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ドローンビジネスのスタートアップとアーキテクチャ イベントレポート

公開日:2021年3月19日

デジタルアーキテクチャ・デザインセンター

DADCでは、2021年3月4日(木曜日)にVenture Café Tokyoが主催するThursday Gatheringで、「ドローンビジネスのスタートアップとアーキテクチャ」と題したオンラインセッションを開催しました。

当日は多くの方にご聴講いただき、ドローンビジネスやアーキテクチャに対する関心の高さが窺えました。

当セッションは次のDADCのYouTubeでご視聴いただけますが、内容を簡単にご紹介します。

開催情報

開催概要

スピーカー(敬称略)
  • 株式会社Dron é motion 代表取締役 田口 厚
  • 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科研究員 猪股 涼也
  • DADC 自律移動ロボットワーキンググループプログラムディレクター 南 政樹

開催日時

2021年3月4日(木曜日) 19時~20時

セッション内容

ドローンビジネスの可能性とエコシステム(南)

インターネットの発展により人自身が移動しなくても何かを移動させることができるのがドローン前提社会。そして、情報社会の次の社会を目指すのがSociety5.0。このような背景において社会はデジタルテクノロジーの進化に支えられているが、そこにはビジネスチャンスがある。

ドローンビジネスには、社会的受容性(安心安全を阻害する要因への対応)と経済合理性を生み出す仕組みという2つの大きな課題があり、その解決を考えて行く。
また、ドローンビジネスはハードだけではなくソフトウェアの競争になってきている。

ドローンスタートアップから見たドローン産業(田口)

ドローンによる地域創生に関わり、人材育成にも携わっているが、求められる人材のニーズが変化してきている。

最近は点検を軸にした自動航行のニーズが増えているが、自動航行の経験があるだけでは十分ではなく、機体をどう動かすかを理解する必要がある。
ドローン操縦が免許制になっても、扱う機体の細かい講習はより必要になり、その部分に今後ニーズが出てくる。

システムエンジニアリングでとらえるドローンビジネス(猪股)

アーキテクチャの概念は構造や関係性を設計問題して考えるもので、ドローン産業のアーキテクチャの場合、どのような要素から成り立ちそれぞれがどういう関係性になっているかさまざまな視点で見て、それらの整合性がロジカルであることを確認するということ。

異なる課題を共通の方法で解く際にアーキテクチャはどう役に立つのかという問いに対しては、一つのシステムとしてみると、それぞれの目的に対してどのような特性になるか分化して考えることができる。

ドローン×アーキテクチャ:協調領域と競争領域を踏まえたビジネス設計(南、田口、猪股)

アーキテクチャを設計することで、産業全体を育てることができる。ドローンのアーキテクチャコミュニティに多くの人に参画してほしい。 共通インフラに自分たちが参画できるメリットがあり、スタートアップにとっては良い機会。新たなルールの整備に自分の意見を反映させることができる。産業を設計として考える面白い機会であり、みんなで一緒に考えて行きたい。

セッション動画のご案内

詳しくは、セッションの動画をご覧ください。

お問い合わせ先

ドローンを含む自律移動ロボットのアーキテクチャ設計、DADCの活動に興味・関心のある方はぜひご連絡ください。

IPAデジタルアーキテクチャ・デザインセンター

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    dadc-infoアットマークipa.go.jp

更新履歴

  • 2021年3月19日

    2021年3月4日(木曜日)開催の「ドローンビジネスのスタートアップとアーキテクチ」のレポートを公開しました。