デジタル人材の育成
最終更新日:2025年8月29日
近年、OT(Operational Technology)現場におけるサイバーインシデントが国内外で多数報告されています。
OTとは「モノ」を動かす技術で、発電所や製造工場、鉄道現場設備が例となります。
中でも、社会インフラや製造業を狙った攻撃が深刻な影響を与えるケースが増加しています。
サイバー攻撃への対応は専門部署だけではなく、現場で働く従業員を含む全従業員がサイバー攻撃の意識を持つことが必要不可欠です。そこで、さまざまな業界・業種から参加する研修メンバーの中でも、OT現場にセキュリティ課題を抱えるメンバーが集まり、プロジェクト【OT現場に「サイバー攻撃」の意識をすりこみたい】を立ち上げました。
本漫画は、実際に発生したOT現場へのサイバー攻撃事案を基に作成した事例漫画です。休憩所や事務所で目につく場所に掲示していただくことで、「セキュリティを考えるきっかけ」になります。本漫画では、「実際にこんなサイバー攻撃が起きているんだ」と、まず知ってもらうことを重視しています。セキュリティに関する知識がない方でも読んでもらえるように、専門用語は避け、親しみやすく、共感しやすい表現で描いています。多くの現場では、セキュリティは「自分には関係ない」、「専門部署が対応すること」と考えられていますが、組織全体で対応していくことが重要です。この漫画を読んでもらい、「サイバー攻撃」の意識をもち、自分ごととして捉えてもらうきっかけになれば幸いです。
2025年8月29日
「OT現場に「サイバー攻撃」の意識をすりこみたい」を公開しました。