デジタル人材の育成

未踏アドバンスト事業:2024年度実施プロジェクト概要(大日方・堀川PJ)

公開日:2024年6月28日

1.担当プロジェクトマネージャー

  • 漆原 茂(うるしばら しげる)
  • ウルシステムズ株式会社 代表取締役会長
  • ULSグループ株式会社 代表取締役社長
  • 株式会社アークウェイ 代表取締役社長

2. 採択者氏名

  • 大日方 伸(株式会社積彩代表取締役)
  • 堀川 淳一郎(Orange Jellies代表社員/京都工芸繊維大学特任研究員/東京大学特任研究員)

3.契約金額(税抜)

  • 15,040,000円

4.プロジェクト名

  • 生成AI型3Dプリント製造システムの開発

5.関連Webサイト

  • なし

6.プロジェクト概要

本プロジェクトでは、生成AIによる設計自動化と3Dプリントによる製造自動化を掛け合わせた革新的なモノづくりシステムの構築を目指す。
背景には、近年3Dプリントなどのデジタルファブリケーション技術が発展し、世界的に産業利用され始めていることが挙げられる。
こうしたモノづくりは、従来型の大量の部品を組み立て、製品を生み出すパラダイムから、3Dデータが製品にほぼ直結し、製造を行うという可能性と革新性を秘めている。
それに加え、生成AI技術によってこのような製造のための3Dデータを自在に作成できれば、製品レベルの品質のモノづくりに、多くの人が関わることができるサービスが可能となる。
そこで本プロジェクトでは、生成AIを活用した製造のための3Dデータ生成を行う技術基盤(アルゴリズム・ユーザーインターフェース・システム)を確立する。そして、製品レベルのクオリティを生み出すケイパビリティをすでに持つ複数の組織を巻き込むことで、具体的なモノを実例として生み出し、事業化を行う。
本プロジェクト期間中には、こうした事業を行うための技術基盤とプラットフォーム基盤を確立し、具体的なモノを実例として作成することで、複数企業とプロジェクトをスタートさせる座組の構築までを行うことを目標とする。

7.採択理由

生成AIと3Dプリンターを組み合わせた未踏的な内容で面白い。いいメンバー同士がタッグを組んでいる。有名ハイブランドとコンタクトできており、今後大きく発展する可能性がある。極めて未踏的なユニークな開発技術を持ち合わせている。この技術を使ったあっと言わせる感動的なプロダクトができるかどうかが大事。提案内容にとらわれすぎず、事業面を加速させる方向に柔軟に舵取りしていく必要があり、未踏アドバンストで大きく貢献できると考え採択した。

更新履歴

  • 2024年6月28日

    2024年度採択プロジェクト概要(大日方・堀川PJ)を掲載しました。