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未踏IT人材発掘・育成事業:2021年度採択プロジェクト概要(伊藤PJ)

最終更新日:2021年6月25日

1.担当PM

 首藤 一幸(東京工業大学 情報理工学院 准教授)

2.採択者氏名

 伊藤 優太(筑波大学 情報理工学位プログラム)

3.採択金額

 2,736,000円

4.テーマ名

 スマートグラスではじめる日頃のヘルスケアの新常識

5.関連Webサイト

 なし

6.申請テーマ概要

 少子高齢化やCOVID-19の影響により医療現場のリソース不足が問題視されている中で、近年ヘルスケアデバイスを用いた予防医療が注目されている。ヘルスケアデバイスを用いた予防医療は、常時インターネット接続されたデバイスによって得られた情報をもとに個々の疾患への予防や健康増進の適切な方法を早期発見することを目的としており、医療や介護の現場でもヘルスケアデバイスが導入され始めている。
 ヘルスケアデバイスとして腕時計型、シューズ型など多様な形態が提案されているが、ヘルスケアデバイスとして求められていることは「有用な数多くの情報を取得できること」「日頃から身に着けられること」であると考えられる。まず、前者の観点から考えると、顔は心拍や体温といった情報に加え、顔筋の動きや姿勢といった有用な項目が計測可能である。次に後者の観点から顔に装着するデバイスを検討すると、ヘルスケアデバイスとして適している形態はメガネなのではないかと考えられる。しかし、従来形状のメガネでは鼻と耳で支えるデバイスであるため重量を重くできず、搭載可能なセンシング用ICの種類が限られるという問題がある。
 そこで本プロジェクトでは、メガネの構造を一から再設計し、メガネとしての安定性を考慮しつつ、大量のセンシング用ICを載せることにより、様々な生体データ、環境データを取得可能にする。
 本プロジェクトの目的は予防医療を前提としたヘルスケアデバイスとしてのスマートグラスを開発し、ユーザがデバイスの存在を強く意識することなくヘルスケアの体験を享受し、健康寿命を延伸することである。そのために、スマートグラスの実装、センシングしたデータを基にした行動変容提示アプリケーションの実装を行う。

7.採択理由

 ヘルスケアのためのメガネ型デバイスを開発する。様々なセンサを搭載したメガネ型デバイスで身体と環境の状況を計測し、それに基づいて、ソフトウェアで生活や行動の改善提案を行う。
 まず、かつてないくらいセンサてんこ盛りのメガネ型デバイスを開発する目論見であり、この時点で非常に野心的である。ソフトウェアについても、利用者にどういうアドバイスをするか、いくらでも工夫や研究の余地がある。かつてないデバイスを楽しみにしている。

更新履歴

 2021年6月25日 2021年度採択プロジェクト概要(伊藤PJ)を掲載しました。

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