デジタル人材の育成
セキュリティ・キャンプ全国大会は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会が中心となって行っているセキュリティ・キャンプ事業のメインイベントです。
2022年は8月8日(月曜日)~8月12日(月曜日)にオンライン形式で開催します。
情報セキュリティ技術に興味を持った若者から選抜し、選抜された参加者は受講料や教材費などの負担なく参加することができます。
PCやネット環境については受講者にご用意いただく必要があります。
セキュリティ・キャンプとは、日本における将来の高度IT人材となり得る優れた人材の発掘と育成を目的とした独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の事業の一つです。
現代においては、情報セキュリティの脅威は高まる一方です。
本事業では、セキュリティ分野に興味を持ち、将来同分野で活躍したいという意志をもった若者に対して、高度な情報セキュリティ技術の習得機会を提供しています。また、モラルや法律遵守の意識、セキュリティ意識、職業意識、自立的な学習意識についても向上のための機会を提供しています。
本事業は、2004年度のスタート以来、2021年度のセキュリティ・キャンプまでで計989名の将来が有望なIT・情報セキュリティ人材を輩出しています。セキュリティ業界はもとより各方面から、高度な情報人材育成に有益なイベントとして高く評価されています。
セキュリティ・キャンプ全国大会では、アカデミアやインダストリーの第一線で活躍する業界トップの講師陣をお招きし、最新のサイバーセキュリティに関する講義を実施します。 チューターの補助を受けながら実際に手を動かして理解を深める演習が豊富なので、普通の学校の授業や自宅の自己学習では学べない内容になっています。 ネットで自己学習するにしても、どうやって取り組み始めれば良いのかわからないことも多いと思いますので、講師とチューターに直接気軽に聞けるのはすごいメリットだと思います。
キャンプでは小中校生・高専生・専門学校生・大学生・院生などが参加して同じ授業を受けますので、修了後の進学や就職などの節目に気軽にキャリアを相談しあえる仲間のつながりもできます。 受講生同士シャッフルしたチームを作って活動するグループワークの時間もありますので、立場の違う人とコミュニケーションをとりながら一緒に成果物を作り上げる機会もあります。
またセキュリティ・キャンプ全国大会では、単にセキュリティ技術を教えるだけでなく、その専門性の深掘や多様性の拡大、学ぶことへのモチベーションの育成などを重要視しています。
特に、人を幸せにするための技術が悪用されたり、技術ある人が予期せず加害者となるようなことが無いように、倫理やモラル・法律遵守の意識の醸成を非常に重要視しています。
これらのためには、良い友達を作り、良い刺激や影響を受けることが重要と思っています。
セキュリティ・キャンプ全国大会では、「同じ興味の方向性を持つ全国の仲間」ともいっぱい出会えることでしょう。ぜひ参加して、良い影響を与え合うような友達をいっぱい作ってください。
セキュリティ・キャンプ全国大会を有意義なものにするためには、あなた自身がいかに積極的に取り組むか、そしてそれを楽しむことが大切です。それができれば、限られた期間の中でも、かけがえの無い貴重な経験をすることができるでしょう。 合格決定後にオンラインの事前学習の期間を用意しています。
まだ技術に詳しくなくても、強い興味さえあれば十分成長できるチャンスがありますので、ぜひ気軽に応募してみてください。セキュリティ・キャンプ全国大会はあなたを待っています!
竹迫 良範
講師主査