デジタル人材の育成
公開日:2024年6月28日
本プロジェクトでは、生成AIによる設計自動化と3Dプリントによる製造自動化を掛け合わせた革新的なモノづくりシステムの構築を目指す。
背景には、近年3Dプリントなどのデジタルファブリケーション技術が発展し、世界的に産業利用され始めていることが挙げられる。
こうしたモノづくりは、従来型の大量の部品を組み立て、製品を生み出すパラダイムから、3Dデータが製品にほぼ直結し、製造を行うという可能性と革新性を秘めている。
それに加え、生成AI技術によってこのような製造のための3Dデータを自在に作成できれば、製品レベルの品質のモノづくりに、多くの人が関わることができるサービスが可能となる。
そこで本プロジェクトでは、生成AIを活用した製造のための3Dデータ生成を行う技術基盤(アルゴリズム・ユーザーインターフェース・システム)を確立する。そして、製品レベルのクオリティを生み出すケイパビリティをすでに持つ複数の組織を巻き込むことで、具体的なモノを実例として生み出し、事業化を行う。
本プロジェクト期間中には、こうした事業を行うための技術基盤とプラットフォーム基盤を確立し、具体的なモノを実例として作成することで、複数企業とプロジェクトをスタートさせる座組の構築までを行うことを目標とする。
生成AIと3Dプリンターを組み合わせた未踏的な内容で面白い。いいメンバー同士がタッグを組んでいる。有名ハイブランドとコンタクトできており、今後大きく発展する可能性がある。極めて未踏的なユニークな開発技術を持ち合わせている。この技術を使ったあっと言わせる感動的なプロダクトができるかどうかが大事。提案内容にとらわれすぎず、事業面を加速させる方向に柔軟に舵取りしていく必要があり、未踏アドバンストで大きく貢献できると考え採択した。
2024年6月28日
2024年度採択プロジェクト概要(大日方・堀川PJ)を掲載しました。