HOME未踏/セキュリティ・キャンプ未踏事業未踏アドバンスト事業:2020年度実施プロジェクト概要(松藤・佐藤PJ)

本文を印刷する

未踏/セキュリティ・キャンプ

未踏アドバンスト事業:2020年度実施プロジェクト概要(松藤・佐藤PJ)

最終更新日:2020年11月5日

1.担当PM

漆原 茂
 ・ウルシステムズ株式会社 代表取締役社長
 ・ULSグループ株式会社 代表取締役社長

2. 採択者氏名

松藤 圭亮(東京大学 工学部電気電子工学科)
佐藤 浩太郎(東京大学 工学部計数工学科数理情報工学コース)

3.契約金額

10,000,000円

4.プロジェクト名

電気自動車をエネルギーストレージ化する充放電システムYanekaraの開発

5.関連Webサイト

6.実施プロジェクト概要

 2030年までに100万台を超える電気自動車(EV)が国内に普及すると予測されている。EVは車であると同時に蓄電池でもある。もし卸電力市場の変動に合わせてEVを充放電できれば、EVに蓄えた電力を収益化できる。また充放電のパワーを秒刻みで制御できれば、電力システム全体の需給バランスを調整できる。これは再生可能エネルギーが主力となるこれからの時代に欠かせない技術である。しかしこれまで、低コストで制御性に優れたEV充放電システムがなかったため、EVは蓄電池としての価値を発揮できなかった。
 本プロジェクトでは、EVを蓄電池化する充放電システムYanekaraを開発する。期間中は、EV保有企業の事業所にYanekaraシステムを構築し、卸電力市場からの電力調達コストを最小化するように充放電を制御する。既存の充放電システムに比べ、EV保有企業にとっての費用対効果をどれほど改善できるのか、物流・通勤などの用途毎に検証する。同時に、電気事業者と協力して、電力システムの需給調整に関する技術実証も行う。

7.採択理由

 EV時代を見越して充放電を効率的に行うシステムに挑戦するという野心的なプロジェクトである。電力の需給という大きな市場を狙っており、サステイナブルな未来への貢献が期待できる。技術的にも未踏性が高く、差別化もできている。
若い二人の意気込みと意欲的な提案内容を高く評価し、採択した。
 電力の需給は、大企業が支配し複雑なしがらみのある市場だが、このチームならではの技術と機動性を活かして、大きな成長を期待したい。実際、事業化には大きな困難が伴い時間もかかると想定される。本プロジェクトでは、なるべく早めに大企業への導入評価を行うことで技術開発だけに終わってしまわないよう指導していく。

更新履歴

2020年11月6日 2020年度実施プロジェクト概要(松藤・佐藤PJ)の掲載情報を更新しました。
2020年 7月6日 2020年度実施プロジェクト概要(松藤・佐藤PJ)を掲載しました。

未踏/セキュリティ・キャンプ