社会・産業のデジタル変革
公開日:2021年2月12日
最終更新日:2023年10月12日
デジタルアーキテクチャ・デザインセンター
DADCが考えるSociety5.0実現には、「縦の連携」「横の連携」「連携を実現するガバナンス」の3つのポイントが必要と考えています。
現在、以下のプロジェクト・スタディチームが活動しています。
社会課題解決や産業発展の恩恵をデジタル施策により全国津々浦々に行き渡らせるため、2023年度内に約10カ年のデジタルライフライン全国総合整備計画を策定します。官民で集中的に大規模な投資を行い、自動運転やAIによるイノベーションを線・面で社会実装することで働き手の賃金の向上を実現するとともに、人手不足や災害激甚化といった社会課題の解決を図ります。
将来、物流・点検・警備などの分野において、自律的に動作するドローンの活用が拡大していくことが期待されています。ドローンなどの空モビリティが利活用されるエコシステムのアーキテクチャを安全性・信頼性・社会受容性・経済性・技術・人材の観点で相乗的に高められるよう設計します。空モビリティの運用や航路に関する海外動向を踏まえながら、関係するステークホルダーと連携して検討します。
自律移動ロボットを安全かつ容易に活用していくために、分散して存在する地形・建物・気象といった空間に関連する情報を、簡単に素早く取り出すことのできる仕組みが必要になります。 本プロジェクトでは、地上・空中・地下に関する4次元時空間情報を効率的に利用できる基盤のありかたや機能、及び実現に向けた施策等を検討します。
社会のDX化促進によって様々な枠組みを超えながら協調・競争し、新たな価値を生み出していくことが産業の成長を加速するカギとなってきました。グローバルサプライチェーンの強靭化、カーボンニュートラルや、経済安全保障の為のトレーサビリティ確保、開発製造の効率化など、社会課題解決や経済成長を促し、サイバーとフィジカルが高度に融合してデジタル完結化された産業競争力のある社会システム(エコシステム)のアーキテクチャ設計に取り組みます。
金融・決済ドメインは、取引のデジタル完結による業務コストの低減や制度対応の容易化、取引データの利活用による新サービスの創出等が期待される領域です。
本プロジェクトでは、事業者間取引及び官公需取引を対象として、政府相互運用性フレームワーク(GIF)に基づくアーキテクチャの検討を行い、事業者やその取引先が利用するシステム・サービスに依存せずデジタル完結・データ利活用を可能とするエコシステムの実現を目指します。
自動車の蓄電池を先行ユースケースとして、カーボンニュートラル等の社会課題の解決を目指して、サプライチェーン全体の強靱化・最適化を実現するデータ連携の仕組み構築を検討します。
本プロジェクトでは、建設業界のDXを推進するスマートビルの普及によって、データ利活用を促進する新たな産業を創出し、人間中心の社会(Society5.0)を実現するための活動を行っています。そのために必要なアーキテクチャの設計や協調領域について提案、合意形成を図り、ガイドライン等を発行することで、スマートビルの普及を推進するとともに、業界団体の組成によって、国際競争力の向上などを目指します。
管理や運用の主体が異なる構成システムを接続して、全体としての目的を達成するSystem of Systemsにおいて、安全性・信頼性やトラストを確保しながらイノベーションを促進するための社会アーキテクチャを検討します。
Society5.0は、Cyber Physical System(CPS)かつSystem of Systems(SoS)の形式で実現されます。これら技術の恩恵を享受しつつ安全性を確保するためには、これまでにないガバナンスの在り方が求められます。本スタディチームでは、CPS、SoSの安全を実現するガバナンスの在り方について、京都大学法政策共同研究センター(CISLP)と連携し、DADCで検討中のプロジェクト等をユースケースとして具体化を図ります。
Society5.0を実現し、デジタルの恩恵の最大化を図る上で、取引のデジタル完結及びデータ利活用の社会実装とそのよりよい運用が求められます。これらを適切に実現していくためには、そのガバナンス上の諸問題を整理し、問題解決することも求められます。本スタディチームでは東京大学と連携し、DADCで検討中のプロジェクトを踏まえつつ、取引のデジタル完結およびデータ利活用の社会実装・運用に係るガバナンスの在り方について検討します。
Society5.0の世界では、CPS(Cyber Physical System)基盤上での産業を跨いだ連携によって、産業・社会の高度化と最適化が達成され、さらに、新たな産業・社会価値が創造されていきます。その実現に向けて必要となる基盤に求められる要件を明確にし、基盤としての共通アーキテクチャを産官学と連携して設計していきます。
過去に実施したプロジェクトをご紹介します。
IPAデジタルアーキテクチャ・デザインセンター
2023年10月12日
データ連携基盤を活用した蓄電池・自動車のカーボンフットプリント(CFP)運用ガイドブックページへのリンクボタンを追加しました。
2023年10月12日
サプライチェーン上のデータ連携の仕組みに関するガイドラインページへのリンクボタンを追加しました。
2023年8月31日
「金融・決済の活動について」ページへのリンクを追加しました。
2023年8月3日
記載内容を更新しました。
2022年10月4日
記載内容を更新しました。
2021年2月12日
プロジェクトの取り組みページを公開しました。