デジタル人材の育成
IT技術者にとって必要不可欠な情報セキュリティの実践的な知識を学ぶことができます。例えば、会社や大学などでコンピュータの管理を任された場合、外部からの攻撃や内部の不正利用に対する対応策を考える必要が出てきます。その際に、ここで学んだ知識を活かして、安全なサーバ構築・運用を図ることができるでしょう。
さらに、参加者同士の交流により、視野が広がることも挙げられます。情報セキュリティに関心のある同年代の参加者とともに5日間を過ごすことで、新たな情報セキュリティ分野への興味やコミュニティ活動への参加のきっかけとなるかもしれません。また、情報セキュリティ業界の第一線で活躍する講師や、過去の修了生であるチューターから得られる新たな刺激もあることでしょう。
実習でウイルスを使用する場合は、原則として講師側でのみ扱うものとし、参加者が保存および外部へ転送することができないよう、技術的対策を施します。さらに、実習中は情報セキュリティ専門の技術者が常時通信を監視する他、講義終了後は実習に用いたPC等を全て初期化します。なお、講義の中では、ネットワーク上の倫理についても時間を割いて学んでいただきます。
プログラミングやサイバーセキュリティに興味があり、熱意を持って学びたい気持ちが一番大切です。
その上で、まだ自分の知識や経験が少ないと思う方でも、LinuxやWindowsのGUI操作および基本的なコマンドラインの操作や簡単なプログラミングができる方であれば参加できます。
用意された講義の中に、非常に興味のある科目、あるいは一定程度を理解している科目が一つでもあれば大丈夫でしょう。情報セキュリティに興味があり、学習しようという意欲のある方であれば、まずは応募してみることをお勧めします。
ただし、講義によって参加者に求められる技術レベルが違いますので、各講義内容をよく読んで応募してください。なお、参加が決定した方にはキャンプ開始までの間、ご自宅での事前学習をお願いし、スムーズにキャンプに参加できるように配慮しています。
今までに情報セキュリティ関連の作業をする機会がなかったのであれば、応募しようと考えた「いま」が作業を始めるチャンスです。セキュリティ・キャンプでは、きちんと「手を動かすこと」のできる人、そして、その結果を広く「周知する努力」ができる人を大切にしています。
セキュリティ・ジュニアキャンプ2023は、受講費用のほか、交通費、宿泊費(講義期間中の食事の提供含む)とも無料です。
ご自宅から会場までの往復の交通費をお支払いいたしますが、IPAの規定に沿った算出方法で決定したルート・金額となりますことあらかじめご承知おきください。
本事業が2023年度の事業であり、本年度内(2024年3月31日時点)で満15歳以下の方を対象とするためです。本大会のセキュリティ・ジュニアキャンプは、募集対象を学校教育段階の生徒・児童と規定しています。
本年度内(2024年3月31日時点)で満16歳以上の方には、セキュリティ・キャンプ全国大会(2024年3月31日時点で満22歳以下)、セキュリティ・ネクストキャンプ(2024年3月31日時点で満25歳以下)があります(年齢以外の応募資格条件あり)。
小中学生の参加を想定しておりますが、下限はございません。書類審査に通過した方はご参加いただけます。ただし、自宅と会場間の往復は参加者個人の責任で行っていただきますので、必要に応じて保護者の方が付き添うなどのご対応をお願いします。なお、参加者ご本人以外の宿泊費・交通費等は自己負担となりますので、予めご了承ください。
審査において重視しているポイントは以下のとおりです。
(1)選考課題にどれだけ向き合ってくれたか
(2)積極的に学ぶ意欲があるかどうか
(3)自分が知らない技術などに興味を持って取り組むことができるかどうか
(4)学んだ技術などを何に役立てたいと考えているか
応募は可能です。ただし、取り扱いについては選考の際に判断させていただきます。
4泊5日という短いキャンプ期間を有意義なものとするため、参加が決まった方には、前提知識としてお読みいただきたい書籍やWebサイトなどを担当講師が紹介し、事前学習をしていただく予定です。当日までの学習面に不安がある方でも安心してご参加いただけるように配慮しています。
連絡はSNSを利用して行います。自宅での通信環境は参加者ご自身が用意するものとします。
個人単位、またはグループ単位で取り組んでいただく予定です。
講義を実施する会場と同じ建物内で予定しています(クロス・ウェーブ府中)。なお、宿泊する部屋はシングルルームもしくはツインルーム(各部屋内にバス・トイレあり)を予定しています。また、各部屋ではインターネットの利用が可能です。その他、館内設備の詳細は、クロス・ウェーブ府中のホームページをご覧ください。
毎食、講義を実施する会場と同じ建物内で予定しています(クロス・ウェーブ府中)。
食物アレルギーによる食事メニューの考慮は個人別に対応します。
参加者の安全確保のため、原則として外出は認めません。1日1回、主催者の引率の下、指定された時間に近隣の小売店への買出しのための外出を認める予定です。
主催者の付き添いの下、会場近辺の医療施設にお連れします。参加者の方は、必ず保険証をご持参ください。なお、治療にかかる費用は、参加者の負担とさせていただきます。
参加者はご自身の体調に関する報告書を主催者へ提出していただきます。キャンプの参加に耐えられないと主催者が判断した場合は、参加をお断りします。また、キャンプ参加中に体調が悪くなった場合は、途中帰宅していただくこともありますので、予めご了承ください。
保護者の方、一般の方のご見学はお断りしています。ご理解の程、お願いいたします。