デジタル人材の育成

2024年度未踏ターゲット事業(リザバーコンピューティング技術を活用したソフトウェア開発分野)採択プロジェクト概要(黒瀧・濱田PJ)

公開日:2024年5月29日

1.担当プロジェクトマネージャー

  • 田中 剛平(名古屋工業大学 大学院工学研究科知能情報プログラム 教授)

2.採択者氏名

  • 黒瀧 悠太(GMOペパボ株式会社 SUZURI事業部 事業部 CTO)
  • 濱田 玲奈(合同会社MOR 代表/武蔵野美術大学 造形学部 通信教育課程デザイン情報学科)

3.採択金額

  • 3,779,370円

4.プロジェクト名

  • リザバーコンピューティングを用いたエッジデバイス向けデータ活用プラットフォームの開発

5.応募枠

  • 応用・実用化枠

6.関連Webサイト

  • なし

7.申請プロジェクト概要

2023年のプロジェクトで開発されたPWAソフトウェア「CanteenFlow」は、オフラインでもセンサーデバイスのデータの取得から可視化、ESNによる動作分類、データ保存までを一貫して行えるツールです。今回の目的は、このソフトウェアをエッジデバイスやIoT領域での様々なユースケースに適用可能なリザバーコンピューティングAI SaaSプラットフォームに発展させることです。目標はUIとUXの改善、複数デバイス接続機能の開発、そして継続的なアップデートを通じて、多様なユースケースに対応し価値ある体験を提供するプラットフォームの構築です。

8.採択理由

昨年度のプロジェクトで開発した、オフライン環境下でデータ取得、可視化、リザバー計算処理を行うソフトウェアを拡張し、実用化に向けたプラットフォームを開発することを目的とする。ユーザのニーズを調査してリザバー計算アプリケーションを拡充し、継続的に利用可能なAIソフトウェアサービスを構築することにより、IoTデバイス等で取得されるデータの利活用が促進されると期待される。ユーザにとって使いやすいインタフェースの開発、複数センサーの接続のための拡張、ユーザ評価を踏まえたアプリの改良などを通じて、取得データをセンサーの近くで迅速に分析できる利便性の高いソフトウェアサービスが実現され、リザバー計算の活用事例創出にも貢献すると考えられる。

更新履歴

  • 2024年5月29日

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