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未踏IT人材発掘・育成事業:2017年度採択プロジェクト概要(神原PJ)

最終更新日:2017年6月26日

1.担当PM

 石黒 浩(いしぐろ ひろし)
 ・大阪大学 大学院基礎工学研究科 システム創成専攻 教授(特別教授)
 ・ATR石黒浩特別研究室室長(ATRフェロー)

2.採択者氏名

 神原 志帆(Cantas inc.代表/東京大学 文学部 思想文化学科)
 山形 敢太(東京大学 大学院)

3.採択金額

 2,304,000円

4.テーマ名

 生体情報を用いてパーソナライズされた要約の自動作成システムの開発

5.関連Webサイト

 なし

6.申請テーマ概要

 デジタルデータ量が飛躍的に増加する現代にあって、自然言語処理技術の発達により、多くの自動要約技術が開発され実用段階にある。しかしながら、現状の要約関連技術の問題点として、以下の問題点が挙げられる。

 (1) 情報の最適な受け取り方(要素と順序)は、人によって異なるのにも関わらず、誰にでも同じような要約が表示される。
 (2) テキスト情報のみを対象とし、画像といった、テキスト以外のWebページの要素を含んだ要約は行えない。
 (3) 同一テーマを扱っているにも関わらず、URLや新聞、ブログ、ウェブサービス等でフォーマットが異なるために、それらのWebページ群を組み合わせた要約を行うことができない。

 本プロジェクトでは、「個人に最適化された要約」を自動で作り出すことを目指し、眼球・脳波・マウスポインタの動きといったパーソナルデータを利用したWebページの自動要約機能の開発を行う。具体的には、Webページを閲覧している際の視線・脳波のセンシングデータと、マウスポインタの動き、スクロール速度を統合的に分析し、人間にとっての重要度と順序を用いてWeb情報を再編成することによって作られた、「人間の身体を通じて再構築された情報」を用いた自動要約システムを開発する。さらに、あるユーザに特化した自動要約機能を他のユーザと共有できるようにすることで、他人の文章理解のプロセスを理解するという、新しいWebコミュニケーションの創出を目指していく。

7.採択理由

 Webに関してはひとかたならぬ思いがあり、面白いものを作れるポテンシャルを持っている。一方で脳波等のセンサ利用については見通しが十分たてられていないように思える。閲覧履歴を振り返るのは自分の興味を整理するようなものであるが、どこまで自分の脳内情報を再現できるかが成功の鍵だと思われる。曖昧な目的でWebを検索して自分の興味に気がついていくというような利用方法が考えられる可能性がある。

8.契約辞退

 採択者のうち、山形 敢太 氏は都合により契約締結に至りませんでした。

更新履歴

2017年6月26日 2017年度採択プロジェクト概要(神原PJ)を掲載しました。

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