発の大幅な高速化が見込まれる。

7.採択理由

 デザインとコードの対応関係に注目して、デザインを元にアプリケーションのコードを自動生成するソフトウェアの提案プロジェクトである。デザインに含まれていないコンポーネントの意味やレイアウト情報などは機械学習にて補う手法を提案している。プロトタイプもすでに実装し、現時点で7~8割の精度で動作していることを確認しており、より一般ユーザが簡便に使うために精度向上を目指して手法の改善を行っていく。二次審査でのプレゼンテーションは非常にわかりやすく、ユースケースや、プロダクトの広め方、そしてそれを実装するための技術力に至るまで、PM一同を納得させるものであった。持前のデザインセンスの良さを発揮しながら、これまでコードが書けなかったユーザ層が手軽にアプリを作ることができるように頑張って欲しい。

更新履歴

2020年6月26日 2020年度採択プロジェクト概要(大渕PJ)を掲載しました。

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