デジタル人材の育成
65社76名の受講生が、約25のプロジェクトに取り組みました。
この内、5つについてご紹介します。
なお、中核人材育成プログラム 卒業プロジェクトについては、ICSCoE REPORT Vol.3でも特集しております
経営層から現場までをターゲットに、セキュリティ投資を活性化させるための啓発について検討しました。企業のセキュリティをオーケストラの世界に例え、セキュリティに関する重要なメッセージを10に絞って、わかりやすく伝える媒体を作成しました。
サイバーセキュリティ対策では、攻撃の早期検知が重要です。
サイバー攻撃を可視化するため、制御システム用SIEM(Security Information and Event Management)を、OSS(Open Source Software)を用いて構築しました。
空港分野が重要インフラに指定され、今後ますますサイバーセキュリティを強化していく必要があります。そこで、過去に発生したセキュリティインシデントを調査し、加えてENISA(脚注1)の「Securing Smart Airports」を読み解くことで、空港や航空会社のサイバーセキュリティの強化につながるようなアウトプットを作成し、提言をまとめました。
脚注1 ENISA : European Network and Information Security Agency (欧州ネットワーク情報セキュリティ庁)
鉄鋼・アルミ業界の7社9名が結集し、さらにはチームメンバーの本社、事業所、システム会社での経験を活かし取り組むことで、セキュリティ向上のPDCA(脚注2)を回すために必要なガイドラインなどを作成しました。
脚注2 PDCA : Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)
化学・石油・ガスプラント業界におけるサイバーセキュリティの確保という社会的要求から、経営層、IT部門、計装、現場向けなど、それぞれの層に向けた4つの成果物を作成しました。
このプロジェクトについては、ICSCoE REPORT Vol.3でも特集しております。
2018年8月10日
第1期生卒業プロジェクトを5件公開しました。