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セキュリティ・キャンプ全国大会2023 前回レポート

  • セキュリティ・キャンプ全国大会2023 8月7日月曜日~11日金曜日にクロスウェーブ府中で開催

セキュリティ・キャンプ全国大会2022

開催概要

開催期間
2022年8月8日(月曜日)~ 8月12日(金曜日)

開催方法
オンライン

主催
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会

共催
経済産業省

後援
文部科学省
サイバーセキュリティ戦略本部
デジタル庁

開校コース
専門コース 4クラス
開発コース ゼミ4グループ+ジュニアゼミ

参加者数
専門コース40名
開発コース44名

  • 全国大会オンライン2022参加者の学校種別
    大学55名、専門学校6名
    高等専門学校8名、高等学校10名
    中学校5名
  • 参加者の年齢は12~21歳
    平均年齢18.9歳

セキュリティ・キャンプ全国大会2022に参加した感想

16歳 高等学校

参加者イメージ画像

私は、普通科の高校に入学したため、友達にはにはほとんどコンピュータに興味がある人がいませんでした。そのため、このようなコンピュータに関して専門的であったり深い話を聞いたり話したりする機会はありませんでした。
しかし、セキュリティ・キャンプでは講師の方はもちろん受講生の方も本当にレベルの高い方が多く、話しかけやすい方が多かったです。また、今までコンピュータに関して私と話が合う人はまわりにいなかったので、私と話が通じるどころか私より詳しい方と話すことができるというのはとても楽しく、また勉強になりました。
さらに、講師の方は、その道のプロフェッショナルで、そのような人の講義を聞けるのはとても貴重な体験だし、とても楽しかったです。
また、講師の方はみなさん明るく、気さくな方だったのでとても話しかけやすく安心して講義を受けることができました。

20歳 高等専門学校

参加者イメージ画像

僕はこれまで、触りたいと思った領域に手を出すフットワークの重さに対して悩みがありました。アレしたい!これしたい!という発想はよく浮かぶんですが、それをやろうというところまではなかなかいけず、「まあ、暇になったやろう…」と言ってやらないまま終わるということがよくありました。その結果、自分は狭い領域の浅い知識しかなく、新しい技術や他の領域の技術をなかなか手に入れにいけないという悩みがありました。
そんな中、今回のセキュリティキャンプでは短い期間の中で、さまざまな領域の講義を受けることができました。どの講義も講師の方々の熱量がすごく、講義時間に収まりきらない量の講義内容を用意していただきました。そのおかげで、キャンプの期間中は講義の時間に可能な限り詰め込んで、夜は同じクラスの受講生や講師の方と通話を繋いだりしながら講義中にできなかった演習をやったりして、すごく濃い時間を過ごすことができました。
それによって、今まで僕が手を出せないでいた領域に一気に触れに行って、沢山の知識と経験と感覚を得ることができました。そしてそれがこれから僕がいろんなことを学んでいくためのきっかけになってくれると僕は信じています。

22歳 大学

参加者イメージ画像

今年のキャンプで学んだことは、「今まで学んだことのない分野をどう歩いていくべきか」「現代の情報技術は、どのような部分がどのように組み合わさって構築されているのか」ということだった。
自分が参加したハードウェア魔改造ゼミは「様々な技術を広く浅く学ぶ」ことを主眼に置いていた一方、他のゼミのように「特定の技術を深く学ぶ」ということをするゼミではなかった。
したがって、他のゼミの参加者のように「特定分野の専門知識を獲得する」ことは必ずしも出来なかったが、その代わりに「様々な情報技術を扱う上で何を考えることが大事なのか」というメタ的な知見を獲得することが出来たのである。
これは、セキュリティ・キャンプという場所でなかったら他では学ぶきっかけなどほとんどない、貴重な知見であったと思う。同時に、セキュリティ・キャンプは「参加するだけで圧倒的に成長できるイベント」というものではなく、「セキュリティ・キャンプをきっかけの場として、今後もやっていくために自分のスイッチを入れるためのもの」というものであると実感している。

21歳 大学

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セキュリティ・キャンプで「AIに対する攻撃」というほとんど無知の分野において、講師陣から実践的な技術を学び、自分の成長を感じられる結果となったことが嬉しく、非常に充実した3日間+αとなった。
共通講義では、セキュリティに関して心理や倫理などの技術的側面以外の観点からも深く考えることができた。この分野は攻撃と防御が表裏一体であり、セキュリティとして防御手法を学ぶ場合は必然的に攻撃手法を学ぶことにもなってしまうため、特に不特定多数へ開かれたネットワークでは倫理感や責任感を意識する必要があると感じた。「K2 心理学の視点からセキュリティを考えてみよう」では、いわば人間らしさの話が多くあり、今後人工知能とは何かを考える際の引き出しに加わるような内容であった。
専門コースでは大きく分けて「セキュリティを考える上でのAIの活用」と「AI自体のセキュリティ」の2つの内容の講義を受けた。前者では具体例としてフェイクニュースについてを考え、ときには悪意のある偽の文章や画像について、自然言語処理的アプローチからフェイクニュースであるという判定を下すようなシステムの存在を知ることができた。この分野は、自然言語処理に関心がある自分としては大変興味深い内容であった。 フェイクニュースの問題は、インターネットなど情報分野が発展すると文章・映像問わずますます増えていくと考えられる。AIの品質という話題にもつながることであるが、人間が能動的に情報を得る場合は必ずなんらかの偏りが生まれてしまうという事実を頭の片隅に入れて、人工知能を考え、情報に接していきたい。