デジタル人材の育成
最終更新日:2023年4月7日
IT人材育成センター
イノベーション人材部
未踏実施グループ
たけうち いくお
竹内 郁雄
東京大学 名誉教授
2000年から始まった未踏事業はまさに未踏的な発展をしてきましたが、2010年代後半から形成され始めた未踏ファミリーは「ITに関する独創的な才能を発掘して花開かせるための最良の仕掛け」をさらに強化した大きな枠組です。 この枠組の中で独創的な技術をベースにした事業化・ビジネス化、あるいは社会実装・国際デファクトスダンダード化などによって日本を元気にすることを目標にして始まったのが、年齢無制限の未踏アドバンスト事業です。
門戸は、未踏的にテッキーな人々と、そういう人々の持つ独創的技術の事業化・ビジネス化や社会実装を目指す人々に広く開かれています。もちろん、未踏ファミリーの枠組ですから、未踏IT人材発掘・育成事業で伸ばした才能と技術を未踏アドバンスト事業で大きく展開させる挑戦も大歓迎です。
事業化センスを磨くために、ビジネスアドバイザー(BA)がお手伝いするのも、大きな特徴です。
なつの たけし
夏野 剛
近畿大学 特別招聘教授 情報学研究所長
日本は世界で最高のITインフラを持ち、教育レベルも高く、また個人金融資産も2,000兆円以上、上場企業の内部留保も500兆円以上と十分なおカネもある。にもかかわらず、世界でのプレゼンスは小さい。それはひとえに新しい才能の羽ばたきがアメリカや中国に劣っているからだと思います。だからこそ、いま新参者に多くの機会を与えたい。
日本の最大の課題は、どうやって優秀な才能をさらに伸ばしていくか、です。平均値の向上はもう要らない。世界で通用するソフト、世界で例のないビジネスモデル、皆の想像を上回るサービス。
世界があっと驚くような利便性をもたらしてくれるアイディアと技術を待っています。
そん たいぞう
孫 泰蔵
Mistletoe 創業者
ーー世界は自ら変えられる。
ひとりの起業家が始めたものが、多くの人の共感を得て広がり世界を変えていく。
こんな光景を何度も何度も目にしてきた僕は、先端技術を駆使し、社会課題の解決に取り組むイノベーターの絶対数を増やしたいと思っています。
「未踏アドバンスト」への応募には年齢制限はありません。世界は自ら変えられると本気で信じている子どもたち、学生、そして大人の応募をお待ちしております。
その挑戦を僕は、全力で応援していきます。
いしぐろ ひろし
石黒 浩
大阪大学 大学院基礎工学研究科 システム創成専攻 教授(特別教授)
ATR石黒浩特別研究室室長(ATRフェロー)
ソフトウェア技術、バーチャルリアリティ技術、人工知能技術、ロボット技術等を駆使する一方で、人間の性質を深く理解することにより、まだ誰も実現していない人に親和的なシステムを作る。そうした挑戦を応援したいと思います。
うるしばら しげる
漆原 茂
ウルシステムズ株式会社 代表取締役会長
ULSグループ株式会社 代表取締役社長
株式会社アークウェイ 代表取締役社長
革新的なテクノロジーでワクワクする未来社会を創ろう!
常識にとらわれず柔軟で独創的な考えを持つ技術者こそが、これからの世の中の主役です。
尖った技術で未来に挑戦していくチームを、全力で応援します。
しゅどう かずゆき
首藤 一幸
京都大学 学術情報メディアセンター 教授
2006年からスタートアップの取締役CTO、2009年からは大学教員と並行してIPA未踏のプロジェクトマネージャーを務めました。プロジェクトにおいて、情熱や思い、能力、そしてテーマ、そのどれが重要か?いまだ答えは出ませんが、提案者の思いを成就してもらえるよう、サポートします。世の中をこうしてやりたい、という思いのこもった御提案を楽しみにしています。
はらだ たつや
原田 達也
東京大学 先端科学技術研究センター 教授
現在、人工知能の基盤となる深層ニューラルネットワークが流行っていますが、そのほとんどの技術は20年以上前に提案されたものです。
これがブレークしたのは、計算機パワーや高品位のデータがアルゴリズムに追いついただけではなく、冬の時代においてもその可能性を信じて続けてきた人がいたからに他なりません。
無暗に流行に流されることなく骨太のチャレンジをし続けられるスピリットを持った人を歓迎します。
ひらの ゆたか
平野 豊
平野リサーチラボ 代表
急激な社会のデジタル化の進展や、AI、ロボット、ブロックチェーン、IoTなどの技術の進展と相まって、COVID19感染症による社会・生活様式の転換など、今、まさに大きな時代の転換点を迎えていると思います。
一方、少子高齢化の更なる進展や人手不足、過疎地の交通問題や格差の拡大など、社会課題も山積しています。
新たな技術を活用して社会課題や人々の生活の課題を解決し、新しいビジネスに繋げられるような活動を支援し、ひいては、日本を、創業者スピリットを持った人が多く輩出されて新たなビジネスが多く生み出され、社会が活性化していくような国となるお手伝いを少しでもさせて頂ければ、と思っています。
ふじい あきひと
藤井 彰人
KDDI Digital Divergence Holdings株式会社 代表取締役社長
KDDI株式会社 執行役員 ソリューション事業本部 グループ戦略本部 副本部長
コンピュータの登場から Internet, Web, Smart Device, Cloud, IoTそして5Gへと、テクノロジーの発展とともに世界のあらゆるモノやサービスがつながり、ライフスタイルやワークスタイルそしてビジネスに大きな変化を起こしています。 このような「変化の時代」は大きなチャンスです。
様々なテクノロジーを駆使し、斬新なアイデアで新たな価値を提供し、将来の大きな事業にまでつなげたいという、皆さんのアツいチャンレンジをお待ちしております。
未踏アドバンスト事業において、皆さんの熱量に溢れたチャレンジをサポートできること、楽しみにしています。一緒に世界をかえましょう!
Nothing Ventured, Nothing Gained. Think Big, Have Fun!
みき ひろふみ
三木 寛文
MKマネジメント株式会社 代表取締役社長
我々が生きている現代は、AI、自動運転、ロボティクスをはじめとするテクノロジーの進化によって人と社会に劇的な変革がもたらされる、まさに歴史の転換点であると言えます。
そのような時代に受け身になることなく、積極的に人と社会の変化を受け入れ、より良いカタチに情熱をもってチャレンジする、前人未到のアイデア、テクノロジー、起業家を手厚く支援していきます。また、この取り組みが日本の産業競争力強化につながるエコシステムとなるべく、プロジェクトマネージャーとして貢献していきたいと思います。
皆さんの情熱あふれる未知へのチャレンジ、応募を期待しています!
おおさわ こうじ
大澤 弘治
Global Catalyst Partners マネージング・ディレクター兼共同創設者
Global Catalyst Partners Japan マネージング・ディレクター兼共同創設者
1993年から23年間、シリコンバレーでベンチャー投資の仕事をしてきました。イノベーションのメッカであるシリコンバレーで感じた事は、シンプルに「世界各地から多くの優秀な人材が集い、すごい数のベンチャー企業が起業される。」という事と「日本のプレゼンスの低下」です。
革新的なアイディア・技術に対する挑戦者の母集団が大きい事が、イノベーション創出の第一歩と言えます。未踏アドバンスト事業を通じて、優秀な挑戦者をサポートさせて頂き、日本のイノベーション活性化にむけた母集団の拡大に少しでも貢献出来ればと願っています。
くちい じゅん
久池井 淳
一般社団法人未踏 理事
株式会社マクニカ Senior Advisor
フェアリーデバイセズ株式会社 執行役員COO/フューチャリスト
エンジニアが欲しい!必要だ!と思ったプロダクトは、突き詰めて作れば、必ず皆さんと同じような性質の人に受け入れられます。
突き詰めたプロダクトはちょっと使い方・見せ方を変えるだけで、皆さん以外にも必要としている人たちを見つけることが出来、より多くの人に受け入れてもらえます。
そういうプロダクトの横展開先を探すお手伝いをビジネスアドバイザーとしてさせていただきます。
まず自分にニーズのあるプロダクトを突き詰めていきましょう!
さめじま まさひろ
鮫島 正洋
弁護士法人内田・鮫島法律事務所 代表パートナー弁護士
知財戦略はテックベンチャーのバリュエーションのみならず、資金調達可能性に大きな影響を与えます。
特許については、概念が事業化される前のアーリーステージで出願されていることが望ましいため、スタートアップといえども喫緊の課題となります。
このたびはアドバイザーとして、知財戦略やそれにまつわる法務(NDAや共同開発契約のレビューなどの技術関連契約)についてお手伝いさせていただければ嬉しく思います。
たかの よしのり
髙野 芳徳
弁護士法人内田・鮫島法律事務所 弁護士・弁理士
事業化を目指す者にとって、その初期段階で大きな費用(特許費用)を捻出することは大変なことです。
その一方で、特許出願は初期段階で行うことによって広い権利を取得できる可能性が高まります。パートナー企業との連携を検討する場面(ビジネス上の契約を検討する場面)でも、予め特許出願をしておくことによって、将来のパートナー企業との連携強化を図ることが可能になります。
知財戦略を怠ったが故に、本来勝つべき者が勝てなくなってしまうことは回避しなければなりません。
未踏アドバンストにチャレンジしてくれた皆さんとともに議論し、成功に向けて最大のアウトプットを出せるよう、サポートさせていただきます。
ふじた たつろう
藤田 達郎
弁護士法人内田・鮫島法律事務所 弁護士
アーリーステージでは、自社プロダクトを開発することに最もエネルギーが注がれるため、知財戦略の検討は二の次になってしまいがちです。ただ、ご相談に来ていただいたときには、「もうちょっと早く来てくれれば・・・」という状況も多々あります。ちょっとした内容でも相談いただければ、そのような状況を回避できる確率は格段に高まります。
また、知財戦略の検討は、単に特許出願をする・しないを検討するのではなく、自社技術の真の強みはどこにあるか、事業をどのように展開していくべきかといった技術的・経営的観点を踏まえて行っていきますので、未踏アドバンストの皆様にとって有益な議論ができると思っています。
皆様と一緒に議論できることを楽しみにしております!
みぞた なお
溝田 尚
弁護士法人内田・鮫島法律事務所 弁護士・弁理士
「知財戦略」と言っても、多くの方にはその目的や効果がわかりづらいため、十分な検討がなされないままに事業を進めてしまうことがあります。
しかし、革新的な技術開発に挑むスタートアップであれば、知財戦略は避けて通れないものです。早い段階で検討に着手するべき問題であり、さらには、その知財活動を継続させることも重要です。
その道のりは思うようにいかないこともありますが、未踏アドバンスト事業を通じて新たな挑戦をしようとする皆様のお力になれるよう、知財・法務の面でサポートさせていただきます。
たかたま しゅんすけ
高玉 峻介
弁護士法人内田・鮫島法律事務所 弁護士
知財はビジネスに切り込むための剣であり、身を守るための鎧であり、時には見初められるためのドレスにもなる非常に大事なものです。……などと頭ではわかっていても知財戦略は非常に面倒くさい。おまけに特許を取得するまでには少なからぬ金銭的負担もかかります。
そのような大事だけれどもとっつきにくい知財の領域をいかにマネージメントするかが差のつくポイントであり、スタートアップが成功するための鍵の一つでもあります。
私は知財・法律の専門家として、未踏アドバンストの皆さんと活発に議論を交わし、皆さんが自己の強みを最大限に活かして成功を実現できるようご協力いたします。
2022年12月16日
2023年度未踏アドバンスト事業プロジェクトマネージャー・ビジネスアドバイザーを公開しました。
2023年1月6日
各プロジェクトマネージャーからの動画メッセージを追加しました。
2023年4月7日
ビジネスアドバイザーに溝田氏、高玉氏のプロフィールを追加しました。