デジタル人材の育成

セキュリティ・ジュニアキャンプ2023 講義一覧

  • セキュリティ・ジュニアキャンプ2023

共通講義

  • K1『ナッジの活用と悪用について』

    担当講師
    分野・キーワード
    • 行動科学
    • ナッジ
    講義概要

    行動科学の知見を用いて行動変容を促すナッジの活用が進んでいます。本講義ではより良い行動をとれるように促す活用事例や最新の研究を紹介しつつ、近年盛んに議論されているナッジの悪用やパーソナライズド・ナッジについて触れながら、サイバーセキュリティにナッジを適用するメリットや可能性を議論します。

  • K2『VR/MR/ARにおけるセキュリティとプライバシのリスクと脅威』

    担当講師
    分野・キーワード
    • VR
    • MR
    • AR
    • XR
    • プライバシー
    講義概要
    • VRや MR,AR といった技術は,それらを実現するデバイス等の技術的な発展によりエンターテインメントや学術領域だけでなく,専門性の高い分野での訓練や支援用途を始めとして広く社会に浸透を始めている.これまで新たな技術要素が社会に展開されるに従い,そのセキュリティやプライバシの脅威とリスクが議論されてきていたが,VR/MR/AR 分野においては,特定の用途に限ったリスクやその対策についてはいくつか研究されてきていたが,その脅威とリスクを網羅的に整理した議論がされてこなかった.本講義ではVR/MR/AR 技術とその展開の現状とともにそこに起こりうる脅威とリスクを既存のデバイス等で起こりうる脅威・リスクと新たに VR/MR/AR において起こりうる脅威・リスクに分けて整理をし,あらたな技術開発の必要性について検討する.
  • K3『サイバーセキュリティと国際政治』

    担当講師
    分野・キーワード
    • 国際政治
    • 法律
    • 制度
    講義概要

    本セッションでは、国際政治や国際的な紛争が、サイバーセキュリティに大きな影響を及ぼすことを、実例に基づき解説します。そして、サイバーセキュリティ問題の解決は、技術のみでなく、より広範な知識が求められるということを、「法や制度をハックする」という切り口を用いて解説します。セキュリティキャンプ全国大会で技術の研鑽に励まれる皆さんに、技術を身に着けることの意味を考える機会を提供できれば幸いです。

  • K4『ハッカーの倫理』

    担当講師
    分野・キーワード
    • ハッカー
    • 法律
    • 刑事
    • 民事
    • 不正アクセス
    • 不正指令電磁的記録
    • マルウェア
    • 倫理
    • 道徳
    講義概要

    サイバーセキュリティの研究や開発を実施する場合、法に関する知識は必須であり、常に意識しておかなければならない。
    本講義ではサイバーセキュリティに関係する刑事系法律の基礎的な内容として定められている事、その内容等を説明し、その後、法律面、倫理面及び道徳面の問題に触れながら、ディスカッション形式で行う。

  • G グループワーク

    担当講師
    分野・キーワード
    • グループワーク
    • テーマ
    • インタビュー
    • 議論
    • 検討
    • ハッカソン
    • 交流
    • ヒアリング
    講義概要

    グループワークはセキュリティ・キャンプ全国大会の全日程を通して行われるプログラムです。
    数人ごとのグループに分け、決められたテーマについて議論・インタビュー・検討を行います。
    グループワークは、異なるコース・トラックの参加者や、講師・チューターなどと交流する貴重なチャンスです。
    最終日には各グループで議論した内容を、発表することを予定しています。

ジュニア講義

  • J1『オリエンテーション』

    担当講師
    講義概要

    これから始まるジュニアキャンプのスケジュールの説明や、5日間過ごす上でのみなさんの疑問にお答えします。
    また、2日目以降にみなさんに取り組んでいただく開発の時間で、どのようなテーマに取り組んでいくか、一緒に考えていきましょう。

  • J2『Git実践基礎』

    担当講師
    分野・キーワード
    • バージョン管理
    • チーム開発
    講義概要

    多くのソフトウェア開発チーム(およびオープンソースプロジェクト)はバージョン管理システム、とりわけGitを導入してソフトウェア開発を行っています。これは分散型バージョン管理システムの特性やGitの持つブランチ機能が複数人でソフトウェア開発を行う上で非常に有用であるためです。本講義ではGitを用いてソフトウェア開発を行う上で必要となる基礎知識について学習します。ソフトウェア開発におけるバージョン管理の重要性、Gitの各機能の使い方、これから開発を行う上で役立つ知識などを座学を通して学習し、クイズ形式の演習を通して座学で学んだ知識を実践していただきます。

  • J3・J4『ログ分析をしてみよう』

    担当講師
    分野・キーワード
    • ログ分析
    • セキュリティ監視
    • ネットワーク
    講義概要

    皆さんは「ログ」という言葉を聞いたことはありますか。また、それを活用したことはありますか。情報セキュリティの分野では、対象のシステムの状態を確認するために、多くの場面でログの分析が行われます。この講義では情報セキュリティにおけるログの活用についての基本に触れ、ログの種類や分析方法、ログの分析を行う理由について座学と演習を通して学びます。

  • J5『Web技術入門』

    担当講師
    分野・キーワード
    • HTTP
    • HTTPS
    • Web
    • JavaScript
    • NodeJS
    講義概要

    現代では Web 技術は当たり前のように、あらゆる箇所で利用されています。
    ジュニアキャンプに参加されるみなさんも、生活のさまざまな場面でその恩恵を受けていますし、Web 技術を利用したプログラムを作ったこともあるかもしれません。
    ただ、このように生活に浸透している Web 技術は、どのように成り立っているのでしょうか?
    この講義では、OSI 参照モデルや、HTTP / HTTPS を始めとした各種プロトコルについての解説に加え、Web の世界における文献の見つけ方などについても説明します。
    難しく聞こえるかもしれませんが、この講義のすべてを、講義時間中に理解する必要はありません。
    また、なるべく理解が深まるように、適宜 NodeJS を用いた演習を用意していますので、楽しく手を動かしつつ、ポイントを抑えて学びましょう!

  • J6『開発』

    担当講師
    講義概要

    オリエンテーションや、これまでのホームルームの時間などで決定したみなさん各個人のテーマに沿って、開発作業を行います。
    この時間は講師・チューターが常駐しているため、不明点や悩んでいる点、エラーなどで困っている点があれば、すぐに聞くことができます。
    みなさんの作りたいものを一緒に形にしていきましょう!

  • J7『もくもく会』

    担当講師
    講義概要

    「もくもく会」は、プログラミング分野では「みんなでもくもくと各自の作業をする会」として認識されています。
    とはいえ、ジュニアキャンプにおけるもくもく会では、必ずしも静かに作業をする必要はありません。
    各自が必要と思う作業を、みんなで集まって行います。
    開発作業の進捗があまり良くないなと思ったら開発作業を、ある程度形になってきたのであれば説明資料の作成を、息抜きとしてリラックスしながら雑談を、など、ジュニアキャンプのカリキュラムから脱線せず、他の人の邪魔にならない範囲で自由に過ごしてください。
    また、開催時間も遅めのため、これまでのキャンプ生活で疲れが溜まっている方は休んでいただいても構いません。

  • J8・J9『開発&発表準備』

    担当講師
    講義概要

    3日目に引き続き、みなさん各個人のテーマに沿って、開発作業を行います。
    もちろんこの時間も講師・チューターが常駐しているため、不明点や悩んでいる点、エラーなどで困っている点があれば、すぐに聞くことができます。
    また、最終日には成果発表の時間があるため、成果発表用の資料作成や発表練習なども行います。