社会・産業のデジタル変革
最終更新日:2020年12月23日
レガシー(遺産)という言葉は有効なものという意味で捉えられていますが、ここでは負の遺産という考えです。過去においては有効であったが、環境の変化により足枷となるものという意味です。
例えば、以下のようなものです。
・「生産現場の状況が見えない」
現場任せの生産計画や生産実績、古い生産設備や人付き作業の状況把握。
・古い製造設備
古いから、と経営者も従業員もあきらめてしまう。
・業界全体のアナログ文化
発注元からのアナログ指示や共通化されていないEDI、紙図面、古い記憶媒体(FD等)の利用。
・製造ラインでの古いIT機器
主にセキュリティーアップデートが受けられなくなった古いPCなど。
・大企業の既存サプライチェーン
コスト低減、値下げへの圧力、コスト増や品質アップがあっても、価格に転嫁が難しいなど、下請け的な構造
・属人化したノウハウ
・製造現場に任せたカイゼン文化
など