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未踏アドバンスト事業:2021年度実施プロジェクト概要(森・周・藤澤・吉田PJ)

最終更新日:2021年7月5日

1.担当PM

藤井 彰人
 ・KDDI株式会社 執行役員 ソリューション事業本部 サービス企画開発本部長

2. 採択者氏名

森 啓太(中外製薬株式会社)
周 静芳(東京大学大学院 工学系研究科、株式会社リクルート)
藤澤 峰登(東京大学 医学部医学科)
吉田 恵梨子(東京大学大学院 医学系研究科)

3.契約金額

10,000,000円

4.プロジェクト名

低コスト・高成功率な自動体外受精ロボットEmbrioの開発

5.関連Webサイト

なし

6.実施プロジェクト概要

 世界中で不妊治療人口が増えており、不妊治療の最終プロセスである体外受精の重要性が増している。しかし、体外受精は治療費の高さ、成功率の低さ、通院頻度の高さから患者、特に女性側に大きな負担となり社会課題となっている。患者の負担を減らす鍵は成功率だが、医療提供者にとって体外受精成功率の維持・向上は容易ではない。体外受精には、小さく傷つきやすい卵子や受精卵などの生体を手作業で扱う高度な技術が要求され、クリニックは技術に習熟した人材の確保とミスのないオペレーションを要求される。
 本プロジェクトでは、自動体外受精ロボットを開発することにより、クリニックが低コスト・高成功率な体外受精を提供することをサポートする。未踏アドバンスト期間中に自動体外受精の検証実験を行い、臨床研究をスタートして実業化することを目指す。

7.採択理由

 結婚・出産年齢の高齢化などにより、先進国を中心に不妊治療のニーズが大きく拡大し、社会問題にまで発展していることは、みなさまご存知のことだろう。ただ、不妊治療の最終段階である体外受精が、日本国内でも45万件を超えており、今や日本の16人に1人は体外受精により生まれていることはご存知だろうか。本プロジェクトは、不妊治療の最終段階である体外受精において、低コストかつ高い成功率を実現する体外受精装置及びプロセスの提供を目指すプロジェクトである。不妊治療患者の負担軽減だけでなく、ハイレベルな胚培養室を維持しなければならない医療従事者側の負担をも軽減できるシステムを提案している。単に社会的な意義だけでなく、医療従事現場の声を集めビジネスとしての発展性も検討されており、世界的に見てもユニークな提案であるため、本プロジェクトを採択した。メンバーの事業化への意識も大変高く、未踏アドバンストを通して、ぜひとも世界中に笑顔を届けられるプロジェクトへと成長してもらいたいと考えている。

更新履歴

2021年7月5日 2021年度実施プロジェクト概要(森・周・藤澤・吉田PJ)を掲載しました。

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